2020/02/29 のログ
ホアジャオ > 「急におっさんが動くからでしょ!
 ………ええ――」

脇腹を擽り続けながら口を尖らせ、筋トレの誘いにはそのまま口を『へ』の字に曲げる。
動じずに筋トレを続ける様子の男にぶすっとまた口を尖らせて、ぽんとと少し跳んで男の目の前に逆立ちで着地。

「筋トレ、地味じゃん。それにアタシ、あンま筋肉つけると身体の動き重くなるし」

逆立ちのまま脚を横にひらいたり、縦に開いたりしながらぶーぶーと言い訳をして。
それでも男が無視を決め込むなら。くるんと脚で着地してその目の前に胡坐をかく。
膝に頬杖を付き、むっつりとしながらもじ―――っと待っている。

「ねーねーねーねェ―――ッってば!
 ……筋トレ付き合ったら、喧嘩してくれンの?」

すぐに根負けして、歩みよりの言葉を漏らすのだけれども。

ヒュー > 「だからだろう。」

相手の言葉にくつりと笑いながら軽い動きで目の前に逆立ちで着地する相手をちらり。
どうせなら上で逆立ちをすればいいのになどと考えたりも…。

「あぁ 地味だが… 筋肉にもいろいろな筋肉があるからな…。」

相手の言葉にふっと息を零しながら相手の目の前で黙々と筋トレする男。

相手がむっつりと黙ってじーっと見つめられていれば、何処まで我慢できるか等と考え待ってみると、
思いのほか早く根負けした相手。

「まぁ 嬢ちゃんに筋トレをしても直に飽きそうだがな…」
と、呟きながら体を起こす様に片腕を伸ばし体を傾け背中の上の岩を横に落とす。
ドスン─と重い音が起き、地面を僅かに揺らす。

「喧嘩と言うか…まぁ どんな喧嘩をするか…。」

稽古ではないか?などと考えながら少し離したところに置いたタオルで自身の汗を拭い、汗をたっぷり吸ったシャツを脱ぎ棄て、傷だらけの筋肉質な体を晒す。

ホアジャオ > 重い音と共に地面が震え、胡坐をかいた女の尻はほんのちょっと、飛び上がる。
ぶすっと男の動作を見守っていたが、どうやら筋トレは終えたらしい様子を見ると、細い目を目いっぱいひらいてきらきらさせてまえのめり。
決して筋骨隆々な姿に興奮しているわけではない。
……はず。

「どンなんでもいいよ!
 うでずもう……は流石に止めとくケド。
 ……石のなげっこでもする?」

どんなものでも、と言った割に単純な殴り合いしか殆ど念頭にない。
苦し紛れに出てきた案は、ほぼ子供のお遊びのようで…

「……かくれんぼか、鬼ごっことか?」

胡坐をかいたまま指折り数えて、時折上げる視線は、男が黙って帰ってしまわないかどうか確認するものだ。

ヒュー > 前のめりになる相手。
細い目が目いっぱいまで広がる様子にほうほう、こんなに開くのか。等と考えながら男の鋭い片眼が相手を見詰める。

「そういうのは雪玉でやるべきだな…。 そもそもかくれんぼなんて…隠れてじっとしていられるのか?」

そもそもである。相手の性格上本当にかくれんぼなどとできるのか一瞬考えるも、
直に飽きて自分から姿を現す様を思い浮かべたのかくつくつと小さく笑い。

「じゃぁ、何でもありの鬼ごっこでもするか?」

と、にじりにじり相手の方へ近づき始める男。

ホアジャオ > 「そお?
 どっちにしろ当たったら負けなンだから、当たったのが解りやすいほうがいい気がするケド?」

雪玉、という代案に首を傾げてから、続く男の言葉にむっとまた唇を尖らせ……おそらく図星だったらしい。
くつくつと笑う男を睨みつけながら紅い唇は開きかけて、また『へ』の字になって閉じられる。
それでも男から提案受け入れの言葉が返ってくれば、すぐさま返事を返すのだ。

「好的(いいよ)!
 ――なンでもあり?おッさんが鬼、ね?」

にじり寄ってくる相手に満面の笑みを返して、胡坐から立ち上がると同時にぽんと後方宙返り。
男の歩幅でふたつ、距離を取って。

「―――捕まらないからッて、途中で帰ンないでよ!」

た、と軽い音を立てて地面を踏み切る。
女は垂直に飛び上がると手近の枝に捕まって、そのまま勢いつけて男の背後、大股3歩くらいの距離へと身体を振って飛び越えようと―――

ヒュー > 「当たったら怪我では済まないかもしれないぞ?」

等と呟きながら想像のままに笑うと図星だったようで、への字になる口。
それを見ると男は愉し気に笑いながらの提案。
相手ににじり寄っていくと、軽々と後方に宙返りをする相手。

反応は相変わらず良いな等と考えながら、背後に回る相手。男は勢いをつける様に相手が使った枝の木に向かい、勢いが乗ったところで前に足を振り出し太い木を使って相手の着地点に体をぶつけに行く。

「安心しろ。 タップリ追いかけまわしてやるさ─」
と、獣じみた楽しそうな笑みを浮かべていた。

ホアジャオ > 「ぅわは……!」

着地して振り返れば、音にも聞こえていたが身体をぶつけに来る相手。
細い目はまた見開かれて声は漏れるが、紅い唇は笑っている。

そうしながらも地面を蹴って、男の身体の下を抜けるように低く跳んでまた一回転。
その間も愉しいらしい、すこしケラケラと笑い声が聞こえるかもしれない。

「たまにはおっさんのへばった姿、見せてもらうかンね!」

転がって向き直った男が此方へと地面を蹴って来るなら、女は同じく地面を蹴って、鉢合わせでもしそうに迫るだろう。

――――腕が伸びて来るならのその脇でも掻い潜ってまた駆け抜けてやらん、と

ヒュー > ごぅっと空気を巨体が切り裂きながら着地した女に迫るもそれは相手が低く下を抜けるように飛べば、
その追いかけっこを楽しむ様に男は相手の上を飛び越えると地面にその足裏で地面を捕らえ、滑らせながら体を向ける。
挑発する様にこちらに迫り来る相手。
男も楽しそうに笑うと腕を伸ばしながら相手に向けて足元の木の枝や草を弾き飛ばす。
二人の追いかけっこはまだまだ続いていく。

ホアジャオ > 女は飛んできた木の枝やら草には邪魔くさそうに目を細めるけれど、口元の笑みは変わらない。

そうやって付かず離れず、の2人の追いかけっこはきっと、夜が明けても続いていくんだろう…

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からホアジャオさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からヒューさんが去りました。