2022/04/23 のログ
アライダ > 剣戟の音が、ようやっと止んだ。

「……まったく……」

 最後まで立っていた女は、深く息を吐きだす。
 あたりには男や女の亡骸がいくつか転がっていた。
 ダンジョンを出て財宝を手にしたアライダを、賊が襲撃し、返り討ちにあった。
 それだけのこと、で、随分と気が滅入る。
 近くを流れる小川で、剣のちのりを洗い流しながら、アライダは溜息を零し、財宝を見下ろした。
 この宝にせよ、全て自分の手に入るわけではない。7割強が自分の雇い主の手中に収まる代わりに、いろいろと融通を利かせてもらっている。
 アライダは地図を紐解いた。麓に着くまでは、まだしばらくある。
 適度に寄り道をはさもうか。そう急ぐ道中でもない。
 そう考えながら、剣を収め、アライダは帰路を急いだ。
 湯治を兼ねて温泉に立ち寄るにせよ、適度な宿で足を止めるにせよ、自由気ままにやろう。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「よう、景気はどうだい」

彼女が近場の温泉に立ち寄ったとき、声をかけた男がいた。
親しそうにニヤニヤと笑いながら。腕組みを解いて手を上げてきた。
こういう形で声をかける方は、懐具合が悪くない時だ。

「ご活躍だったみたいだな」

近寄って、それとなく臀部に手を回す。
さりげなく露骨なことをするのは男の雰囲気もあって気安い。

「どうだい今晩」

アライダ > 「……誰かと思った。久しいね」
 知った顔の男が気安く笑いかけてくるのを見れば、やれやれと肩をすくめて。
「ご活躍、って程もない。いつもどおりの、ただの雇われ仕事だよ」
 誘われた話の意味がわからないほどウブでもない。

「少し疲れててね。マッサージなり何なり、丁重にもてなしてくれるんなら、宿代は持つよ。スローセックス寄りの気分だ」

露骨な手付きに気を悪くした様子はなく。相手の誘いに同行しようと。

グスタフ > 「それじゃあ…」

早速とばかりに唇を奪って、その場で彼女の服をまさぐり、脱がしていく。
ここで、と狼狽してもおかまいなく、全裸にさせて、自分も全裸になり、服を手持ちの袋に詰め込んだ。
そのまま、彼女の股座に指を突っ込み、彼女には一物を扱かせて。

そのまま歩いて、近くの宿まで行こうとする。
露骨にこれから何をするかを見せつけるように。
抵抗はあるだろうが、彼女ならと見込んで。

「君なら、こういうのも楽しめるかと思って」

大丈夫知ってる宿だからと、説得しながら連れていく。
道中、見知らぬ人たちには見られるだろうが……男はかまわなさそうだ。

アライダ > 「汗ばんでるぞ、私」
 服を脱がされれば、相手の手早い行動に僅かに目を見開き。
「ゆっくり、って言ったろ……」

 苦笑するも、そう悪いと思っている様子ではなく。通行人が自分の裸体へ視線を注ぐのを、特段恥じるでも無く。いっそ心地よさそうに視線を浴びて。
 だがまだ、濡れるほどの快楽ではなく。相手の手を軽く引っ張り、膣ではなく陰核を擦り上げるように促して。
 奥へ挿れられるのは、どろりと溶けてからのほうが気持ちがいいのだと。

 ほとんど裸体の男女が絡み合いながらやってきたのを見て、宿の受付はいくらか驚いた様子だったが、そのまま閨へと二人を案内し。

グスタフ > 「俺は、お前が汗をかいてる方が好きだぞ」

さらりと、言ってのけた。
性的対象なのか、普段の話なのかよくわからんような返答で、にやりと笑って見せる。
全く気にするなということらしい。彼女に手を引かれると不満そうに。

「出来上がってるのを食うより、まだ硬いところを、こう無理やり……」

涎を垂らしながら力説をする男は、視線に気付いて、陰核を掌で捏ね回すように大人しく変えた。
目の前の女とこれからやれるんだ、いいだろと見せびらかすのは、男にとっては気持ちのいい行為だった。
股間の様子を見れば、もうバキバキになっている。

「たまには熟れた実をかじるのもいいか」

気分よさそうに言って、宿に辿り着くまでたっぷり彼女の趣向に合わせて
気持ちいいのところを探すように全身に手を這わせた。
部屋に入ったら、壁に手をつかせて、尻を突き出させて、中が熟れるまでそれを続けて。

股間を擦り付けながら、そのままニュルンと入るように逸物が入り込んで、中を舐めるようにかき回した。

アライダ > 「硬いところを無理やりじゃ、お前は愉しくても、こっちは痛いんだよ。どうせなら気持ちよくしてくれ」
ぺちりと、たしなめるように相手の頭を軽く叩いて。

勃起しきった相手の陰茎に手を伸ばして、軽くなで上げて。
相手から、バックで壁に手をつくよう指示されれば、正面の気分ではあったが、相手の指示に従って。
相手が自分の奥へずぷりと陰茎をねじ込んでくれば、小さく声を漏らすも、熱を受け入れて。

グスタフ > 「仕方ないなぁ、今度はこっちの気分で付き合うからな」

彼女の望むまま、その夜は過ごしたとさ。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアライダさんが去りました。