2021/05/02 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にノールさんが現れました。
ノール > 山肌を引っ掻くように作られた山道
急激な斜面に張り付いた道は逃げる場所が無く見通しも悪い
片側の壁のような斜面に生えた木立の枝の上で退屈そうに獲物を待つ獣人が居た

「…………。」

月夜でも星あかりで遠くまで見通せる眼が底光りして道のあちらとこちらを見渡す
立った耳がゆっくり動いて情報を集める
ぴしぴし、と二度耳が動いて何かを見つけたように頭を僅かに傾いで探るように
もぞり、と身動きし網と槍を構える
手にした網は毒蔦を使っての物で存外にトゲトゲしい
毒の性質は酩酊状態になり足腰が立たなくなる程度で危険は低いが毒性が強い
木の上で踏ん張り直し、気配に備える

ノール > 小柄な影が道の向こうに見えた
枝の上の獣人は、前のめりになり目を凝らした

「…………。」

不満げに鼻を鳴らす。肩を落とし槍を近くの幹に突き刺し、不貞腐れたように毒網を頭上の枝に引っ掛けた
そのまま太い枝の上で器用に横になる

小さく寝息のようなものを鳴らし始めたころ、枝下の道をひょこひょこと歩くゴブリン達が騒がしく通過して、頭上の脅威に気づかず通り過ぎた

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からノールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にレーキさんが現れました。
レーキ > 月明かりの中、石を敷き詰めた上で焚き火の炎が揺らめく広場の中、斧を振り木に突き立てる男。
斧が気に食い込むたびにカコーン、カコーンと夜の山中に響いていく。
街に出てみたが、やはり馴染めず、今は山中で暮らす青年。
畑のスペースを作る為に悔恨を続け幾日。
春とは言え、未だ冷たい風に晒される男の体は白い湯気を生んでいる。

レーキ > 倒れる方向を調整して最後のひと振り。
みきっみぎみぎっと音を響かせながら木々の間を縫うように太い木が倒れていく。

其れを見届けてから首にかけたタオルで汗を拭い、鉈に持ち替え、枝を掃っていく。
ざっざっざっとリズミカルな音が響き倒木はあっという間に丸太にされていく。
その木を乾かすために男は軽々と肩に担ぎ、木を乾かす場所へと運んでいく。
軽々と運んでいるが、それは青年のみっちりと詰まった筋肉によるもので、柔らかい脂肪の下から出も分かる程の力こぶ。
「ぃよいしょぉ」
やや放る様に気が並べられている場所に担いできた丸太を放り、ようやく一息。
体から湯気をたてたまま男は焚き火の方へと戻っていく。

レーキ > 汗だくの男。
流石に汗をかいたままでは気持ちも悪い。
森の中で暮らしているがそれは当然の欲求。
川からくみ上げた水樽の中から鍋を水に移し、焚き火に掛ける。
ぐつぐつと一度煮立ててから焚き火から外し覚めるまで取ってきた肉やらを串にさし焚き火の横で焼き始める。