2020/01/18 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは九頭龍山脈、麓を通る街道と山中の境目辺りに流れる小川。
毎度の事ながら、川辺付近で釣竿を手、タライを側に釣りをする少女の姿があった。
今回は珍しい、街道も近く、誰も訪れないとは思えない場所である。
………まぁ、あくまでも可能性の話、確実性は薄いが。

「………ふむ」

右へ左へ、釣竿を揺らし、のんびりと反応を待つ少女。
まぁ、そうは言っても、タライの中には数匹の魚。
今のところ、調子は良し悪しのない、そんな感じである。

タマモ > 時期が時期、吹くのは微風でも、なかなかの寒さだ。
ぶるり、身を、耳や尻尾を、軽く震わせる。

「しっかし、さすがは冬ともなると、寒いものじゃのぅ…」

そんな呟きを洩らしながら、ぽん、ぽん、ぽんっ、と周囲に幾つもの狐火を灯す。
熱が来なさ過ぎぬ程度に、来過ぎる事も無い程度に、ほどよく温かい間隔で。
…うん、川辺にぽつりとある人影、その周囲を囲むような焚き火。
見た目、あれな感じであるが、寒くなくなった。

「よし、これで良いじゃろう」

いや、本当に良いのかこれで?
こんな事するなら、もう少し着込めば良いじゃないか。
そんな言葉が飛んで来そうだが、気にしない。
少女は再び、釣りに集中する。