2020/04/24 のログ
ご案内:「九頭龍山脈山中」にイディオさんが現れました。
イディオ > (冒険者とは、冒険をするものである、という事で、冒険者は今回も冒険を行う事にするのであった。依頼ではなく、只々、己の行きたいところに行くための冒険と言う物だ。
今回は、ミレー族と言う物を見てみたい、そう思ったので、男は出ることにしたのだ。街にも居るのでは、と思ったのだけれども、今まで出会ったことが無い。
偶然かそれとも運が悪いのかはわからぬが、まあ、見たことないのでそれなら見に行けばいいのだ、と思った故に。)

「こっちで、良いのだったのだろうか。」

(聞いたところによると、ミレー族というのは、九頭龍山脈の中に、里を持っているらしい、成ればそこに行けばいいのだと思うのだ。
人間に奴隷として扱われているので、警戒心が強いとも聞いているがまあ……会うぐらい、見るぐらいはできるだろうという浅はかな考えなのだ。
一人で出かけたのは当然の如く警戒心を……。)

「女性の冒険者でも連れて行った方が良かっただろうか。」

(こんなにがちがちに武装している冒険者が来れば誰だって警戒するだろう、普通に考えて。それなら、優しそうな女性の冒険者が居ればもっと交渉できるかもしれない。
しくじったなぁ、と、冒険者はハイライトの無い目でぼやくが、好奇心には勝てぬ。
それでも、何とか見つけてみるか、と、のんびり山脈を進んでいく。)

イディオ > 「……―――まぁ、いい、か。」

(そもそもの話、男は依頼を受けているわけでもないし、冒険者ギルドからの名指しの依頼も受けてはいない。本当に緊急事態など有れば、冒険者を集める事もするだろうし、それが無いのであれば、男は自由にしていていい。
というか、こんなさえない中堅冒険者を呼び出すとなると、其処迄切羽詰まっているのかという話になるのだし。
気儘に、冒険を楽しむことにしようじゃないか。
そんな風に切り替えたところで、ぐぅ、と腹の虫が鳴る、そういえば、そろそろそんな時間か、と思う。
山脈故に、野生の動物はいるだろうし、そして、夜の山は危険だ、其れなら一度休息をとることにしようと決める。
ひんやりとしてきている空気、男はまずは休息するための場所を整えることにする。今現在は山脈と言ってもどちらかと言えば森に近い場所だ。
理由は木々が視界を遮り、隠れやすいからそういう所に里があると他の冒険者から聞いたから。
湧き水から生まれる川があり、その近くへと移動する、水はこれで良いだろう、そして、その川から余り離れて無い所に、少しばかりでいいから広い場所が有れば良いと思うのだ。)

「先に、食事を作る方が良いかな……。」

(腹が減ると集中力も減るし、先ずは食事を何とかしてからでも良いかもしれない。そう考えたが、運がいい。
少しばかり広く、テントなどを張る事の出来る空間を見つけることに成功した。
いぃよし、と小さくガッツポーズを作り、男は休憩場所を設営し始める。
簡単な、即席暖炉と、テントを張って、周囲に軽く獣除けの罠を作りつつの、拠点設営。少し長くかかりそうだから、と。)

イディオ > (テントを張り、テントの中に、毛布や寝袋を敷いて、眠る為の場所を作り上げる。まあ、これで良いだろうと男は軽く頷いて見せるのだ。
寝るための場所、休むための場所が敵たなら次は男のすることは食事の準備。
川があるから、川魚を取ろう、釣りをする時間は惜しいので、魚を取るための簡易罠を作り、それを水の中に設置する。泳いできた魚が入れば出れなくなる感じの奴。
それで魚は良いだろう、後はイノシシとかなにがしかの、食肉になる獣が居ればいいのだが、無ければ無いで保存食で食べるか、と考える。
そして、拠点にした場所を背にし森の中へと入るのだ。
暫しの時間、男は森の中を歩き回り、ウサギを見つけ、クロスボウで仕留めることに成功。血抜きをすぐにしたかったが流石に此処でするのは、獣だのなんだのを集めるだろう。拠点に戻ってからにする。)

「さて、と。お魚さんは……と。」

(男は、先程仕掛けた罠をのぞき込み、捕まっている魚を確認。よしよし、と言いながら、魚の首を折り、腸を取り出し串にさしていく。
焚火を作り、その周囲に魚を串焼きに焼き始める。
その間に、仕留めたウサギの首をはね血抜きをはじめ、皮を剥いで食肉に加工していくことにする。
それが終わるのはきっと遅くなるから、今日は川魚が主の食事になる。
まあそれはそれで、と、最初の魚の罠を川に戻し、ウサギの肉も、川に浸して血を洗い流そう。)