2020/03/25 のログ
■タマモ > と、そんな風に、のんびりとしている少女であったが…
「………うむ、飽きた」
そう言葉を紡げば、むくりと起き上がった。
さすがに、寛ぐのも良いが、何も起きない事に耐え切れなくなったのだ。
ぐーっと伸びをすれば、ぴんっ、と耳を立て、周囲の音を探ってみようか、と。
とりあえず、温泉は…諦めた。
次の目標は、何でも良いから、何かあるところへ向かう、である。
後、ついでに、溜まった鬱憤でも晴らそうと。
うん、居たとして、相手からしたら良い迷惑だ。
■タマモ > 「………?」
ふと、不意に少女の意識がどこかに逸れる。
感じたであろう方向へ、ちらりと視線を向けて。
「ふむ…あっちか」
先を見る視線が、すぅ、と細められる。
ぐぐ、と体を軽く屈めれば、次の瞬間、ふっ、と少女の姿は、その場から消え去った。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/街道沿い」にカーレルさんが現れました。
■カーレル > 乗り合い馬車が山賊に襲われている
一斉に射掛けられた矢に馬が驚き、馬車は横転。御者も恐らく矢雨の餌食になったろう
馬車の護衛が矢の飛んできた茂みの方へ勇ましく入っていったがそれきりである
そして、不運にも自分は襲われた乗合馬車に乗っていた、というわけである
今は時折、飛来する矢を恐れて他の乗客と一緒に、倒れた馬車の影に隠れている
護衛が善戦しているのか何なのか、未だに山賊は姿を見せないが、護衛たちの頑張り次第では
そろそろ金品を巻き上げるべく口上を述べに姿を表すのであろう
「…いやあ、ツイてないなどうも…
お互い不運だな…護衛と山賊、どっちが先に出てくると思う?賭けようか?
あ…俺、一服するけど、いる?」
こんな事態でも呑気なもので口に煙草を咥えようとしていた手を止めて勧めてみたりする
相手の返事を待たず、煙草を咥えれば火を灯して、ふ、と紫煙を吐いた
立ち上る紫煙目掛け、風切り音を立てながら矢が飛んできたがそれもまるで気にする様子はなく、
困ったね、なんて口にしながらその場にリラックスするようにどっこい、と座り直した