2021/06/24 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にガウムさんが現れました。
■ガウム > 九頭竜山脈の広大な山の中。
静かに木々が揺れており、動植物も穏やかに過ごしている過ごしやすい山の中、一本の気が大きく揺らいでる。
遠めでもわかるほどに揺れ、また隣の木が揺れてはその道を歩くように何度も続けて動いている。
「…ココニ、居ルハズ…。」
その木の上に乗っているのは褐色肌の鬼だった。
クマの毛皮を被り、毛皮で出来た腰巻をして周りを見渡し、匂いを嗅いでいた。
獲物を探すようなその動きだが、目的は違っていた。
先日、とある者から情報を受け、自分と同族が近くに居るとの話を間に受けた結果やってきたのだった。
もしや、自分の村以外の鬼が居るのかと考え、思わず笑ってしまう。
「…カッカ。楽シミ…。」
同族にであるのは村以外では初めて出会った。
根拠はないが居るッという噂だけを頼りに木の上を猿の様に飛び、探すのであった。