2018/09/20 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
タマモ > 気が付けば、そこは木々に囲まれた山中だった。
…いや、元々この九頭龍山脈には来ていたはずだったが。
細かい話は止めておき、さて、どうしたものかと考える。

ぐるりと見回してみる、うん、やはり場所なんてもの、はっきり分からない。
九頭龍山脈のどこか、程度だろう、分かったとしても。
囲む木々が見えるだけで、そう判断出来るものなのか?と問われそうだが…その点だけは、感覚で何となく分かる。

「ふむ、とは言え…」

視線を上に、木々の隙間から見える夜空へと向け、ぽつりと呟く。
気分的なものだが、何かしらの高揚感が燻っている。
ここに来た理由である、非常に嫌な感覚は薄れているのだが…
まぁ、別の意味でもう少しこの辺りに居た方が良さそうかもしれない。
今戻れば、また戻った先でうっかり何かしてしまいそうだ。

タマモ > どうせ何かしたところで、噂の金色の悪魔の話が一つ増える程度か。
そう考えてしまうと、そこまで気を遣う必要もないか、とか思えてしまうから怖い。
うん、慣れってのは本当に恐ろしいものだ。

視線を前へと戻すと、ぐ、ぐっと軽く体を曲げたり伸ばしたりして解す。
ぐるりぐるりと右腕を、左腕を回し、ぐーっと大きく伸び。

「よし、探すかのぅ」

あえて、何を探すとは言わない。
この場合は、まぁ、何を指すのか色々とありそうだが。

木々の隙間を縫うように、とん、と地を蹴ればその中の枝の一本へと跳び移る。
楽しめる何か…それを求め、探す為に。
高い場所からなら、探り易いだろう、そんな考えだ。
そのまま、とん、とん、とん、と枝から枝へと渡って行く。

タマモ > それから後、移動を続ける少女が、何かを見付ける事が出来たのか。
それは、少女のみぞ知る。

ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。