2018/09/04 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にルルーサさんが現れました。
ルルーサ > 「…ふん、倒しがいも無いわね。」

ふん、と鼻を鳴らして長い槍をくるくると回す、ポニーテールの槍使い。
女らしい肢体を隠そうともせず、ぴっちりと肌に張り付くスーツを身に纏う。
まあ、チェインメイルや多少のプレートはつけているが、それでも誰が見ても目を引くであろうスタイルは隠さない。

女性であることはそのままに、それでいて群れることを嫌う女槍使い。

あっさり山賊を追い散らし、奪われた物品を無事に取り返した彼女は、とりあえず物品が全てあることを確認しているところ。

「………ま、すぐに追いかけたんだから当然だけれど、壊れ物が無くてよかったわ。」

素材の価値は全く分からない。……錬金術師の薬品の材料とか、そんなことを言っていた気がする。
まあ、どうでもいいけど。

ルルーサ > 「あの商人のおっさん、………若干怪しいっちゃ怪しいんだけど。」

思い当たる節はいくつもある。
すぐに取り戻して欲しいという焦り具合もそうだが、中は必ず覗かないで欲しいという念押し。

まあ、犯罪行為であればあの爺も捕まえればいいだろう。

「盗賊が勝手に開けていました、よ、っと。」

小さな木箱を無理やり開けて、中をひょい、と覗き込む。
正義の心も無いことは無いが、好奇心もまた抑えられない。

ルルーサ > ……目の前がぐらり、と揺らぐ。

「……こ、いつは。」

強烈な匂いに、一歩二歩、後ろに下がって。
手足がしびれる。ああ、なるほど、これは…………。

「強烈な痺れ薬か、薬の類か。……ちぇ、くそ、失敗したな。」

溜息交じりにその場に膝を崩す。
くらん、くらんとする頭を抑えて、眼を抑える。
気持ち悪い。その気持ち悪さがよく分からなくなるくらいには気持ちが悪い。

ふう、ふうと吐息をつきながら、その場にへたり込んでしまって。

ルルーサ > へたり込んだまま、山賊が戻ってこないことを祈るしかない……
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からルルーサさんが去りました。