2021/05/07 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアウロラ・ラディスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にルッカさんが現れました。
ルッカ > 数日前、遺跡から這う這うの体で逃げ出した、小さな白いウサギ娘。
魔力を封じる術式の影響か、ほかにも何か術をかけられていたのか、
それとも逃げ出す過程で危うく溺れかけた、怪しげな地底湖の水が何か―――――

とにかくも、ウサギはふらふらだった。
街道を、というよりも、人のいるほうを目指して歩き出したつもりだったのに、
どんどん山奥へ、山奥へと向かっていることに、もちろん気づくはずもなく。
いつ、どんな魔物が、あるいは怖い人たちが、出て来てもおかしくない森の中。
ついに力尽きて、べしゃりと湿った地面に倒れ伏し、

「も、ぉ、無理です、の……からだ、もぉ、動きませんの、ぉ……」

きゅう、と四肢を丸く縮めて、妙に熱っぽいお腹をかばう。
息も荒い、胸のあたりもズキズキしていて、うっすら湿り始めている。
真っ赤な顔で、潤んだ瞳がぼんやりと、今にも気絶しそうに緩慢な瞬きを繰り返し――――。

ルッカ > 「ふ……ぅ、んん、はぁ、……っ……っ、」

ごそ、もぞり。
なかば無意識のまま、うずくまった小さな身体のいちばん熱いところへ、
白い手が、指先が潜りこみ始める。
短いワンピースの裾から、もじもじと擦り合わせた腿の間へ。
もう一方の手は、これも無意識に胸元へ這いあがり、
わずかな湿り気が滲むあたりを、くにくにと苛め始めた。

「ぁふ、……ぅ、はぁ、……んっ、ん………なんで、ですの、
 熱くて、ぼぉっと、して……あたま、とろけちゃいそ………」

そもそもネジのゆるい頭が、熱に浮かされてますますぼうっとしてくる。
こんな場所で、こんな真似をしていたら、いろいろな意味で危険かもしれないのに。
くちゅ、くちゅん、下肢の付け根で蠢く指が、卑猥な音を奏で始めた。

ルッカ > あたりに発情した雌の匂いを撒き散らして、ウサギ娘のひとり遊びは続く。
それはきっと疲れ果てて眠るまで、または、だれかに、なにかに気づかれるまで――――――。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からルッカさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 冒険者は全ての責任を自身で担う個人事業主でありながら、
依頼を受ける際には一時的にせよ、継続的にせよ、徒党を組む事が多くある。
得意分野の役割分担による効率化に加え、生存率を格段に向上させる事が出来る為だ。
尤も、それは飽く迄も、経験や才能が近しい者達が組んだ場合の恩恵となる。
熟練が足手纏いの新米と組めば、当然、効率も生存率もへったくれもありはしない。

その不公平感を解消する唯一無二で、一番分かり易い方法が金、即ち、報酬の取り分だ。
他人の足を引っ張る半人前には、文字通り、半額の報酬しか支払われず、
熟練者や特殊技能持ちには二人前として、1.5倍や2倍の報酬を分捕る者も存在する。
そして、半人前同様、報酬の分け前を減らされる事が多いのが女性冒険者である。
これは差別等ではなく筋骨隆々の女ならば別だが、怪我を負った際に背負ってくれる男と、
まともに担いで走れない女、どちらと組みたいかと言えば常識的に前者であり、需要が減れば値が変わる。
だが、そんな女冒険者でも等分の、或いは、それ以上の好条件の分け前を得る方法もあり――――。

「――――さて、飯も喰ったし、明日も早い。……そろそろ良いか?」

夜更けの森の中、焚き火に当たりながら、革袋の酒を呷っていた中年冒険者が傍らの女に声を掛ける。
相手は高額報酬の魔物退治の依頼を受ける際に分け前の等分を約束して一時的にパーティを組んだ女冒険者。
その条件は、疲労やストレスを体で癒す事、即ち冒険中に肉体関係を結ぶというありふれたもので。

トーラス > 其の侭、夜は更けていき――――
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からトーラスさんが去りました。