2021/01/16 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にオッドさんが現れました。
■オッド > 山の木々が生い茂るエリア、少し開けた場所で岩に腰掛け煙草をくゆらせる男一人。目の前には岩でかまどを作った焚き火と、木の枝を削った長く太い串に刺された焼ける肉。一本を突き刺し、かまどや他の枝でバランスを取り焚き火であぶられている。
「………ッ……はぁ…」
傍らのウイスキーのボトルから直接酒を一口煽れば熱い息を吐く。ちなみに、今焼いている肉の主は、割と近くに頭蓋骨を陥没させられて息絶えているいるイノシシの肉、頭が切り離され、胴体がバラされている。
ちなみに、首こそ切り離されていないが、この近くには男に蹴散らされてノビていたり息絶えてしまっている山賊たちが転がっていることだが、男はそのへんにはすでに興味を失っているようで。
■オッド > これでも割と今日は上機嫌の男は一夜。きままな一人を過ごしたそうな。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からオッドさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にトーラスさんが現れました。
■トーラス > 険しい九頭龍山脈を通り抜ける山賊街道と呼ばれる山中。
吹き荒ぶ山の冬風は嵐の如くごうごうと音を響かせて木々を揺らし、
分厚き雲が幾層にも重なり合う星も見えぬ空は、降雪の気配を匂わせる。
そんな夜に街道の由来でもある山賊退治に派遣された冒険者達が野営を行なっていた。
と言っても、ギルドで同じ依頼を引き受けただけで特に一党を組んでいる訳でもない一行は、
火起こしを終えて、おざなりに歩哨の順番を決めた後、勝手気儘に思い思いの時間を過ごしている。
道中で気が合った若い男女は離れた天幕にしけ込み、最初から一党だった者達は近隣に湧く温泉に向かい、
そうでない者達は自身の天幕で食事を摂ったり、装備の点検をしたり、早めに休んでいる事だろう。
冒険者は個人事業主で、得てして個人主義だ。他者が何をしようが無関係な他人が口を挟む事はない。
「しかし、雪が降ると厄介だな。この辺りは結構、積もるという話だし……、」
野営地の中央に焚かれた火に両手を翳しながら中年の冒険者は肩を縮こませる。
今現在、歩哨と火の番を任された中年男性も食事の準備の真っ最中であった。
焚き火の傍らには分厚く切られた黒パンと塩漬け肉が木の枝に刺されて翳されて、
肉から滲み出た脂の焦げる匂いが彼の食欲を増進させていた。
■トーラス > 曇天から雪が舞い散り始める中、冬の夜は更けていき――――。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からトーラスさんが去りました。