2020/03/30 のログ
■タマモ > …ただし、それはそれで、弱点は存在する。
そう、少女は自然に対しては非常に強い、自然に対しては。
それがもし、人工物となったらどうなるのか?
その答えは、この後にやって来る。
「………?…お、おおおおおおおぉっ!?」
調子に乗って駆けていた、そんな少女の前に現れたのは…
木々の隙間、程よい空間で広げられた、小さなテント。
結構前に建てられたものなのか、結構ぼろぼろになっている。
休憩でもしてた時に、なにらかの問題が起こり、放置されたのだろう。
それを感じられなかった少女は、反応が遅れ、一気に突っ込んだ。
ごしゃあぁっ!と、何かが壊れるようなものと、間を置いて、どごぉんっ!と、何かに衝突するようなもの。
そんな凄まじい音が交互に、そして大きな振動。
「ごふっ…」
そんな音と、震源地に、少女は居た。
ぶつかって巻き込んだのがテント、それが幸いしたのだろう。
元テントの汚れた布切れ、それに包まれた何かとなった少女が、ぽつん、と。
ぽてん、その上に、投影機が落ちる。
かくして、九頭龍山脈の一角に、投影機を上に置いた何か。
それが、しばらくの間、置いたままにされていたとかどうとか。
その後、誰かに見付けられたか、気付くまで、そのままなのか。
………後に続く。続く?
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。