2018/11/26 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈、そろそろ何と言うか、木々ばっかりの光景は飽きてきた。
しかし続くよ獣道、抜けられるのはいつなのか。
…まぁ、気にしたところで仕方無い。
と言う訳で、今日も今日とて歩き続けていた少女であった。
今?疲れて休憩中、都合よくいい場所がなかったので適当な地面で寝転がっていた。
ぐてーっとうつ伏せに、耳も尻尾もふにゃんっと垂れて、まるで行き倒れみたいに見える。
いや、まぁ、この光景を見る相手がいるならば、ではあるが。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にエミリーさんが現れました。
■エミリー > 「クンクン...ゴーちゃん、こっちー...!」
久方振りにつかまえた匂いを追って車椅子は山道を進む
草が絡もうが段差があろうがグングン森の中を進んでいく
匂いが強くなるごとにテンションと声が大きくなっていく
「はーやーくー..!」
しばらくすれば辿り着くだろう
追跡者の鼻は何者もごまかせない
地面に転がる愛しの彼女を見つければ...車いすを捨てて立ち上がる!
「ターマーモーちゃーーん♪」
途中で一度転んでも何のその
傍らまで駆け寄ればうつ伏せの状態からひっくり返そうとする
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からエミリーさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にエミリーさんが現れました。
■タマモ > ぴくん、ふにゃれた耳が軽く揺れる。
それはそうだろう、こんな場所を進む車椅子なんてどれだけの騒音を立ててくるのか。
聴覚の鋭い己でなくとも気付くものだろう。
と、それもあるのだが、そんなものをこんな場所で乗り回す相手なんて一人しか知らない。
そう、少女は騒音を立てる主が誰かも何となく分かってしまっていた。
あ、まて、今の己は縮んでるから相手が分か………一度見られてるじゃないか!?
つまり、こんな感じだ。
「う、うむ…久し振りじゃのぅ、エミリー?
…と言うか、大丈夫か?」
少女は地面を転がされ、仰向け状態に。
そうした相手に、言葉と共に挨拶代わりにとひらりと手を振るのだった。
■エミリー > 「うぇへへぇ…♪
大丈夫ー。タマモちゃんをぎゅーってできるから―♪」
仰向けにすればそのまま抱きしめる
普段使わない体力が今物凄い勢いで使われている
「そういえばータマモちゃんまだちっちゃいんだねー?」
ナデナデしながら首傾げ
本来の姿ではに事が少し不思議で尋ねてみる
■タマモ > 「おぉう…ともあれ、相変わらずでちと安心したような…複雑な心境じゃ」
うん、まだ車椅子とか。そこは言わないでおこう。
抱き締められながら、やれやれ、と肩を竦めてみせた。
「あー………いや…また、やられてしまったのじゃ…」
撫でられてしまえば、気持ちよさにへにゃっと相手に身を委ねるように。
まだ疲れが取れてないってのもあるのだが、その辺りは気にしたら負けだ。
…何の勝負をしてるのかは分からないが。
まだ、と言われているが、一度は戻っていたのだ。
知っても知らずとも変わらないが、教えておいた。
■エミリー > 「複雑…?なんで?」
んん?と気になる
一方自分の頭の中は幸せでいっぱいだ
凛としているタマモも素敵だが今のロリタマモも可愛らしくて頭を撫でる手が止まらない
「またあの怖い人?
むぅ……本気で追い出しちゃおうかな……」
一瞬本気で考えたせいで目の光が消える
誰であろうがタマモに意地悪をする輩は許せない
しかも一度元に戻れたのにそこからまた…
ぷくーっと膨らむ頬、今度本気で呪術をかけてやると固く決意した
■タマモ > 「うん?…いや、そこは気にしてはいかん、良いな?」
ふっ、とどこか遠くを見詰めるような視線。
誤魔化すように、こちらも動く手でぽんぽん撫でておいた、胸を。
…だって頭まで手が届かないもの。
「多分、エミリーが思っておる相手とは違うぞ?
妾と共に居る式の一人じゃ、ちょっと性格に難はあr…ごふっ!?」
多分、己を抱える少女は己の内に眠る存在と思っているのだろう。
間違ってて何かある訳でもないが、とりあえず、そこは説明を入れておく。
…入れておこうとした。
途中、見えない何かが頭に落ち、言葉が遮られたが。
■エミリー > 「んーー…わかった♪」
撫でて貰えてうれしいので直ぐ受け入れた
胸でも頭でもタマモに撫でてもらえたら嬉しいのだ
「式…確かタマモちゃんの手助けするんだよね?
なのにタマモちゃんに意地悪なんて……あ、一回殺せば絶対に言う事聞くよ?」
タマモと話してるとドキドキするお陰で脳にまで血が昇る
おかげでとても斬新な発想が生まれる
ふと気づくとタマモが頭を抑えて痛そうにしている…何で?
「大丈夫タマモちゃん?
痛いの痛いの……とんでけー♪」
取り合えず頭を撫でておまじないをしておく
■タマモ > 「うむ、まぁ、常々言っておるが素直な子は好きじゃぞ?」
あっさり受け入れる少女に、うんうんと頷いてみせる。
あれやこれや説明とか面倒なのだ。
「ま、待つのじゃ…あれだけはいかん、下手に手を出しては…
馬鹿げた事まではさすがにせんし………妾でも勝てん。
あれは放置するの限るのじゃ、分かったな?」
やる気満々で、本当に突っ込んでいったら何をされるか分からない…少女が。
さすがに、それは己としてもよろしくないので止めておき。
「う、うむ…エミリーのお陰で痛いのは消えたぞ?うん」
あぁ、今のはきっとあれか…分かってはいるが、詳細は伏せておこう。
改めて頭を撫でる手、はふ、と大人しくしているのだった。
■エミリー > 「むー…私だってタマモちゃんの為だったら頑張れるもん!
国だって亡ぼせるよ?」
頼りないと思われたとさらに頬がブクっとく膨らむ
相手の質が高いならこちらはちょっといい位の戦力を死ぬまで送り込むのだ
「よかったー♪
……やっぱりタマモちゃんは可愛いなぁ…ちっちゃいと可愛さがもっとぎゅーってなってる♪」
■タマモ > 「いやいやいや、待つのじゃ、それは本当に待つのじゃ!
妾より強いのは事実じゃが、あれはそう他と関わる事がないから大丈夫でな?
エミリーが頑張るならば、他の方向で頑張ってくれると妾としては嬉しいところじゃのぅ?」
張り合っちゃだめぇっ!そんな感じに、必至にこう両手をぶんぶん振って抑えに入った。
そして、何とか言葉の舵を回そうとしてみる。
あれが本気を出したら、国どころか…そんな存在なのだから。
「そうじゃな、助かったぞ?
そこは、可愛いではなくてじゃな…いや、今では仕方ないのか…」
はふん、今度は安堵の溜息。
と、少女の言葉にぴくり、と耳が揺れた。
訂正…しようとしたが、今の己に自覚があるので仕方なし、と諦めて。
■エミリー > 「………わかった。」
不満気だがそこまで言われれば仕方ない
だが頼りにされないのはしっかりと覚えた
どこかで名誉挽回しなければ
「いつもはかっこいいけどね…今はすっっごく可愛い!」
そこだけは断言しておく
この姿のタマモは本当に可愛くて愛らしくて…見ているだけで血がグングン体を巡る
「……お持ち帰り。」
ぽつりと零れる言葉は欲望100%で…
■タマモ > 「すまんのぅ、あれだけは妾でもどうしようもない。
いや、他の者達も勝手に動きはするんじゃがな?」
ぽんぽん、とまた胸を叩く、今度はあやすように。
続く言葉に他の式の存在もほのめかす、どの式も少女の思うような手助けをする存在に聞こえないが。
もっとも、まったく何もしないのか?と問われれば、そうでもないと答えはするつもりだ。
「うぐっ…ま、まぁ、それならば良いじゃろう」
引っ掛かる、何度でも引っ掛かる。
その度に唸るが、本当に嫌と言う訳でもないのだから複雑だ。
「………は?」
少女が零す言葉に、何事?な感じに声が洩れる。
まぁ、その欲望はちょっと強引にやってやろうと思えば簡単に叶うのだが…するもしないも少女次第だ。
まさに、選ぶのはあなた。
■エミリー > 「ゴーちゃんみたいに素直で優しい子ならいいのにね…」
現状を聞く限り式より何倍もゴーさんの方が有能だと思える
不平不満なんて言わないし何でも言う事を聞いてくれる
もはやゴーさんが居なければ真面に生活もできないのだ
「……………」
じーーっと見つめる
お持ち帰りしてそのまま撫で回したり思う存分可愛い服を着て貰ったり…
そう欲望と理性がせめぎ合う
「…ダイジョブ、タマモちゃんが嫌な事は私しない。」
ギリギリ理性が勝ったのだ
一時の欲望で嫌われるのだけは絶対に嫌だ
束の間の幸せより長ーい幸せなのだ