2021/07/19 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈、その麓付近を通る、山脈街道から少し外れた辺りか。
茂る木々の中、その少女の姿はあった。
「………ふむ、いつもの如く、と言ったものかと思うたが。
たまには、そうある事も、あるものじゃのぅ?」
呟く少女は、ただの人間に在らず。
狐の耳、そして同じ狐らしき複数の尾。
くぁ…欠伸をする少女は、軽く視線を周囲に移す。
今居るのは、目立つ事のない、そんな木々の隙間にあるような、小空間らしき場所。
見回せど、その瞳に映るのは、囲むような木々のみだが。
正しく、少女が見詰めているのは、その木々の先。
そこにあるのは、何であろうか?
こんな場所で迷う何者か、この付近に住まう獣達か。
それとも、害をなそうとする魔物達か。
何であれども、少女のその様子は、その何かに興味を持ったものであろう。
■タマモ > 「まぁ、何であれ、どうしたものであれ…
…愉しめるならば、嬉しいんじゃが、さてはて?」
先に、何か居る、それはある程度の距離まで、少女には分かる。
だが、それは直感で感じているだけで、それが何かまでは、今のところは分からない。
だから、そんな幾つもの可能性を、頭に浮かべるのだ。
まぁ、とりあえず、もう少し情報を。
先に意識を集中し、耳を澄ませる。
足音、呼吸音、心音、あればその声を聞き取るように。
それを正しく聞き捉えたならば、問答無用に、その先へと向かうつもりだ。
あれだ、たまにはこちらから向かうのも、悪くはない。
いつも待ってばかりの受身だから、何も起こらないのだ。
■タマモ > 瞳を閉じ、それを感じれば。
次の瞬間、かっ!と瞳を開き。
「………見えた!そこじゃっ!」
そんな声と共に、ふっ、とその場から、姿を消す少女であった。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からタマモさんが去りました。