2020/10/10 のログ
ロブーム > 湯から逃げ出そうとする少女。
ロブームはゆっくりと歩いているので、上手くすれば或いは逃げられたかも知れない。
だが――そこでふと気付くだろう。彼女が先程まで木に掛けていた衣服が、何時の間にか消えてしまっていることに。

「探しものは、これかね?」

そう言って、両手で広げ持つそれは、たしかにリーリアの衣服である。
それをひらひらと扇ぐように揺らした後、ふ、と消してしまった。
くっくっく、と喉で笑って見せて、

「君の衣服は、私が預かった。
唐突な様だが、しかし私の様な存在に出会った事を不運と思って貰うしかあるまい。
なにせ、私は――魔王なのだから」

そう言って、一歩一歩、ゆっくりと近づく男。
少女は後ろに下がりたいかも知れないが、しかし足に何かが絡みついてそれを妨害されてしまう。
そして、少女の前まで来ると、男は少女を抱擁する――むにゅ、と腹の脂肪に押し付けられれば、不快な生暖かさと、脂汗の不快な匂いを感じるだろうか。

「此処は少しばかり寂しい――人気のある所に移ろうか」

そう言うや否や、辺り一面が霧の様な物に覆われ――そして次に見える景色は。

リーリア > あ、それでも良いですよー? いきなり大勢の前でも、転移した先はまだ安全だけど、自分から恥ずかしい場所に出なきゃいけない様な命令とか…って言うパターンでも。
リーリア > (はう…ごめんなさい、普通に囁き間違えた、すっごい恥ずかしい誤爆…)
ご案内:「九頭龍山脈 自然温泉」からロブームさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 自然温泉」からリーリアさんが去りました。