2018/11/05 のログ
■タマモ > ちなみに、他の道の一つに元に戻るまで待つ、と言うものもあった。
が、今の調子だと戻る事に希望を託すのは厳しそうだ。
式は少しすれば戻ると言ったが…あれの少しは信用におけない。
まぁ、そんな相手であるのは分かっていたのだが…僅かでも期待を持ってしまうものである。
「まったく、人の努力の結晶を一体何だと思うておるのじゃ…
このままでは、本当に何が起こるか分かったものではないんじゃがのぅ。
それに………疲れた」
はふん、溜息を一つ。
考えてみれば、ここまではずっと歩き詰めだった。
きょろきょろと周囲を見渡し…適当に凭れられそうな樹木の根元に、ぐてーっと両足を放り出すようにして身を預ける。
うん、休憩大事。
■タマモ > と、休憩と寛いでいる少女。
しばらくは、のんびりと木々から見える空を見上げているも…
うつら、うつら、と頭が揺れる。
散々歩いたのだ、漏らした言葉の通り疲労が溜まっていた。
少しの間は、それでも耐えていたのだが…かくん、体が傾いた。
ゆっくり、ゆっくりと傾いて、ぱたりと地面に。
そのまま、少女はすやーっと眠りの世界へと誘われた。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。