2018/12/05 のログ
ご案内:「九頭竜山脈 山賊街道」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > 「こっちはもうわたしだけで問題ありませんっ! 右後方が押され気味です、援護に入ってあげてくださいっ!」『おうッ!』『行くぞ野郎ども、もう一息だッ!』『おぉぉおッ!』
極端なまでの軽量化が施されたバトルメイルから覗くたわわな豊乳や、むっちりとした肉付きも悩ましい小麦の太腿に珠汗を浮かせた戦士娘が、熱した呼気を冬風に白く棚引かせつつ指示を出し、それに応じた数人の冒険者が立ち往生する馬車群の後方へと駆け出した。
襲撃を受けたのはダイラスへと向かう山賊街道の半ば、冬の陽光が中天を通り過ぎる頃。左右を高い崖に囲まれた待ち伏せには最適の地形であった。今回は斥候役が優秀で、待ち伏せの存在は勿論、敵の人数分布、罠の存在までも事前に分かっていた。おかげで落石罠の被害は無し。崖上の射手も手早く処理する事が出来たが、敵の数は思った以上に多かった。
戦力としてはゼナ一人でも十分に殲滅出来る。しかし、一流冒険者を雇う代償として、計5台の幌馬車を有する隊商の全周を守るには心もとない護衛の数が今の苦戦を招いていた。
ご案内:「九頭竜山脈 山賊街道」にモッペルさんが現れました。
■モッペル > 今日は少し遠出。王都から船で対岸の港湾都市に。そろそろ備蓄の香辛料類が切れてきたころ。大市が立つという噂を聞いてダイラスのほうへ。求めていたものや他にも砂糖なども仕入れ、ほくほく顔。帰りはかなり時間はかかって大回り担ってしまうものの、陸路で移動しようと街道をゆき…その途中で見かけたのは野盗とおもわしきぼろを着た集団と、冒険者らしく雑多なまとまりのない装備が守る幌馬車。とりあえず援護するか。と弓を取り出し、鉄の矢をつがえ…あまり狙いを定めず速射。矢は野盗の左肩にあたったと思えば、そのまま貫通、さらに2人を貫通、3人目の腹に突き刺さったあたりで止まり…何が起こった?と当惑しているさなか、声をかけ
「盗賊かい?援護は必要かね」
弓を背負い鞄に結わえ、巨大なハルバードを手に小走り…とはいっても一歩が大きいためそれなりの速度。それに地面が揺れているかのような足音を響かせるのはヒューマンの倍はある巨躯の女性(すくなくとも乳があるのを見れば)で。
■ゼナ > 落石罠をいなした直後、崖壁の亀裂や岩陰から飛び出した敵前衛。血と暴力に酔った人の姿の獣群。
そこに単騎で突っ込んで、振るう巨人剣にて肉と臓物を散々にばら撒くゼナの初手にて勝敗は既に決まっていた。人間にはとても操れぬだろう巨剣で一瞬の惨劇の生み出したゼナに山賊のほとんどが恐怖し、チャージを止めてしまったからだ。
その空隙を生かして崖上から身を乗り出していた射手を次々撃ち落とした斥候の働きも素晴らしかった。
とはいえ、ここで何も獲られぬまま引いたとあっては山賊を率いる頭とて無事では済まない。その結果として下される無謀な突撃命令。
無論、山賊とてバカではない。真正面からゼナに向かう事はせず、大回りで馬車の後方や側面に襲いかかったのだ。大多数の敵主力を引き付けるゼナは動けず、そちらは他の冒険者に任せるしかない。
ジリジリとした焦りが豊乳の内を炙る。もう一手、相手の戦意を完全に挫く一撃が必要だった。
「――――ッ!?」
そんな中、本来であれば山なりの遠射で狙うべき長距離から、ほぼ一直線に飛来した投槍の如き巨大な矢が馬車側面を襲おうとしていた山賊を3人まとめて射抜いたのだから全員の時間が止まるのも無理はない。
いっそのんびりとした、それでいてよく通る声音に目を向ければ、うっそりとこちらに向かうオーガの如き巨躯。
「――――た、助かりますっ! 後方と側面の敵を散らしてください! 殲滅の必要はありません、逃げる者は放置! 向かって来る相手を狙ってくださいっ!」
そんな予期せぬ状況すらも即座に利用するのが冒険者という物。『逃げる者は追わない』という言葉で、とっくに逃げ腰になっている山賊の気力を更に挫いて
「冒険者隊ッ! 突撃ぃぃいいいいッッ!!」
山賊の血脂にどす黒く穢された巨人剣を天高く掲げ、振り下ろすと共に自ら敵主力へと駆け出した。
■モッペル > ふとリーダーらしき女騎士をみれば、ずいぶんと薄い鎧。というか肌が見えている。 軽戦士系かと思うものの、その手に持つ獲物は大剣。鎧の重量をその分剣に割り振っているのかね。と推察。 ほんの少しの間。幌馬車の側面にたどり着き
「後方と側面。 じゃあこのまま後方をもらうよ。側面は私じゃあ狭い。」
ざっ。と駆け抜けてきた場所を振り返り。ハルバードを構え…
「すぅ……おおおおおおおおおおっっっ!!!」
びりびりと幌馬車が振動し、馬が怯えて逃げ出そうとするものの、恐慌になり、ぺたん。と座り込む程の雄叫び。土煙を挙げて馬車後方の集団に吶喊をかけ、まずはハルバードをひと薙。大の大人でも両手で抱え上げるほどの重量の斧頭は十分に速度がのり、ぞぶ。と横に並んでいた3人ほどがまとめて胴を薙がれて崩れ落ち…そのまま狂戦士化。声を上げ、振り下ろしたハルバードは地面をえぐり、分厚い鋼鉄のガントレットが振るわれるたびに血煙があがる。蹂躙。という言葉がふさわしいかのように野盗を片付けていって
■ゼナ > 主力と言えど、時間稼ぎ以外の動きを見せる事の出来ていなかった役立たずである。最初から逃げ腰で、更には巨人娘の乱入に度肝を抜かれた案山子状態。もともと戦力比は圧倒的で、いっそ弱い者虐めとしか言えないレベルだったのだ。
戦闘とも言えないなで斬り状態である。棒立ちの合間を縫いつつ振られる薙ぎ払いが、一閃毎に数人の骸を生産していく。そんな中で追い打ちの如くオーガの雄叫びの様な怒号が響けば
『ひ、ひぃぃぃいッ!?』『こんなの、かッ、勝てるわけがねぇッ!!』『いやだぁっ、死ぬのは嫌だぁぁああッ!』
元々規律などとは無縁の寄せ集めである。少しでも身軽になって逃げ足を早めようと手にした武器すら投げ出しての潰走状態となった。山賊頭などは真っ先に逃げ出しているため、ここからの立て直しなど不可能である。
「――――っふぅうぅう……。」
無呼吸戦闘で止めていた熱息を深々と吐き出して、ブンッと振るった一閃で分厚い刀身を濡らす血脂を雑に散らした戦士娘は、抜身の巨人剣を肩に担いで殲滅戦の様相を見せている馬車後方へと足を進める。
護衛役の冒険者達も奮戦しているものの、助太刀として乱入してくれた巨人娘の暴れっぷりは桁違い。彼女が隊商護衛に最初から入っていたなら、そもそも山賊の奇襲すら起こらなかっただろうという大迫力だった。
■モッペル > さんざんあばれ、全身血塗れ。まるで赤鬼とでも言うような状態となり…野盗が散り散りに逃げていけば、追わず。
「ふううううううぅ…」
深く一息。ぶしゅううっ。と全身に溜め込んでいた熱が放たれ、湯気まで見えて。
「ああ、すまない。 近くに水浴びできるようなところはないだろうかね。」
背負鞄から布切れをとりだし、とりあえず顔を拭う。ガントレットには肉片までこびりついており。顔を拭った布切れで今度はハルバードの刃や穂先を拭い、ざっと血を払って。付近にはおびただしいほどの肉塊がころがっており、今しがたそれを作り出した同一人物とは思えないほど温和な声でリーダーらしき女騎士に問いかけて
■ゼナ > 「皆さん、お疲れ様でした! 怪我人の治療、被害の確認、それから――――怯えてしまっている馬を落ち着かせてあげてください」
いつものごとく最初こそまだ若い娘と侮られていたゼナなれど、旅の後半となる今となっては隊商のリーダー役を自然と任される形となっている。血まみれの戦場にまるで似つかわしくない快活な涼声に、先の山賊達より余程厳つい荒くれ冒険者達が意を唱える事無く事後処理を開始する。
それを視界の端に捉えながら、ゼナが近付いて行くのは見上げるほどの巨体。こうして改めて見れば、初見でオーガか熊かと見間違えたのも無理からぬ小山の如き巨躯である。
そんな娘を前にして、剥き身だった巨大剣を分厚いマントの後ろに背負った鞘へと収め
「ありがとうございました。ちょっと苦戦していましたので、かなり助かりましたっ!」
ぺこっと折り目正しく腰を折って頭を下げれば、側頭から飾りの様に垂れる金の三つ編みが大きく揺れた。
そんなゼナに向けられた第一声は戦果に比する報酬を要求するような物ではなく、単にすれ違う旅人同士が交わす挨拶のような一言で、思わず戻した姿勢で見上げる蒼瞳が捉えたのは、どろっどろの血まみれ状態。
普通にスプラッタな状況ではあるのだが
「――――あはっ」
思わず気の抜けた様な笑い声が漏れてしまったのは、モンスターと見紛う程の巨躯とは裏腹な彼女の表情を見てしまったからだった。
「そうですね、もうしばらく進むとこの峡谷を抜けるんですけど、その先の休憩所が川の直ぐ側です。わたし達も今日はそこで泊まって、明日ダイラス入りする予定なんですけど―――…どうでしょう、よかったら同行しませんか?」
■モッペル > 「ダイラス入りかー…」
反対方向だな。と思いつつ、少し思案。
今回のことで全身血塗れになっていて、ガントレットは分解して洗わないといけない。ハルバードも分解して掃除できるように何箇所もの組み込みでできているため、その中に血糊が入り込んでいる可能性がある。そして血糊で錆びるかもしれない。ならメンテナンスは早いほうがいい…となれば
「じゃあ、ダイラスまで一緒させてもらえるかい。私が出せるものは新鮮な肉があるよ。」
背嚢にぶら下げたアイテムバッグから大きな水袋を取り出し、とりあえず頭からかぶって大雑把に頭と乳房あたりの血を洗い流し。わしわしっ。と新しい布で黒い角と顔、胸を拭いて。まだ下半身は血で汚れているが、それはまぁ水浴びまで我慢できる程度。乾いてくれば払えばいいや。と。
■ゼナ > ゼナの返答と誘いに戻された巨人娘の声音はどこか困った様な物。あー…目的地、反対方向だったんですね……。と彼女との同行を諦めつつあったゼナだったので、続く返しにはパッと表情を輝かせた。
「そうですか、ありがとうございますっ! わっ、お肉もありがたいですね! こっちは芋とか玉ねぎとかはあるんですけど、お肉はもう干し肉くらいしか無かったので、商人さんも喜んで買ってくれると思いますっ!」
子供が中に入れる程の水袋を持ち上げて、頭からそれをかぶるという大胆な行動に大きな蒼目を丸くして、あまりに巨大な乳房に付いた血を拭う様を思わずがっつり見てしまう。
戦闘の予熱で未だ湯気立つその巨躯は、真冬の寒気の中ではさぞ冷たかろうと思われる行為にも寒々しさが感じられない。
ただの人では決して得られぬだろう桁外れのボリュームを有する魔乳が、拭うタオルに拉げる様子。
「………………………、っ!」
ハッとして周囲を見れば、そんな巨人娘の所作をがっつり視姦していた男たちがバッと顔を背ける所だった。とは言え、ゼナもまた彼女の豊乳に見惚れてしまっていたので、彼らに何かを言える立場ではなく
「―――と、とりあえず、隊商主さんに話してきますねっ!」
言いながら身を翻し、忙しく事後処理を進める人群の中、じっとこちらを見つめる恰幅の良い中年男の元へと駆け去っていく。
■モッペル > 「ぷぅ。 早いところ水浴びしたいもんだねぇ。」
おおきな篭手以外はソフトレザーの旅用装備。当然大きすぎる乳房も体格通りのおしりもそのしたから主張して…視姦されても特に気には止めてない様子。露出は少ないものの、かえってそのほうが想像の余地はあり。
「ああ、よければだけれどもね。 私は食事がもらえればいいよ。肉は提供するから、野菜とか調味料で料理にしておくれ。」
砂糖や香辛料などの調味料を買い集めるのは、それがあれば適当な調理の腕でもわりとなんとかなるため。とくに香辛料は高いが、味が決めやすい。そこまで料理がうまいわけでもなければ重宝して…とりあえずは女騎士が返事を聞いてくるまで、近くの岩に腰掛けて水を飲みながら待ち。
■ゼナ > 「ふふっ、わたしもお姉さん程じゃないですけど結構汚れちゃいましたし、汗とかも流しておきたいので次の休憩所が楽しみだったんですよ♪」
一緒に水浴びしましょうね♪ などとゼナが言えば、二人の水浴び姿でも想像したのだろう。周囲で忙しなく動いていた男達から向けられる視線がさらなる熱を帯びた。無論、今となってはゼナに襲いかかる無謀な冒険者もおらず、ましてや膂力においても絶望的に勝ち目が無さそうな巨人娘に突撃する勇者など居ようはずはない。
とはいえ、水浴び中の覗きくらいは覚悟しておくべきだろうが、片割れたるゼナの方はそうした警戒心の持ち合わせなど無さそうである。
ともあれ、一旦隊商主の方へと移動したゼナが、巨人娘の魔乳と比べればひどく可愛らしいレベルとは言え、それでも人族の物としてはたわわと言って過言ではないだろう小麦の乳房をたゆたゆさせつつ駆け戻る。
「お待たせしちゃいましたっ! 余り多くはないんですけど、一応さっきの助太刀分と、ダイラスまでの護衛費用を払っていただける事になりました! それと夕食に使う肉の供出にはお姉さんの希望通り野菜と料理でお返しするって言ってました。野営の際はお願いしますねっ! あ、それからわたしはゼナ。ゼナ……トゥルネソル、って言います。お姉さんの事はなんて及びすればいいですか?」
新婚生活が始まってそれなりに経つものの、未だに新たな名字が気恥ずかしいのかほんのりと頬を染めてもじもじしつつの名乗りに続き、彼女の名前を問いかける。
それに合わせて周囲で動いていた冒険者も口々に自己紹介し、それ以外の隊商メンバーも頭を下げて先の助太刀への礼を述べる。ゼナに少し遅れて近付いて来た隊商主からの挨拶と礼の言葉、報酬支払いに対する話が終わる頃には街道を塞いでいた落石罠の除去も完了し、隊商は旅を再開する。
■モッペル > 「まぁ湯浴みができるといちばんだけれどもねぇ。混浴も辞さない程度には。」
視線は気にしてないが、気づいてはいて。ちら。と男衆のほうをみやり、湯浴みの希望を出して。微妙に沸き立つのをくすくすと笑いながら、女騎士の言葉。
「じゃあたのもうかね。私はモッペル。ヒューマンにはちょっと呼びづらいだろうから、好きに呼んでくれてかまわないよ。」
その他の面々にも、握手したり、拳を突き合わせたり。銘々に挨拶を交わして、隊商の護衛として参加して
■ゼナ > 「お風呂については流石にダイラスまで待たないと無理かなぁ…。九頭竜山脈の奥まで行けば、秘湯っていうんでしたっけ? そういうのがいくつかあるのは知ってますけど。」
雄がどういった目で食べごろの雌を見ているのかに無頓着なゼナは巨躯の牛娘と周囲の男達との視線のやり取りにはきょとんと小首をかしげるばかり。
「はい、それじゃあモッペルさんって呼ばわせてもらいますねっ!」
見た目こそモンスターめいていても、ひととなりは下手な冒険者などより余程に柔和な性格と、よくよく見れば魅力的な顔立ちもあり、巨人娘はあっさりと隊商に受け入れられる。
馬に乗ったゼナがモッペルの傍らをゆったり進み、時折先行する斥候からの報告など聞きながらの旅は何事もなく過ぎていく。
そうしてたどり着いた休憩所。サイズは違えど、どちらも男好きのする柔肉をたっぷり備えた若い娘の水浴びは、果たして男達の覗きを回避する事が出来るのか。
それを決めるのはそういったあれこれに対してひどく無防備なゼナではなく、余程に人馴れした牛娘の行動次第となることだろう。
そんな小さなトラブルはありつつも、巨人娘を伴う旅の後半はひどく順調に進み、翌日の夕刻には無事にダイラスに辿り付く事となるのだった。
■モッペル > 「さて、到着だ。あれからは何事もなかったねぇ。」
覗き程度は許容。そのあとどう処理しようが関係はないが、手がこちらに伸びなければ別に構いはしない。とおおらかなもの。覗きも気づいてはいたが騒ぎ立てもしなければ平穏なもの。モッペルの巨躯で獣も近づいて来ない状態であれば、非常に平和な行程となって。
ご案内:「九頭竜山脈 山賊街道」からゼナさんが去りました。
ご案内:「九頭竜山脈 山賊街道」からモッペルさんが去りました。