2019/02/14 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にリリーさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアクラさんが現れました。
■アクラ > 「ところで首無しはどこに現れるんだ?」
山道を進みながら尋ねた
アクラにとって山の中は動きやすく周りを気にする必要も少ないので街の中よりも快適である
なので足取りは軽くズンズン道を進んでいる
「食べれないし堅いだけだからな。さっさと倒してチョコとご飯に変えるぞ!」
頭の中では首無し騎士と同じ量のチョコと肉に囲まれた自分の姿が浮かんでいる
そのためにも早く首無し騎士を倒さなくてはならない
■リリー > アクラちゃんを連れ、山賊山脈へと現れたリリー。
ここは夜な夜な首なしの騎士が姿を見せては旅人を襲うとか。
既に冒険者や行商が何度か襲われており、事態の深刻化を防ぐべく依頼が出された次第。
首なしが現れるのは太陽が堕ちてからとのこと。
今は日が西へと落ちている所。
あと半時もあれば夜へとなるだろう。
「え~っと、この辺らしいわ。
あそこの樹の下で姿を見せたらしいけど。」
依頼書の写しと共に受け取った地図を広げて歩いている。
ちょっとどんくさいので、途中段差や小石に躓いたりしていた。
「まだ出てくるまで時間があるし、軽く食べておきましょう。
これ、アクラちゃんの分ね。」
白衣から干し肉を2枚取り出す女。
どちらも両手抱えて食べるような大きな肉。
アクラちゃんに渡す方は、錬金術で人の匂いがつけてある。
■アクラ > 「あそこか...出てきたらぶっ飛ばせばいいな!」
笑みを浮かべ干し肉を受け取る
スンスンと臭いを嗅げば笑みを浮かべ一口で口いっぱいに頬張ると目がまたジト目に変わる
「...リリーごまかしたな?首無しを倒したらちゃんとしたのを作るんだぞ?」
文句を言いながらむしゃむしゃゴクンと飲み込む
実際に味わうとどうしても肉質から違いが分かってしまう
作るのには材料と金が沢山要ると教えられたので何度も何度も続かない限りは文句を言うだけだ
「リリーの銃で仕留められたりしないか?
私に撃ったのと同じ奴ならいけるかもだぞ?」
ぺろぺろと指を舐めながら聞いてみる
じっと待つだけではつまらない
■リリー > 「出てくればいいけどね。
外れの時もあるみたいよ。」
待ってる間はどうしても退屈。
おまけにこの季節外に居ると冷えてくる。
周辺の小枝を拾い集めては一か所に固める。
「やっぱり分かるのね。 味も似てると思ったんだけどな~~。
ゴメンゴメン。今度はちゃんとしたのを作るわね。」
片目を閉じ、舌を出して誤魔化すリリー。
フレーバー作戦はあっさり見破かれてしまった。
(…首なし騎士が人間の身体してたら一石二鳥なのにね。)
「どうかしら。 私一人だと相手の攻撃を受け止められない可能性があるのよね。
アクラちゃんの時も一発も受けずにやり過ごしたでしょ?」
枝の塊に魔法で火を付ける。
パチっと僅かに残った水気が飛び散るが即席の焚火が完成する。
「確かに、退屈ね。」
火の前に座り、干し肉を食べるリリー。
近頃は治安も良いのか、山賊の姿も見当たらない。
■アクラ > 「はずれ?.....その時は私のご飯とチョコは...?」
プルプル震えながらそちらを見る
答えを尋ねているのに何故か聞きたくない
「とうぜんだぞ。味も何もかも違うからな。」
エッヘンと胸を張る
その程度でごまかせないぞと偉そうだ
「攻撃される前にそれでどうにもならんのか?
よくよく見ればそれは小さい大砲だろ?核を吹き飛ばすぐらいはできそうだがな。」
できないなら仕方ないかとそれ以上は言わない
周りは静かで聞こえるのは風の音ぐらいのも暖かなたき火のおかげか
うつらうつらと眠くなってくる
■リリー > 「それは大丈夫よ。この前とこの前でそこそこお金貰ってるから今日のが外れでも
チョコとご飯は用意出来るわ。」
不安そうなアクラちゃんに笑いそうになる。
違う意味でぷるぷる震えるも、なんとか我慢して乗り切った。
「鋭いのね。 でも、金欠が続くとソレになるからお仕事頑張ろうね。」
にっこりと笑うリリー。
アクラちゃんの味覚の良さを褒め称えるも、仕事に向かわせることは忘れない。
「いけたらいいんだけど、念には念を入れないとね。
それに折角アクラちゃんも居るんだし手伝ってもらわないと。
…アクラちゃん、おいで。一緒に温まりましょう。」
待っている間、退屈だしアクラちゃんは既に眠たそうだ。
リリーは焚火の前に腰掛けたまま、膝の上をポンポンと叩いてみせる。
■アクラ > 「そうなのか...ならばよし!」
それが用意されるならと笑みを浮かべ安心する
不安も消えリラックスして依頼をこなせるという物だ
「金...富裕地区とやらには沢山あるのだろ?」
ちょっともらってもばれないのでは等と言いだした
ご飯の為ならやってやるぞと言いそうだ
「んぅ...そうだな、私は寝て準備しとくぞ。」
ゴソゴソと膝の上まで移動し腰を下ろす
体をリリーに預け寝息を立て始めた
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアクラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアクラさんが現れました。
■リリー > 「現金ねえ、アクラちゃんは。」
食欲と睡眠欲の塊のアクラちゃんに笑みが浮かぶリリー。
「確かにあるけど、アクラちゃんが言ってることは泥棒って言って街でやってはいけないことよ。
最悪逮捕されるか殺されちゃうから言わない様にね。」
予想はしていたので、リリーは驚くことなく。
溜息をつきながら諭すことにした。
「え、寝ちゃうの?
もう少しアクラちゃんとお話ししようと思ってたのに。」
食べたらすぐに寝てしまうようだ。
リリーはアクラちゃんの白い髪を撫でながら、樹の下を眺めることにした。
「困ったわね。 いよいよ一人になってしまうわ。」
■アクラ > 「現金?」
私は金じゃないぞ?と眠たげに頭が揺れる
「むぅ…そうか……
面倒だなぁ…」
クー…と寝息を立てて完全に寝始めた
しかしその睡眠も長くは続かない
数分が経過した頃、パチリと目を開いたアクラが膝から降り樹の下をじっと見つめる
「来たぞ、首無しかは分からないけど何かが来た」
■リリー > 「そういう意味じゃないのよ、アクラちゃん。
また今度教えてあげるね。」
半分寝ているだけに舌たらずな返答に。
「はぁ。 寝るの早すぎるわよ。」
一人で見張りをすることになったリリー。
溜息をつくと、空を見上げる。
いよいよ太陽が姿を見せ、夜の闇が広がり始める。
「そのようね。アクラちゃん、様子見を見て来てくれる?
…イグニッション。」
膝の上が軽くなると、銃を呼び出してから立ち上がるリリー。
まずはアクラちゃんに斥候の仕事を依頼する。
この時は、樹の下から現れたのは全身鎧を着こんだスケルトン。
一体であるが大きさも3メートル前後とそれなりに強そうだ。
「あらら、首があるじゃない。」
■アクラ > 敵が現れれば寝ている場合ではない
先程まで眠っていた気配は微塵もなく意識は完全に覚醒している
「分かった。」
姿はそのままに姿勢を低く駆けていく
しかし樹の下に現れたのは思っていた姿の魔物ではなく…
「こいつが首無し?
ただのスケルトンじゃないか。」
これを倒しても依頼の達成になるのか気になり始めた
どうしたものかとスケルトンと対峙するい
ざという時の為に腕は既に異形と化し巨大な爪を向けている
■リリー > 「とりあえず倒してみよっか。
その後戦利品を持ちこんで交渉してみるわ。」
果たして金になるのだろうか。
同じことを女も思っていた。
しかし、首がある以外の外見的な特徴はよく似ている。
この辺りを荒していた魔物とみて間違いないだろう。
後は2体1。おまけにこちらは初めから戦闘の用意が出来ている。
余程のことがなければ負けることはないはず。
「…バレット。」
銃口を向け、弾丸の魔法を放つリリー。
後はアクラちゃんが爪で畳みかけてくれることだろう。
■アクラ > 「換金できなければ暴れてやる。」
不安に思いながらもリリーの援護を受けグラついたスケルトンの頭を砕き飛ばす
胸の中心にある核を次の手で穿てば余りにもあっけなく終わってしまった
「よし……これで首無しだな!」
わざと不要である頭への攻撃を加えた結果がこの首無しスケルトンである
最初からこうだったと言い張れば依頼も達成となるだろう
ならなければ大暴れだ
「退屈な奴だったな。本当にこいつが人間を襲ってたのか?」
そんなことを思いながらも死体を引きずりリリーの元へと戻っていく
チョコと沢山の食事、今からワクワクでいっぱいだ
■リリー > アクラちゃんと合流し、火を消してから街へと向かう。
その後、順調に金になったかどうかは神のみぞ知ることで。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアクラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からリリーさんが去りました。