2020/10/09 のログ
エミネ > 「はい!本日も皆さんお疲れ様でしたぁ!」

「「「「お疲れ様でした!!!!」」」」

日も暮れ、終業の挨拶をエミネは頬杖しながら眺めている。
これから、雇われ鉱夫達は一応目隠しをされ、専用の馬車でふもとの町まで送られる。
エミネ達はここに泊まり込みだ。

「う~ん、見回りだけだと退屈ね……」

今日は特に何もなく、一日が終わったのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 帝国の秘密採掘場」からエミネさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中ダンジョン 餓狼の洞窟」にニオベールさんが現れました。
ニオベール > 人形は麓から山中へ 山中から洞窟へと入り込んでいた
途中では山賊や魔物がいたかもしれない 然し全て、全て撃退してみせた
主が作ってくれた頼れる武装があるからだ。

「主……?どこですか?」

しかし主はいない。
障害など、種族性や強度、その装備から物ともしない。
しかし主はいない。
誤認識が重なり生まれた出逢いからの、未だ超過稼働で錆びついていく記憶から消えない主との記憶
それだけが人形を動かしていた。

もう存在することのない主を、未だどこかにいるとしてしまった思考、人格
街中にいることはおそらくはないと計算できている
故に、このような怪しげな洞窟にいるのでは。

何度も何度も、似たような行動で探していた気がするものの、人形は今日も主を探し続ける。

ニオベール > 恐怖 怯えもなく、ただその金属の体を満たすのは喪失感
造りは人のようなれど、強度は金属物質そのもの
体の熱は、コアが作り出せる しかし思考やありもしない、胸が締め付けられる感覚

人形はもう存在していない主を探すことでしか希望を見いだせない
既にいないと認識できていない
身体が冷たく感じられる
まるで材質そのものの温度のように

洞窟のやや中間まで来たであろう人形は、餓狼の一匹 人狼種が涎を垂らしこちらを見るのを見つめる

「主じゃない。」

一言そう呟くも、相手も首を傾げた
その匂いが生物ではなく、声は無機質 乾き、飢え、求め止まないもの
しかしその肌、柔らかそうだと牙を濡らし、とびかかるだろうか。

「敵意を感知。 迎撃します。」

ガ ゴ ン ッ ! と右腕に備わるパイルが後退する。
スキルによる金属を操る、そして種族性の力量が引き絞ったそれを、口を開けて狙いを定めてくる
その動物性の顎へ先端を向けた。

ニオベール > パイルバンカーの引き絞った鉄杭が、餓狼を穿つ。
向かってくるだけだった相手に、人形が屠るのは容易かった
しかし、貫いた相手が地面に倒れるのを見下ろすままに、此処に主が居るか、居ないか
いたとしても平気だろうか

一抹の不安という感情に似た思考がよぎる中で、より奥へと進んでいきながら、パイルが再び引き絞られ、待機状態に。
主を求め、ここまでくるのなら、逆に不在のほうが安心という感覚がくるかもしれない
重装備のまま、奥を目指す際中、何度かの戦闘音はきっと餓狼と、人形が交えるものだったには違いないものの……

後々洞窟から出てきた、餓狼の返り血を少し浴びた人形の顔色は無表情、鳴れど乾いていて……。
僅かながらに足取りも重いままに、山中の中へと消えていき。

ご案内:「九頭龍山脈 山中ダンジョン 餓狼の洞窟」からニオベールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 自然温泉」にリーリアさんが現れました。
リーリア > ふらふらと飛んでくる少女。どこからともなく現れては周囲をきょろきょろ。
最近は温泉巡りが趣味らしい、と言っても人に見つからないようにこっそりと。

「――こんなところに温泉があるのねー? 来てみるものだわ、此処なら人も来ないだろうし…お昼でものんびり出来るかもー?」

なんて、着ていた青いワンピースに…可愛らしいパンツを近くの木に引っかけるようにして一糸まとわぬ姿でお湯に浸かっている。
しかしこの少女、後先も考えず行動する故に、この場所が本当に人が来ない場所かも定かではないのに決めつけていて…尚且つ今タオルすら持ってきてないと言う状況だった。

体は乾かせば良いか…なんて考えてたりして、衣類も少し遠くの木に引っかけっぱなしで本当に無謀にだらしなく温泉に浸かっていた。

ご案内:「九頭龍山脈 自然温泉」にロブームさんが現れました。
ロブーム > ふと、森の中から足音が聞こえてくるだろう。
その方向から、黒いローブを着た男が一人歩いてくる。
ローブで包まれているが、その体型は明らかに肥えている――まるでだらしのない贅肉によって。

「ほう、偶には湯治でもと思ってきてみれば……可愛らしい先客が一匹。
それも、こんな所に妖精とは――珍しい」

と言いしな、男もローブを脱ぐ――首元の留め具を外せば、直ぐにローブははらりと地面に落ち、消える。
正確には、此処から違う場所に転送されたのだが。
ローブの下は、何も着ていない。その弾力のある脂肪も、ごつごつとした、カサの張った赤黒い肉棒まで全てを曝け出す。

「どれ、お邪魔するとしようか」

と言って、お湯の中に入ってくる。
そして、わざわざお湯の中を歩いて、リーリアの隣まで来ようと――

リーリア > 油断しているのか、誰も来ないと思い込んでいるのか…その気配に全く気付く事も無く湯船に目を閉じて浸かって鼻歌まで歌っていた。
「ふーふーふんー♪ やっぱり温泉は良いわー、見も心も…」
とぼそぼそ言っている…が、流石に1人男の人が入って来れば、大分遅れて気配を察知。もはや手遅れかもしれないが…

「――あっ、こ、こんなところに人…!?あ、あ…しまった、油断してた…それじゃあ、お邪魔しまし…」

と此処まで言って逃げようと思ったのだが…手元にタオルも無ければ衣類は木に掛かっていて…それを取るにはその男の横を通る必要がある上にそもそも体が乾かない。
急いで上がろうとしたが、湯船から出ると自分の裸体を曝け出してしまう事もあり、出来るだけその気配とは逆側まで湯船の中でゆっくり動こうとしていたり。