2020/05/25 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアルヴィンさんが現れました。
アルヴィン > 山賊街道の傍らに、一本の巨木があった。
火は、その根方に燃えている。露営の火だ。まだ青かった煙も、随分と落ち着いてきた。
しっかりと炎の周りに積んで枝を乾かし、水分がしっかりと飛ばせたのだろう。
乾いた音を立てて僅かに爆ぜるものが混じりはするが、ほとんどは爆ぜることなく燃えている。

騎士は、ゆっくりと軍装を解いて、より身軽な鎧下のみの姿に蒼いマントを羽織っている。
剣は、傍らから離さない。
それは、露営の…特に、こうして単独行での露営においては、守らねばならぬ当然の用心だからだ。

明日は、山中にて依頼された魔物を討伐さねばならない。
道を外れ、山に分け入る必要もあろう。
身を休めねばならぬ夜、騎士は一人静かに夜空を見上げて、水袋に汲んできたワインに一人、口をつける…。