2019/09/21 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にノールさんが現れました。
■ノール > 山中の深く、街道からやや外れた場所に小さな泉と僅かに拓けた場所があった
崖に張り付いたように湧く清水が作ったもので、何か謂れがあるわけでもなく
厚い森の木々を突破した後にあるものだから知る旅人は少ない
だが、場所的に知っているなら立ち寄りたくなる深い、山中にあった
「………」
その泉を囲む木々の一本、その枝の上から眺める獣人が居た
幹に、錆びかかった大斧が突き刺さり、それを手すり代わりに不安定な樹上を凌いでいる
獣人的にはここまで登れただけで、満足感が既にほぼ満ちており、
もはや、目的だった泉の見張りをして、獲物が来たら襲撃、というのは結構おざなりだった
■ノール > 誰も来ない。人気が無い。
「………グルゥ」
喉奥で僅かに唸ると、器用に枝に寝転がり、斧に脚を掛ける
そうやって、伸びを一つすると目を閉じた
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からノールさんが去りました。