2021/11/07 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアヤネさんが現れました。
アヤネ > 「助かった…山小屋があってツイてた、本当に」

すっかりと日が暮れてしまった山中、近道のつもりで街道を逸れて山中を突っ切るつもりが見事に迷子。
大した準備もないままに野営をするしかないと考えていたが運よく炭焼き小屋だろうか、山小屋を見つけることが出来る。
見つければ一応の警戒と誰か済んでいないかと確かめ、無人である事を確かめれば迷わずに中へと入り今に居たり。

「今日はここで夜は凌げるとして…明日には山を下りたいわね」

幸いに水と食料だけはあり、小屋の中の薪を勝手に使用して囲炉裏に火を起こしては暖を取り。
日さえ上がれば山を抜けるのは簡単と考え、もっと火を大きくするために薪を投げ入れては明日について考えて。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にクレイグさんが現れました。
クレイグ > 火を大きくするために薪を囲炉裏にくべていると、入ってきた小屋の入り口がぎぃっと音を立てて開く。

「ん、誰かいるのか?」

振りむけばいたのは中年の戦士、冒険者なのだろうか、腰にメイス、水袋数個に、革袋、背中には大きな盾とバックパック、黒い大きめのマントを背中に付けている。
そして中を見て、女性がいるのを確認し。

「あー、先客はお嬢さんか…中入っても良いか?
気乗りしないなら、離れるが」

頭をかきながらそんなことを言ってくる。
みればバックパックにはテントも乗っているので、断れば野営するつもりに見える。

アヤネ > 火さえ大きくしておけば仮眠中に消える事は先ず無い。
なので薪を投げ入れていたのだが、突然の扉の開く音に反射的に剣に手を伸ばし。
そして入り口を見ればいかにも冒険者風、同業と思える男性の姿を目にして。

「私の家じゃないから良いけど…変な事したら斬りますよ?」

害はなさそうだが以前に見た目を信じて痛い目を見ているので先に何もしないならと告げ。
それを守れるのならどうぞと笑みを見せて剣から手を離して。

クレイグ > 「了解、切られたくないしな、そもそもそんなつもりもないが。
歯は、お嬢さんの家じゃないのは判ってるさ、此処に炭焼き小屋があるのは知ってたんでな、使わせてもらおうと思ってきたんだな、これが」

どさりとバックパックを降ろし、マントを脱いで女性の反対側に腰を下ろす。
降ろしたバックパックを開くと、薪の束や、小型の鍋、干し肉、干し豆などを取り出し。
小鍋に入れて水袋から小鍋に水を入れ、火にかける。

「所でお嬢さん…その軽装で此処まで?」

山の中、あまり多く物を持っていない女性にそう尋ねる。

アヤネ > 「その言葉、信じるわ。
私と違ってここを目指してたんだ、もしかしたら立場が逆になってたかも」

荷物を下ろして反対に腰を下ろす男性を眺め。
自分とは違い色々と持ち歩いている様子に準備万端なのか長距離移動をしている途中なのかとみて。
男性が食事の用意を始めれば自分も荷物から干し肉を取り出し齧り。

「予定だと今頃は麓の村に着いてるはずだったの。
でも、近道のつもりが迷っちゃったの」

男性の問いかけに特に隠す事でもないかと予定。
それも迷ったせいでお流れになってこうしている事を肩を竦めて告げて。

クレイグ > 「はいよ、信じてくれてあんがとな。
かもな、途中枯木とか拾って纏めてて少し時間かかってな」

小鍋に入れた肉や豆の様子を軽く見つつ。女性の方にも視線を向け。
干し肉に感じりついているのを見ながら。

「なるほどな、慣れない山でその判断はうかつだったな。
それだけじゃ味気ないだろ、良かったら食うか?」

腰の革袋の中から小袋を取り出し、それを空けて、少女側の囲炉裏の縁に置く。
中には何種類かの干しベリーが適当に入っており、置いた後で男がその中身を適当に掴んで口に放る。

「軽くつまむのには良いと思うんだが、どうだ…飲めるなら酒もあるが」

先ほどの水袋以外に、二個ほどつけていた水袋を持ち上げて見せる、どうやらどちらも酒らしい。

アヤネ > 「襲ってくるなら直ぐに手を出してくると思っただけよ。
私は歩いてて見つけたから、その差みたい」

小鍋で肉や豆を煮こんでいる男性を見れば次はもう少し準備をと考え。
考えるんだが結局は大荷物よりも軽装で早く進んでしまおうと考えてしまうのだが。

「地図だと山を突っ切ると近道に見えたのよ。
最低限の食事だけど食べれるだけ有難いから…いいの?」

男性が小袋を取り出して囲炉裏の縁に開けて置くのを目で追い。
中の干したベリーを見ればいいのかと確認をし、男性が先に食べた後に一つ摘まんで口に運び。

「ちょっとしたおやつにはいいかも、これ。
お酒?…お酒は好きなんだけど、それでこの前に失敗しちゃってるから」

酒と聞けば目を輝かせるが直後に困った顔になり。
好きなんだけどと告げながらもお腹に手を触れさせて空笑いを零し。

クレイグ > 「女見てすぐ襲い掛かる奴もいるからな、確かに。
そんな感じだろうか」

沸騰してきた小鍋を降ろし、少し味を確認し塩少々。
覚ましながらスプーンでかき込む。

「地図じゃ山の険しさは判り辛いからな、慣れない道は案内を頼んだ方がいいと思うが。
構わんよ、同じのがこっちにいくつか入ってる」

そう言って苦笑しながら、バックパックを叩く。

「酒のつまみにも良いぞ。
酒の失敗か、女性だと酔いはやばいか、そんじゃすまないが」

その様子に苦笑を返しながら、片方の水袋を開け、中をごくごくと喉を鳴らし。
ぷはぁっと美味そうに大きく息を吐く。

アヤネ > 「この国ってそう言うのが多いから大変なのよ」

小鍋に味を足している男性を傍目に齧っていた干し肉を軽く火で焙り。
それで少しは味が変わったものを噛み千切って。

「本当にそれ、おかげで今こうしてるのよ。
次は大人しく街道を歩くことにするわ」

まだいくつかと言いバックパックを男性が叩けば手を伸ばして干しベリーを口にして。

「そうね、帰ったらこれをお酒のあてにしてみるわ。
深くは言えないけど…大変だったのよ」

何があったかは流石に言えないのでそう誤魔化すしかなく。
目の前で男性が美味しそうに飲む姿に少しと言いそうになるのを堪え。
我慢するように水袋に口をつけては中身の温くなった水を飲んで。

クレイグ > 「ま、そこは否定できないな。
ったく、ほれおすそ分けだ、代わりに材料分の干し肉でも渡してくれるとありがたい」

ちらりと見られる視線に困り顔をした後、バックパックから深めの木皿を取り出して。
小鍋で煮たスープを淹れて差し出し。

「女の一人旅なら、余計に気を付けないとな」

バックパックから、硬そうな黒パンも取り出して、一個皿と一緒に押し付け。

「結構いけるから楽しみにしとくと良いぞ。
ま、そこは聴かないでおくさ、馬鹿話にできる失敗なら話題にしてるだろうしな」

ちなみに、そこら辺は気づいているのだろうが、そこは言わず。
それと気づくことがある、この男、女性の体をじっと見るのを隠すつもりが全くない事に。
幾度か女性特有の膨らみや、お尻、足などに視線が来るが、大体の男がチラ見する所でも堂々と見てくる。

アヤネ > 「だから身を守るのも一苦労なのよね…。
えっと…ありがとう。それじゃこれでいいかしら?」

欲しいと強請った訳ではないが深めの木皿でスープを差し出されては受け取り。
代わりにまだ手を付けていない干し肉を数枚差し出して。

「こんな山中で野営なんてしたら山賊に襲われてアウトでしょ?
だから近道をしたかったのよ」

結果は見事に遅くなってしまっていると苦笑し。
黒パンも一個押し付けられるとありがたく受け取り。

「それはそれで飲み過ぎないか心配になるわね。
馬鹿話にできない失敗よ、もう少ししたら仕事もあまり受けれなくなっちゃうし…」

本当に笑えないと大きなため息を一つ吐き。
そして男性の視線が今更だが…胸やお尻、脚に向いている事を隠しても居ない事に呆れた目を向け。
ただ、手を出してくるわけでもなく、スープとパンを貰った手前、見るなとも言い難く見られるだけならと気が付かないふりをして。

クレイグ > 「大変だな、ホント。
応、それで大丈夫だ、味はあんま来たするなよ、所詮適当に煮込んだもんだからな」

干し肉を受け取りバックパックへしまい込み。

「気持ちはわかるが、今回は失敗って事か」

苦笑しながら、酒の入った水袋を傾け、飲み込み。

「部屋取ってから飲むのがいいだろうな。
あー、蓄えとか、大丈夫なのか…いや、聞いてどうにかなる物でもないが」

それは笑えない話だ、と呟き、困ったように頭をかく。

「王都に行くなら、住み込みの仕事とか見つかると良いな。
宿暮らしじゃ、金がきついだろうし…最悪の場合は、いやこれは俺が言う事じゃないな」

とはいえ、それくらいしか言えない訳で。

アヤネ > 「大変なのよね……。
味は大丈夫よ。こんな場所で温かい食事を食べれるだけでありがたいから」

パンと温かいスープがあるだけで十分と笑い。
パンをスープに浸して柔らかくして口をつけ。

「旅をしてきたから大丈夫と思って油断したのよ。
でも、この炭焼き小屋があっただけでツイてるわ」

失敗だったがこの小屋に遭遇したのは幸運だったと肩を竦め。

「それか酒場でたしなむ程度に飲むぐらいよ。
蓄えは贅沢をしなければしばらくは大丈夫、最悪は大本を探して捕まえるわ」

同じ冒険者だから探せば直ぐに捕まると笑って。
困ったように頭を掻く男性に大丈夫だからと。

「これでも一応王都のギルドに登録してるのよ。
その辺りは仕事を受けれなくなったら考えるわ、今は今で出来る事をやっていかないとね」

なってしまった事は仕方ない、先を見なければと明るく笑って見せて。

クレイグ > 「俺にはそこら辺は判らないからな。
そうか、なら良いんだが」

そう言われ、こちらもパンをスープに浸し口に放り込む。
もう一つ出した干しベリーの包みから一つかみ、更に放り込んでのみこみ。

「慣れたと思った時が一番危ないからな。
この炭焼き小屋自体は、ここら辺で活動する冒険者なら結構知ってるぞ。
鍵掛かって無いから、使われても良いと思ってるんだろうな、持ち主は」

薪を使ったら、枯れ枝とかを置いとくのが使ってる冒険者的マナーだな、と言いつつ。

「ま、それが一番だけどな、酒好きが酒場で嗜みって言って途中で止めないのはお約束だがな。
相手が判ってるなら、それが良いかね」

それを聞いて、苦笑をまた返す。

「俺もギルドに登録してるし、偶然合ったら仕事手伝ってやろうか。
結局はできる事で稼ぐしかないからな。
うーむ、お嬢さんさえよければ、朝になったら王都まで案内するか?」

依頼の採取品は取り終わって、帰るだけだからな、とバックパック横につるしてある袋をポンと叩きながらの提案。

アヤネ > 「男はその辺は気楽よね…羨ましい。
だって、あなたが来なかったら干し肉だけだったのよ」

干し肉だけと思っていれば豪華な食事になり。
本当に感謝していると男性に頭を下げて。

「この国の山って知ってるよりも険しかったのよ。
そうなの?だったら鍵をかけておくべきだったわね……。
持ち主の親切と自分の迂闊さに色々と思うわ」

マナーを聞けば先に集めておけばよかったと。
明日は離れる前に少しは集めておこうと決め。

「私の場合……下心ありで近づいてきたのは酔い潰してから」

男性の言葉に判っているから大丈夫、それに頷き浮かべる笑みは少々物騒で。

「そうなの?だったらその時はお願いするわ。
そう言う事、最悪はお酒を断ってその分を生活に回せるから。
いいの?だったらお願いするわ。真っ直ぐに山を下りれる自信がないのよ」

そして男性の提案には素直に頭を下げてお願いをする。
変に強がり山でもう一泊は流石に遠慮したくて。

クレイグ > 「俺みたいな雄って感じだとそうだけどな。
そういえばそうか、ま…役立ったなら準備してる甲斐もあるな」

バックパックの中には色々な物が入っているであろう事は判るだろう。
頭を下げれば、掌をひらひら振って気にするなと。

「地図上じゃ、高さは判らないからな。
締まってたら、俺はここにいないから温かい飯も、ベリーも無しだったけどな」

くっくと喉奥で笑う声は、楽しそうで。

「なるほどな、それも手だが…自分が先に酔わないようにな。
うわばみってのはいるもんだぞ」

苦笑を浮かべながら、もう少し忠告して。

「基本はソロだからな、他の人間の都合は気にしないんで見かけたら声かけてくれ。
酒を断つのは、きつそうだな、俺なら無理だ。
あいよ、それなら早めに寝とくと良いんじゃないか、迷ったから疲れてるだろうし、ほれ」

その言葉に頷きながらmバックパックから毛布を取り出して渡す。

「俺はマントもあるからよければ、な」