2020/12/13 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > ここは九頭龍山脈、中腹辺りに位置する場所。
付近には、木々ばかり生い茂り、建物の一つもなさそうで。
そんな場所で、月明かりも届かない木々の中、点々と灯る明かりが移動している。
「………さて、残りも少なくなってきたか。
ほれほれ、逃げろ逃げろ」
そんな光景を、もう少し上がった、見渡し易い場所に佇む少女が眺めていた。
移動する灯りを見詰め、くすくすと笑い、そんな呟きを漏らせば。
ゆっくりと、片手を振るう。
その途端、その灯りの一つが、ふっと消える。
「残り…三組、このまま、皆消えてしまうかのぅ?」
言葉の通りなら、何者かが、この現象から逃げるように、山中を駆け抜けているのだろう。
そして、少女の手によって、一組、また一組と、何らかの術で消えているのだ。
まぁ、ぶっちゃけ、消えたのではなく、隠しているだけ。
そうしている相手は、無謀にも、彷徨う己を襲うとした山賊達。
…何か、途中で無関係な相手を一組、巻き込んだような気がするが…きっと、気のせいだ。
少女からすれば、楽しめそうもない相手ならば、目の前に現れる気もないのだ。
だから、代わりに、こうして弄び楽しむ。
ぱっと見て分かるのは、呟いた通りの、残り三組。
適当に、残りも巻き込んだら、今日は帰ろうと、そんな事を考えていた。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。