2022/05/21 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にガウムさんが現れました。
ガウム > 静かな山の中、朝日が差し込む明るい時間。
動物達は自分達の思いのままに過ごし、心地よい風も吹き、休むには丁度良い場所となっていた。

「・・・。」

そんな山の中、人間の居る国において、似合わない存在がそこに居た。
錆色に近い褐色の肌を持ち、まるで熊の様な体幹をする鬼が匍匐前進するかのように地面に寝そべっていた。
鋭い視線を向ける先には鹿が一頭。
鹿の目の前にはキノコが生えており、その近くには見えないように縄を設置していた。

「…喰イツケ…。」

地面と同化する様に体を土で汚し、鹿がくらいつく所を見張りながら片手に持つ縄を強く握りしめ、集中を途切れさせず、一瞬のミスを起こさないように罠を仕掛ける。

ガウム > 静かに、同化するように獲物を待ち続けると、予想通り餌に食いつく。
それと同時に縄を引っ張れば仕掛けが動き、鹿の首を絞めて捕まえる。

「カッカッ!掴マエタ…!」

土煙を立てながら立ち上がれば鹿の方に寄り、手際よく首を斬りつけて息の根を止める。
動かなくなった鹿を担ぎ、満足そうに洞窟へと帰るのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からガウムさんが去りました。