2018/12/02 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 最近、少しばかり冷えてきてすっかり冬も近くなったと思っていたにはいたが…
はっきりと言えば侮っていた。
なにをと言えば、寒さ。
特に、山中の気温の低さと来たら王都の比ではない。
もともと寒さを嫌う少年であったが、少し厚着すればなんとかなるだろうと思っていたのが運の尽き。
冬の薬草採取の受けてここまでやってきたのだが…。
「なんだよ…日が傾いてから急に…」
凍える…というほどではない。
真冬の寒さに比べればまだぬるい。
だが、予想以上の寒さ。
侮りがたしは山の気温であった。
「だめだな。これ以上は…さっさと火でも焚いちまおう」
まだ日は出ているが、沈みきってしまえばもっと寒い。
いまから野営の準備を始めてもいいだろう。
■ブレイド > 山中を散策するということで、準備そのものは怠ってはいない。
怠っていたのは冷えに対する対策のみだ。
自分も一応隠れ里出身だと言うのに…なんてザマだ。
王都で暮らし始めて、すっかり勘が鈍ってしまっていたのかもしれない。
「はー…雨とかじゃなくてよかったけどよ…」
この寒さで雨でも降ったら最悪だ。
雪にはならない程度の寒さでの雨…あまり想像したくない。
少し拓けた場所に結界石を設置しつつため息を漏らす。
■ブレイド > テキパキと焚き火の準備。
さっさと準備しなければ日が暮れるというもの。
できることは今のうちに。
食料のたぐいもわざわざ探しに行く必要もないのだし
あとは、食って寝るだけの状況にしよう。
薬草の群生地まではまだ少しはなれているが、明日の昼には山を降りれるはず…。
「ま、急ぎの用事じゃなかっただけでもいいことにするか…」
今回の薬草は喉や発熱に効くもの。
冬に流行る風邪の諸症状に効果があるものだ。
流行病の予防薬だかなんだかの材料というわけでもなし
期間もまだ余裕がある。
時間をかけすぎるのも信用問題だが、急かされるものでもない。
今日のところを寒さをしのいで明日、日が高いうちに終わらせてしまえばいい。
などと考えているうちに焚き火をおこすことができた。
風よけのテントもすぐに設営できるだろう。
■ブレイド > テントの設営も終わる頃には、もう日も少し頭を出すだけ。
それに伴い気温も更に落ちてきた。
早いうちに準備しておいてよかった。
「さって…」
次は食事だ。
できることなら温かいものを食べたい。
早速、荷物袋の中のから、まな板、ナイフ、鍋、食材…
ベーコンと芋、塩コショウ…それにパンといったありふれたものしかもっていないが
肉と塩と胡椒があればだいたいうまい食事にありつける。
今日はあたたまるためにもスープにしよう。
■ブレイド > 本格的な料理に比べれば薄味で少し物足りないかもしれないが…
量でカバーすることにしよう。
気持ち塩味は濃い目にし、胡椒を少しばかり効かせて。
できればもうちょっと野菜やら味に変化の出るものやらも混ぜたいが
山中での野営食だ。
贅沢も言えまい。
「こんなもんか…」
火にかけた鍋の中身は薄めのスープ。
だが、ベーコンを噛めば味はしっかりとしているだろうし、イモも腹にたまる。
悪くはないだろう。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からブレイドさんが去りました。