2020/06/12 のログ
■イディオ > 「まあ、もし大変なことがあれば、ギルドを頼ればいいさ、ギルドはある程度の事ならギルドのメンツを見捨てることは無いだろうし。
それでも、ダメだというならその時は、頼ってくれていいよ。」
(状況にもよるが、手助けできるなら、手助けするには吝かではないというか、かわいい女の子を助けるのは、個人的にはうれしい所。感謝してもらえるし。下心は燃えるものだし。
ああ、大丈夫、下心があるからと言って置くのは忘れない。)
「そりゃ、一人となるとね。助けがなくなるから、慎重にならざるを得なくなるんだよ。だからさ。
ああ、詳しくないなら、しばらくは国の事をよくわかるように、色々と調べられる依頼を受けると言い、旅人なら特にね。
薬草採取よりも、雑用的なもののほうがおすすめかな。」
(お呼び出しもできますが、その時はちょっと、高いですぜ、なんて冗談を言って見せよう。にま、と笑えば、目の光がないので、妖しさ大爆発である。
本人は、下心満載の積もり。)
「じゃあ、こっちだ。」
(まずは、と、男はゾス村を案内するのだ、そして、ゾス村の宿の中にある、出張所。此処だよ、と、隣を見れば、宿があるし、冒険者もいるから、シロ君も大丈夫だろう。)
■ヒイラギ・レン > 「ギルドってそこまでしてくれるの?少し信用できないけどイディオが言うなら信用してみる。
ギルドで駄目ならどうにもならなくない?」
その時が来るかは判らないがそうなればお願いするかもしれない……が、下心と聞くとため息を吐く。
「一人だったらいいんだけど‥‥この子がいるから。
そう言う考え方もあるんだ。それなら雑用みたいなのでもいいかも」
先ずはその辺で慣れるのもいいかなと真剣に考えこみ。
呼び出しは高いという言葉に身近な袴の裾を積マンで揺らす仕返し。
下心有にはこう言うのは効くだろうと。
「そっちね」
そうして男に村を案内してもらい。出張所に着けば見上げるようにし、隣に宿がある事に満足そうにうなずき出張所に足を踏み入れて。
■イディオ > 「冒険者ギルドとは組織だからね、そりゃ、何の意味もなく構成員を減らすことはしないさ、見捨てるのは、冒険者ギルド自体の悪評にもなるだろうし。依頼失敗をそのまま放置するようなことになるから―――無責任とされて、依頼も来なくなるだろうから。
救助隊ぐらいの編成はされるさ。とはいえ、逆に言えば、その程度しかしてくれない。
お金がないから困った、とかそういう時は、何にもしてくれはしないさ。」
(ギルドでしてくれるのはあくまで、依頼に沿った、失敗に対する補填とかその辺になるのだ、だから、それ以外の事で、男が手を貸せることはあるだろう。それを言っていく。
後、溜息つかれる言動にも、一応の意味がある。冒険者とは、憧れられるような、物ではない。
自分はまだましな方であろう、たぶん、下には下がいるし、依頼人にもまた、それがあるのだ。だから、冒険者というものに関しては幻想を見せない方がいいだろう、という意図。
それは成功しているだろう。)
「国のある程度の事情を覚えるまで、はね。情報収集がしっかりできたなら、後は、薬草採取なり、護衛なり、様々に手を出すといいよ。」
(そういいながらも、ちゃんと、袴のすそ―――というか、その辺りは物珍しいので。そんな服なんだ、という好奇心が勝ってしまった。色目は向けられなかった。男としても、東洋の服装は、珍しいので仕方がないと言えば。仕方なかろう。)
「ういす、マスター、依頼の完了の報告と―――冒険者志望がいるから、ちょっと対応よろしく。」
(一緒に入り、男は酒場のマスターがこの出張所の係員だという事を教えるように、先に移動して。マスターに依頼終了の書類を渡す。
そして、ウエイトレスしている係員に、冒険者登録の手配をよろしく、と軽く伝える。
彼女の元に、ウエイトレスが、行くだろう。
ゾス村は、今は事情が事情でほかに冒険者は少なく、彼女の冒険者登録はすぐにできそうだ。)
■ヒイラギ・レン > 「そう言う事。つまりは助ける事で組織の保身にもなるし、人員を減らさない工夫なのね。
救出隊が組織されるだけでもいい事だと思うけど。私は…そうなるなら自害する。
お金の方が助かるのだけどね」
そこまで甘くはないかとため息を吐くしかできず。もし男を頼るならその理由のほとんどはお金になりそうで。
そして男が思う以上にこの少女も擦れている。最悪な依頼ん人や仕事もあると知っているという雰囲気が一瞬滲み。
「勿論そうする。何も知らないままに変な仕事は受けたくないもの」
判ってるからと言いつつも男を揶揄う様にそんな仕草、ただ身長差のせいでいくら短い袴とはいえ内側は全く見えず。
そもそもにそう言う事に誘うつもりもないのでこれで十分と。
「彼が言った新人。登録お願い」
男が酒場のマスターに告げるとその後から自分がそう告げ。ウェイトエスがやってくればすぐに登録も完了、無事に冒険者としての一歩を踏み出せて。
■イディオ > 「そうそう。まあ……ここで話すべきことじゃなかった気もするけれど。
あと、自害はおすすめしないな、だって、助けに来た人の気持ちを汲んでくれないと、確かに、ギルドの救助は打算かもしれないが。
助けに来ると志願するのは、少なくとも、君を助けたいと思ってくれる人だからね。
お金、か……。」
(マスターと話ししながら、マスターの冷たい視線を受けて、すまんすまんと、言いつつも言葉を止めずに、さらりさらりと、書類を書き記して、依頼終了の手続きを終わらせる。
ついでに、宿も取ってしまうのだった、暗いから、このままマグメールに行くのは、一人では無謀だと。
世界は優しくなどはない、それは彼女もよく知っている事だろう。お金で頼られるのは、少しばかり、考えてしまう。まあ、相談を受けたときに考えるべきだろう。と、思考を先延ばしにする。
よどむ彼女の雰囲気に、あぁ……と、納得の表情、すでに、洗礼自体は受けてるのか、と。この国での冒険者としては新人でも。
冒険者として、旅人としては、経験はそれなりにあるのだな、と。)
「それがいい、本当に慣れない間は、パーティを組むと良い。先輩に、教えてもらうのも手だよ。
今は、ゾス村もいろいろ冒険者が来ているから、ここで情報収集するのもありだしね。」
(流石に今は、依頼に出ているのか人出は少ないが、そのうち戻ってくるだろう、彼女ならば、きっと、パーティ、いい仲間を見つけることだってできるだろう。
そう考えて、後呟いて、彼女の方へ。)
「ほい。地図は返してもらうよ。」
(酒場のマスターから、鍵をもらい。そして、彼女に貸した地図を返してもらおう、そう、手を差し出す。)
■ヒイラギ・レン > 「でも……そうなるって事はろくでもない目に合ってるでしょ。それならわっちは誇りと共に死にたい。
そんな人が居るか判らないし……。そう、一番困りそうなのはお金」
男に続いてマスターに頭を下げ、冒険者登録証を受け取ると困った事が一つ。
よく思い返すとこの国のお金を持っていないという事。これでは宿を取る事が出来ないと今更に気が付き。
早速になってしまったが……男に宿代を貸してほしいと言うように目を向け。
ただ一つ運がよかったのは男のお陰でそう言う仕事を受けずにここまでたどり着けたこと。
「それなら…ここを拠点に慣れるまで?」
早く王都に向かいたいが先輩の言う事ならばそうしよと安全策。
明日になれば早速仕事を引き受けようと前向きに考えて。
「判ってる」
その言葉に地図を返して、買える地図の値段を確認して。
■イディオ > 「状況にもよるんじゃないか?……とはいえ、ヒイラギの考え方に関して俺は何も言うことはできないな、死んでほしくはないと思うけどな。」
(もともとは異国の人間だ、感覚は違うのだろうから、男は彼女の生死感に物は言えないのだ、ただ、知っている人間が知るのは、あまり好きではない。
知り合い程度、軽く出会っただけの後輩とはいえ、だ。それが男の性格なのだ。
それから、ちゃんと彼女が冒険者になったということが判る、そして、そのあとにこちらを見る。何か、言いたそうで。)
「そうだな……いや。マグメールに行く方がいい。
こことマグメールはよく往復するだろうから、明日朝出発で良いから、マグメールに行き、道を覚える方がいいよ、向こうの方がいろいろ依頼があるし。」
(流石に、超新人にアスピダの件案を依頼することは無いだろうが……、ここはさすがに、盗賊と国の兵士が取り合いをしている、それに巻き込まれないとも言えないのだ。
だから、今は、休むだけにしてマグメールに行くべきだと、男は判断する事にした。
彼女だけなら兎も角、彼女の魔獣があるから、それは騒動の種になりそうだと。)
「ほい、これは、先輩からの、新人冒険者へのお祝いだ。
明日、朝早めにでるから。マグメールまでは、付いてきてもらおうか。」
(そういって、地図の代わりに手渡すのは、部屋の鍵。もう一つ持っていることを見せれば、彼女とシロ君用だと判るだろう。
ここは、面倒を見るなら、最後まで見ておいた方がいいしな、とにやり、と笑って見せる。)
■ヒイラギ・レン > 「勿論死ぬつもりはない。でもそうなったらッて話し」
出来ればそうはなりたくはない、だけど救出が必要な状態、遭難や怪我で動けないなら別だが山賊に捕まったなどでは一思いにと。
弄ばれ生きるなら死んだ方がと言うのは我儘だと判ってはいてもそう願い。
お金を貸して欲しい視線は通じずに…。
「そう…わかった。
明日はここで王都行きの仕事を受けて向かってみる。
道を覚えるのは得意だから…」
王都の方が仕事があると言われると頷き、今この辺りで起きている揉め事は全く知らなかったりとして。
男がそう言うのならそうなのだろうと信じている顔。
「……いいの?凄く助かる……。このお礼はちゃんとするから。
明日もよろしくお願いするね」
差し出された鍵以外にもう一つ見れば部屋を用意してくれたと判り。
本当に出会ってから世話になりっぱなしでお礼はすると告げ頭を下げ、そしてあげると柔らかな笑みを浮かべていて。
■イディオ > 「ああ、そうだな。ただ、心構えはしておくべきだ、な。お互い。冒険者というのは、そういう事が、起こらないと限らないのだから。」
(彼女の言葉に、男は頷く。彼女が何を思い、自害を望むのか、それは男には判らない。だから、心構えだけしておくべきだ、と。彼女にしても、自分にしても。
生まれが違えば価値観は違う、それを認めるのが冒険者、自分を通すのもまた、冒険者なのだろう。)
「それも、いいな。マスター、初心者に任せられるようなの、ある?今回は、俺も同道するから、護衛依頼でも。」
(彼女の言葉には渡りに船だ、自分は帰るだけのつもりでもあるが、王都行の護衛依頼などがあれば、それを受けて帰るのはとても効率的だ。
例えば、乗合馬車の護衛があれば、馬車で楽に帰れるし、お金も貰える。
初心者だけなら受けられなくても、ベテランが一人いれば、人数が増えればまた別なのだ。
初心者でも、彼女は実力はあるのだし、問題は無いだろう。そういいながら、依頼を受けて、置くことにした。)
「はは、そうだな、お礼を返してくれるまで。待ってるさ。
じゃあ、俺はそろそろ休ませてもらおうか。
で、これは、貸しな?」
(ひらり、と手を振って、あがろうとして、ふと思いだす。彼女の掌に向けて、小さな袋。
先ほどの依頼の報酬の一部、彼女は恐らくお金がないのだろう、先ほど、地図を見ていた時に何となく理解した。
だから、それで、夜の食事でも取って、休むといい、返答は訊かず、男は部屋へと。
次の日には、元気に王都へ向かうのだろう―――)
■ヒイラギ・レン > 「判ってる。でもわっちは……」
男の言葉に語尾を小さくして返し、死にたくはない。だからこそそう言う事態にはならないように気を付けようと。
その為にも先ずは冒険者として覚える事も多く。
「イディオが居れば受けれる仕事も増えるね。それじゃ……」
ベテランが一緒なら新人用の一つ上の仕事も受けれるかもしれない。
急ぎマスターに確認し、王都までの荷物の護衛という仕事を引き受けて。
「そこで身体でって言わないあなたは本当にいい人。
何時か何倍にもして返すから、おやすみなさい」
渡された小袋を確認すればそれはお金、本当に世話になりっぱなしの男には感謝しかなく。
もし求められれば身体を差し出す覚悟もしたが、それもなく男は純粋にいい人だと認め。
部屋も向かうのを見送れば相棒と共に用意をしてもらった部屋へと…。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からイディオさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からヒイラギ・レンさんが去りました。