2019/04/27 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中 洞窟」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 「………」

宝の地図…なんてものを信じるほど甘くはなかったはずだったのだが
妙に食い下がる少女のような商人に買わされてしまって、ついやってきた洞窟。
人の手が多少入ったような形跡はあれど…なにかがあったような形跡があるように見えど
今はなにもない。
本当になにもない。
空の宝箱も、生きている罠もない。
ただの洞窟。しかも、結構広めなのに賊がねぐらにしている様子もないし、野生の動物や魔物のたぐいもいないとくる

「…ここまでなにもねーと、逆に清々しいっつーか…」

だまされたのか、相手が知らなかっただけか…
まぁ、宝の地図なんてものは往々にしてそういうものだ。
次からは泣き落とされたとしても買うまい。

ブレイド > それにしたって何もなさすぎる。
結構な広さであったから、なにかいてもいいのだが…
まさかとはおもうが

「………何度も冒険者がきてるってことか…?」

ならばなにもないのも仕方がない。
腹いせにいろいろ持っていかれて今の姿になったのかもしれない。
それらを餌にしそうな山賊すらもいないということは
リスクを背負って潜むほど旨味のある場所でもないということか。

「完全な骨折り損ってわけかー」

洞窟の入口まで戻れば、大きくため息。
どかっと腰を下ろしてしまう。
ここまでくるのだって、何も苦労がなかったわけでもないのだ。