2020/07/29 のログ
タマモ > むくり、不意に少女は身を起こす。
袖の中に手を突っ込めば、がさごそと何やら漁る。
と、そこから取り出されたのは、幾つかの折鶴。
ふっ、と軽く吐息を吹き掛ければ、それらは意思を持ったかのように、ふわふわと浮かび始めて。

「よしと、まぁ、期待はしておらんが、ちと軽く、な?」

くるりと指を振ると、その折鶴達は、一斉に四方八方へと散って行く。
大体は察せれるだろう、周囲に何かないか、確かめに行かせたのだ。
自然、動物、そうした、ありきれたもの以外の側に寄れば、それを感じる事が出来るもので。

何かあったら、どうするか?
その辺りは、その見付けた何か次第だろう。
気分的には、とりあえず、この憤りを発散しておきたい、と。
多分、性的に。

タマモ > しばらくは、のんびりと待っている訳だが…
やはり夜、こんな山奥まで来る者は見付からないか。

とりあえず、放った折鶴を戻しておいて。
そのまま、明日はどちらへと向かおうか、そんな事を考えながら、眠りに付くのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にガウムさんが現れました。
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