2019/10/12 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にカミュさんが現れました。
カミュ > 夏の空気は消え秋の空気が満ちる山中。
肌寒さを感じながら、ざく、ざくと茶色に変わった枯れ草を踏みながら、
足元に転がる木の実や時折生えている薬草を拾いながら足を進めていく。

出来ればそろそろ、動物でも狩りたいが、気配を感じることができずに小さくため息を零した。

カミュ > と、気配を探りながら薬草や木の実を摘んだりしながら山道を進んでいけば、何か気配を感じ、そちらに注意を向ける。

「あっちの方かな…?」

人か、動物化までは距離があるために分からないが、そちらの方へ行こうと、足音と自身の気配を消しながらじりじりと風下から注意深く近づき始める。

カミュ > そして少年は茂みの中へと潜り込んでいった。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からカミュさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 道沿いの温泉」にエレオノールさんが現れました。
エレオノール > 「ふぅ……街の温泉宿も悪くはありませんけれど、やはり私には、森に囲まれている方が性に合いますわね」

満月の下で、温泉に浸かりながら頬笑む淑女。それだけなら『美しい光景』で済むものかもしれないが、その温泉というのが山中にぽつんと存在するものだということと、湯に浮かぶとんでもない胸の膨らみは、異様と言って差し支えないものだろう。しかし、当の淑女は全くの自然体でくつろいでおり、この異様さを当然のものと受け入れて……むしろ誇ってすらいるように見えるかもしれない。

「……けれど、三日も山にいると、人恋しくなるのも事実、ですわね。しかたありませんわ」

自嘲するように笑ってから唱え始めるのは、ブツブツと呟くような、唸るような、奇妙な呪文。十数秒かけて成立する結界は、周囲の人間、ミレー、その他諸々の無意識に働きかけるもので、『なんとなく』『行かないといけない気がして』『いつの間にか』、術者のいるところへ来てしまうという性質のもの。
魔術に長けたものやカンの鋭いものは、何かあると察するかもしれないが、それでこちらに来てくれるなら問題ない。要は話し相手が欲しいだけなのだから。
結界が成立するのを感じると、淑女はひとつ伸びをして、のんびり月を眺め始めた。