2019/08/08 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にマリナさんが現れました。
■マリナ > 王都の情報(といっても流行りなどの)を仕入れることが仕事のひとつである少女は、本日王都から戻ってくる日だった。
住んでいる集落まであと少しという距離で馬車を降りさせてもらい、
小高い丘でのんびりと座って休憩することにしたのは夏の夜空が美しく、星がまたたくのを馬車の中から見たから。
スカートをふんわりと広げて座り、星が見やすいようカンテラの火は少し控えめに。
首が疲れるくらい夜空を見上げる様は、星空観察に夢中になりすぎて口がぽかんと開いている。
思えば近頃ちょっとばかりやる気を出して護身術の訓練であったり、
季節にちょうど良い水泳の練習であったり、がんばる時間が多かったせいでのんびりする機会が減っていた。
お城で暮らしていた頃に比べると活動的な毎日で、それはそれでとても充実しているのだけれど、
たまにはこうしてぽやーっとしたいのが少女の性格。
「ここでお昼寝したら…さすがに怒られちゃうかなぁ」
そもそも時間的にお昼寝と呼ぶのかどうかはさておいて。
山の夜は王都に比べると涼しく、風が吹けば心地良い。
星空だけでなくその空気も楽しんで、少女の瞼は何度もゆっくりとまばたきを繰り返す。
―――王都からの移動でお疲れモードになっていることは、否めない。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にシュバルトさんが現れました。