2020/08/27 のログ
■タマモ > 少女にとって、悪戯の対象を選ぶ事は、つまらないものだ。
男であろうと、女であろうと、子供であろうと、老人であろうと。
………まぁ、うん、老人の場合、あんまり無茶振りはしないが。
それでも、少女はやる時はやる。
出来ないなんて、己がプライドが許さないからだ。
むしろ、限定的にしか出来ないなんて、程度が知れる。
現に、今、己が襲っている相手が、どんな相手なのか。
それさえも、まともにまだ見ていない。
分かっている事と言えば、声によって、性別と、それなりの年齢層だけである。
とは言え、そろそろ、追い掛けているだけ、と言うのも飽きてきた。
いい加減、もう少し、違う動きでもしてみようか。
そんな事を考え、一旦、足を止める。
そうすれば、当然だが、相手との距離は広がって…
「さぁて、これからが本番じゃ」
それでも、余裕を見せている少女。
くすりと笑みを浮かべれば、ずずず…と、その姿が、暗闇の中へと消えてゆく。
距離は広がったはず、そのはずなのだ。
だが、少女からすれば、些細な問題。
その耳は、いくら離れようと聞き取り、相手の位置を把握している。
その場所へ、移動するなんて、造作も無い事なのだ。
そして…もっと、驚かせるなりして、楽しもう、と。
■タマモ > 「ふふ…闇あれば、必ず光ある。
そんな事、必ず起こり得るものではない。
良い機会じゃ、たっぷりと堪能させてやろうではないか。
………明かりも灯せぬ、真なる深淵の闇…見せてやろうかのぅ」
少女の呟きは、誰が聞くものでもなく。
その呟きは、これから、先に逃げていった者が、経験するだろう事象だ。
暗闇に消えた少女、その気配さえ、その場から消えてしまえば。
追っていた相手が逃げた先、そこから、叫び声が響き渡る。
しかし、その叫び声も、まるで暗闇に吸い込まれるように、消えてゆくのであった。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にミゲルさんが現れました。
■ミゲル > 九頭龍山脈の山中、街道から少し離れた場所で野営をする。
本当ならばもっと早く帰路につき王都に帰っているはずであったが依頼の品が中々に採取できずに日が暮れてしまい。
仕方がないと翌日も引き続き探す為に野営してしまおうと決めて。
「明日には…集まるといいけど…」
出来れば街道近くで野営をしたかったがミレー族というだけで運が悪ければ奴隷商人に売られてしまう。
なのでどうしても多少の危険がある街道から離れた場所で野営をするしかなく。
山火事にならないよう小さな焚き火を起こし、それで干し肉を炙りながら明日の事を考える。
■ミゲル > そうして明日を考え…炙った干し肉で小腹を透かせれば焚き火を消してしまい。
荷物を纏めて草むらにもぐりこみ仮眠をはじめて…。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からミゲルさんが去りました。