2018/06/19 のログ
■ヴァレリア >
「んーん、さすがにこんな格好で山道なんて歩かないけどぉ、ほら、あっちだから♡」
人差し指を上に向けてくるくると回してみせる
まるで空を散歩していた、と言うかのように
「あ、そーなんだぁ。じゃあこいつら悪いヤツなのね。
ふぅ~ん、冒険者って色々やるのね~」
剣を抜かれれば半目だったその瞳を丸くして首を傾げる
「え?そんな取り決めあったっけぇ…?
って、冗談じょーだん。ふふ、ぶっそーなものはしまって、ね?♡」
口元に笑みを浮かべて一歩、一歩と少女は歩み寄る
「といっても本当にお散歩してただけなんだけどぉ…。
ね、キミは私のコトなんだと思う?何者だと思う~?」
■ブレイド > 「あっち?」
…上?いや、空?
確かに飛行できる種族や魔法はあるとは聞くが…
ならばなおさら血の匂いに惹かれて来たというのも…。
人、ではないのか…?
「まぁな、冒険者ってなそういうもんだ」
その後放たれる少女の軽口には目つきを険しくして
それでも武器は鞘に収める。
柄からは手を離しはしないが。
「こっちだって自分の命は惜しいんでな、アンタがあぶねーもんだった場合…
のんびりお話ってわけにもいかねー」
武器を手にしているというのに恐れる様子もなく歩み寄ってくる。
こちらも下がりはしない。ビビってると思われてはいけない。
「…何者…ね…。怪しげな魔術師か……魔族ってとこか?」
■ヴァレリア >
「ふ~ん…ちっちゃいのに、ちゃんとしてるんだ」
それなりに場数は踏んでいそうな目つきや、
油断しない様子に感心したような声をあげる
「ん~~…惜しいッ。魔族っていうのはすっごい近い~。
それでいて血の匂いにビンカンなの。あ、もう答えでちゃってる?」
くすくす、妙に人懐っこい笑みを浮かべながらその口を開けば、きらりと小さな牙が目に入る
──逆に言えば、もうそんな距離にまで少女は接近していた
「…私はヴァンパイアのヴァレリア。
キミの血はおいしーのかな? なんちゃって」
■ブレイド > 「ちっちゃいはよけーだ。テメーもそう変わらねーだろ」
油断はできない。
魔族…それに近しいものであれば特に。
何をしてくるか、まったくわからない。
友好的か、敵対的かどうかすらわからない。
「血の匂いに、敏感な…魔族」
少女の笑み、そこに輝く牙。
近い、近い、が…下がることはできない。
意地もあるが、むやみに下がるよりは…すばやく対応できるように気を張るべきだ。
「ヴァンパイア…か。オレはブレイド…ミレーだ。
吸うつもりか?血ならそこらに転がってるぜ?」
■ヴァレリア >
「む、そーだけど男の子ならやっぱり背伸びしないとキスできないぐらいが基本じゃない?
それにキミ、ブレイドくんか、子供でしょ?まだ。私はこーみえてもう大人だもーん」
──というようなことを子供のような口調でいいつつ、ツンと尖った胸を張ってみせる
中身というか、精神的にはどうやら少年と比べてもいくらか幼いようだった
「吸う!って言ってもイヤがるでしょ?そーゆーカオしてる。
あと、そっちのはいい。冷えていく血って、美味しくないもの」
どうやらそこそこにグルメであるらしい
転がっている…少年の刃に倒れた賊達の血はいらないのだと言い切った
「──あ、血以外のモノならいいとか、そういう感じない?」
■ブレイド > 「し、しらねーよ!そんなこと…
確かにガキかもしれねーが、それに…冒険者にガキとかそういうのはかんけーねー」
キスとか言われて少しうろたえてしまう。
胸を張る少女の姿…害意は、あまりなさそうだが…。
「…そりゃな、いきなり襲われても困る。
ってか、なんだよ血がほしいのか?散歩じゃねーのかよ」
近い、振り払ったりすることはできるだろう。
だが、どうにも…害意とか敵意を感じない。
ただ腹でも減っているのだろうかと勘ぐってしまう。
「吸血鬼が血以外何吸うんだよ。飯か?なんもしねーなら食事くらいおごっても…」
■ヴァレリア >
「なるほど…一理ある……。
じゃあキミのことは一人前の男として扱えばいいんだ」
うんうん、と納得したように頷いている
うろたえる様子には僅かにその眼が三日月型の厭らしい笑みに変わった気もしたが気のせいかもしれない
「散歩してたら血の匂いがしたからお腹すいちゃったの。つまりキミのせいでもある的な…?
あ、えーっとねぇ。知ってる?精液って血とあんまり成分変わんないんだってー」
■ブレイド > 「……バカにしてんだろ…。
ったく、いいけどよ……」
ここまで近づいてきたのに何もしてこないのだ。
ならば、おそらくはこちらになにかしてくることはないだろう。
ゆっくりと剣の柄から手を離す。
「腹減ったのか…そりゃわるかったな。
えーっとそれじゃ…ぁ?
ん?いや、まて…知らねぇけど、何の話だっつかーなんだ?」
明らかにうろたえた。
目を丸くして少女…ヴァレリアの方を見る。
■ヴァレリア >
「バカになんかしてないって!
そういうことしてもいいかなーっていう確認じゃないの!もー」
人差し指をブレイドの鼻面へと差し向ける
少年の反応は少女の求める反応に沿うものではなかったらしい
「え?せーえき飲ませてもらおうかな、って…♪」
くす、と笑みを深める少女の雰囲気は先程までの子供じみたものとは一変し、妖艶にすら思わせるそれになっている
少年が少女の赤く光る瞳を見たなら──魅了、しいては催淫の魔眼に囚われてしまうという可能性すらもあった
■ブレイド > 「そういうコト…っ…だぁ!?
なにを、ばかな……」
向けられた人差し指。思わず視線を少女の方に向けてしまう。
向けてしまった。
そしてみてしまった、赤く光る瞳の輝き。
その光が金の瞳に吸い込まれてしまった。
「あっ…く、おま、え…なにか…っ」
なにかされた?急激に呼び起こされる感覚。
少女の姿に、声に、仕草に、頬を赤くしてしまう。
心が動揺してしまっている。鼓動がはやくなる。
■ヴァレリア >
「え?知らない?そーゆうコト。
冒険者やってて一人前なら、初めてってわけでもないでしょ?」
魔眼の凝視にかかったと見るや、トンっとその胸元を軽く押して倒してしまう
そして座り込んだ姿勢になっているであろう少年、ブレイドの両脚の間へと自身の身体を割り入れて密着してゆく
「さぁて~…? 何かしたのかもしれないし、してないかもしれなぁい…♪キミがえっちなだけ、とか?」
くすりくすり
悪戯な笑みは深まり、少女の細い指が少年の胸元をはだけさせ、這い回る
徐々にそれは下へと降りてゆき、少年の股座を探り始めた
■ブレイド > 「しらねーとかじゃなくて…うおっ!?」
軽く押されただけなのに、尻餅をついてしまう。
彼女のやることに抵抗できない。
顔が熱い。興奮する。足の間に潜り込む彼女が密着するだけで、勃ってしまう。
「くっそ…いきなりこんな……オレ、が…
ふ、あ……!敵じゃねーなら…はじめからっ!」
警戒をさせるような邂逅、言動。
それさえなければ普通に話すこともできただろう。
そういう状況であれば、彼女に欲情する余地もあったかもしれないが
今いきなりこうなってしまっているのは…あまり考えられない。あくまで確実にないと言えるわけではないのだが。
抵抗もできずに脱がされ、這い回る指の感触にゾクリと体を震わせてしまう。
そして、すでに大きくなっている事も知られてしまうだろう。
■ヴァレリア >
「──…優しいんだね、キミは」
敵じゃないなら…と話す少年
匂いでなんとなく純血の人間でないことは理解できている
けれどそういうことではなく、きっと彼の性格だとか性分だとか、そういうところから出た言葉なのだろう
「人の血を吸う化物だよ? 敵も敵、天敵と言っていいんじゃないかな…」
言葉を連ねながらも少女の手は敏感になっている少年の身体を弄り、既に大きく勃ち上がったソレを露出させてしまう
「──♡」
それを見た少女の瞳が熱にゆらりと揺れる
ぷっくりとした唇から赤い舌がぺろりと覗き、直後には少年のペニスは少女の口内へとすっぽりと身を隠してしまっていた
■ブレイド > 「血を吸う、ってだけだろうが…。
敵ならテメーみたいにしねーだろ
飛びかかって、血ぃ吸って…終わりだ…くぅっ……」
息を乱しつつも、少女の言葉に反論する。
魅了されているからか?いや、魅了されていなくともそうは思っている。
特に彼女は最初に確認をとってきたのだから、敵…とはいえない。
荒げた息が熱い。
「だから、はじめから…聞きゃいいんだよ。
血だって…敵じゃねーってことだって…」
応える前に彼女は精をすする方向へとシフトしてしまったが、彼女が血を吸いたいだけ
というのであれば、許可を出したかもしれない。
「あっ!くっ…!!」
彼女の舌が触れただけで腰が浮きそうになる。口内に含まれてしまえば快感に耐えるようにうめき声を上げて。
■ヴァレリア >
くぐもった、空気が漏れるような小さな声
それが少年の股座と少女の顔の間で繰り返される
凝視による身体の異常が齎した快楽は普通ではなく、甘く痺れるような快感がブレイドの下半身を侵食してゆく──
「んぁは…っ♡」
舌からつうっと糸を引いて、少女の口が一度離れる
「…んーん、キミは優しいよ。
だって私に血を吸われるってコトは、命を私に捧げるということだもの。
もしかしたらグールになって、滅ぶまで永遠に夜を彷徨うことだってある…。
だからキミの血は、どの道吸わなかったかなぁ~…」
言葉を返すその間も、少女の指先はペニスをきゅむきゅむと弄ったり扱いたりと休みがない
「キミみたいな子って特別なの。大体は私がヴァンパイアだって知った時点で逃げるか襲ってくるかだもの。
…おかげで、キミはそういう子だったわかったけども、ね…♪あとはほら…」
怪しく赤く光る瞳が愉しげに歪む
「どうせならより気持ちいいほうがいいかな、って♡」
■ブレイド > 「は、あぁ…あ…」
彼女の口淫をうける。その甘い快感の波に吐息が漏れる。
彼女の頭に手を伸ばしさらりと髪に触れてしまう程に、受け入れてしまう。
魅了されたが故かそうでもないのかはわからないが。
「ん、く…は……優しいってのは…お前…だろ?
それ、言わなくていいことだろ?ほんと、なら…
血を吸う前に、アンタなら、そう忠告してただろ。あ、ううっ!
い、まも…じっさいそうだし…くっ!」
なんとか言葉を吐き出すも、彼女の愛撫は刺激的で
魅了と催淫の効果もあってか、先走りがドロドロと溢れてくる。
そして…
「っ!?」
彼女の言葉が終わるとともに、精を吐き出す。真っ白でどろどろの…。
王都からためてきた分の精液を。
■ヴァレリア >
「ううん、そう言ったのは、キミが優しい子だってわかったからだよ…♪」
──彼、ブレイドがもし即座に剣を抜いて振りかかってきていたり、
こちらを害なす者を見る目をしていたら、どうだろう
ダイラスの商工会を一つ飲み干した時のように、何も言わず、ヴァンパイアとしての恐怖を振り撒いていたかもしれない
「ふふ、不可逆的な結果から私のことを判断するのは、冒険者としてはちょっと甘ちゃんかなぁ…ひゃんッ」
暴発したそれが手元、口元へと降りかかる
ぱたぱたと顎先を伝って落ちるそれは少女の豊かな乳房の谷間にも落ちて、爛れた雰囲気を醸し出す
「あん、出ちゃったー……ん、すごい、いっぱぁい…♡」
指先に垂れるそれをちゅぷっと唇へと誘い、垂れ落ちたそれも掬い上げ、舐りとる
てろん、と犬のように垂らした舌を見せるような表情をすると、残りも吸い上げようと再び少年のペニスを咥え込み。丹念に舐り吸い上げて───
■ブレイド > 「んぅ…はぁ…ぁ…警戒くらいはするけど…
女に、いきなり斬りかかれるかよ」
たしかに甘いのかもしれない。
彼女が恐ろしい存在だとしても
自分にはそうではなかったし、自分には敵対してこなかった。
それが事実で、そして彼女自身もこちらに誠意を見せてくれたのだから。
「ん、く、わりぃ…なんか…いつもより……よくて」
暴発してしまったことは気恥ずかしいが、汚してしまったことを謝る。
白濁のしずくを舐め取る彼女の頬を撫で、髪に触れ、耳を指で伝い
彼女へ謝罪するように、愛でるように、触れていく。
「あ、ううっ!く…いま…すっちゃ…」
吸い上げられただけでも腰が抜けそう。だが、魅了の魔眼のせいか、硬さをましていく。
■ヴァレリア >
「…ん、そーゆートコ、かな…♡」
ようやく口元を離した少女が顔をあげる
…たいへん美味しかった…少年が若々しいということもあって、堪らない
再び硬さを増してしまったそれを見下ろしつつ、少女が再び熱をもったソレに手で触れる
「………こっちのおくちにも、ごちそうしてくれる?」
気遣うように、触れられる
少年はどこまでも純粋で、優しい
こんな子ばっかりだったら、あの国も平和なのかな。いやむしろすぐ滅びるか、なんてことを思いつつ──
すっと立ち上がり、ドレスをたくしあげる
その下には何も履いておらず、白磁の肌としっとり濡れた披裂を、見せつけるように顕にする
■ブレイド > 「何がだよ…ん…ふ、ぅあ…」
少女の言葉に首を傾げつつ
すでに大きく脈打つそれに触れられると、声を漏らしてしまう。
ドレスをたくし上げ秘部を晒す少女の姿。
下着を履いていなかったことに驚きつつも、それは興奮に変わってしまう。
「ん、お…えと…そのまえに…」
ごちそう、つまりはそういうことだろうが…
それよりもまず先に、彼女の秘裂に舌を這わす。
割れ目を沿うように、舌先で。
陰毛が鼻先をくすぐりふわふわとした感触が心地良い。
陰核も甘くしゃぶるように。
挿入した際に、彼女が痛くないように…たくさん気持ちよくなってもらうように。
■ヴァレリア >
「ふふ、わからないならいいけ──ぁンっ♡」
ぞくんッ、と身体が跳ねる
ヴァレリアの秘部は既にしっとりと湿っていた
そこへの愛撫は刺激的で、躊躇なく舌を伸ばす少年の姿もまた、どこか可愛らしく───
すぐに薄白く濁った液体が腿を伝ってしまうほど、身体が快感を感じてしまう
もともと、こういうのが好きな少女だからというのもあったかもしれないが
「ん、は…♪ はふ、ん~…もー我慢できない…」
ふにゃりと膝を曲げて座り込むとその脚を大きく開いて、直前まで少年の舌が這っていた秘部をくぱ、と指で拡げてみせて、その時を誘う
「ね、ちょーだい…♡」
■ブレイド > 「んっ…は、ふ…もう、濡れてる…」
少女のそこを味わう。
透明な愛液にとどまらず、濁ったものすらもこぼすほどに感じてくれていることに嬉しくなってしまう。
魅了されていなくても、それは変わらなかっただろう。
それすらも舐め取って、座り込む少女の姿…誘う言葉…
だが…
「おう…んっ…よっ…」
一旦少女の身体に覆いかぶさってから、身体に手を回し、持ち上げる。
そして、自分の上に座らせるように、彼女と繋がっていく。ゆっくりと。
「ん、くっ…あああっ……!ここで、オレが上になると…いてーだろ?せな、かっ…っ!」
■ヴァレリア >
「ふぁふっ…! あ…えっ……?」
──なぜ体を入れ替えたのか、よくわかっていなかったけれど、
今日出会った少年はどこまでもどこまでも、優しい子なのだと理解できた
「はっ…♡ ん…っ、キミ、って…結構ツミな男の子かも、ねぇ…♪」
少年の上で重なり、身体を跳ねさせる
ヴァレリアの膣内は狭く、柔らかく伸縮性に富み、
まるで吸い付くようにしてブレイドのペニスに絡みつき舐りあげて来る
ほどよく濡れた、二人の結合部からは湿った、厭らしい音が小気味よく聞こえて
■ブレイド > 「はぁっ…あっ…く、きもち、い…ああっ!」
彼女を抱くように座ったまま水音を立て、肉を打ち付け
交わる音ともに聞こえる彼女の声が欲望を掻き立ててくる。
彼女は吸血鬼…といった。
だが、怖くはない。恐れはない。
可愛らしくも優しい、少女に見える。だから、唇を重ねた。
「ん、んっ…んぅ…は…罪…って、なにが…っ…は…ぁ」
ヴァレリアの体が跳ねるたびに、ペニスに絡みつく肉が蠢き絞り上げてくる。
射精は…まだ我慢する。彼女に、もっと快感を与えたくて。
■ヴァレリア >
「キミの…──んーん、なんでもない♪」
口元から昂ぶった荒い息遣いを見せながら、少年の上でたんたん、とリズムよく身体が跳ねる
「…ん、ぁ、…んぅ……きすぅ……♡」
口吻をすんなりと受け入れ、舌を絡めて
きゅんっと更に少女の薄いお腹の奥が締まってゆく
「はぷ、ふ、ぁ…ね…もー、私、い、イッちゃ、かも…♡」
ズルい、ふつーの女の子だったら、少女が言葉を濁した先…
少年の優しさにきゅんきゅん来ちゃっていたかもしれない
──二人が繋がった頃からか、凝視による効果は薄れ…ただただお互いに与え合う快楽だけが時間を支配していた
■ブレイド > 「なん、だよ…もったいぶるな…って…あ…」
彼女の言葉が気になる。唇、瞳、表情。
目が離せない。だから、声も、言葉も…気になってしまう。
つながるリズムも昂ぶらせていく。洞窟に響く音となって。
「んぅ…ん…あ、ほんと…吸血鬼、なんだ…
んっ…んぅ…」
絡めあう舌、舌先で彼女の牙に触れる。
舌を傷つけてしまえば彼女に血を与えることもできるだろうか。
などとも考えてしまう。ヴァレリアに自分の味を、覚えてほしいとも。
「いいぜ…あっ、は……オレも、イク…から…」
ずっと我慢している腰がガクガクと震えそうになる。
キスを交わし続け、性器を交わらせ、身体を重ね抱き合いながら
彼女の絶頂を待つ。限界まで、我慢する。
■ヴァレリア >
「…じゃあ、また会えたらその時に教えてあげる」
昂ぶり、頬を紅く染めるままに笑みを浮かべた
…互いにキスを愉しんだ、口を離すもどこか少女は不満げな目線を送っている
「私の牙に触ったでしょ…だぁめ、キミの血は今日はもらわないの──」
そう決めたんだから、と言葉を投げかけ、両腕をブレイドの背なへと回し、しがみつく
限界が近いことがわかる、少年も、自分も
「──ね、一緒に──ふ、う───っ♡♡」
耳元で甘く囁く、その直後…一際大きく少女の身体が震え、その膣内もまたビクビクと痙攣するように蠢いて、ブレイド自身へと、その絶頂を伝えた
■ブレイド > 「ずりーな…また会えるとも、限らねーのに…
んむぅ…ん…」
微笑む彼女にもう一度キス。血をもらわないと、彼女は言うが。
「味とか匂い、覚えといたら今度、会いやすいんじゃ…
ねーかな…って、うっ…は…」
キスを交わし続けて、彼女の牙を舐める。
ようやく唇を離せば、しがみつく彼女をしっかり抱きしめ
「ん、うっ!お、う…イ、ク…ぞ…?ナカ…だす、ぞ…っ!」
彼女の囁き、そして震え、膣肉のそれも全部感じて、それと同時にヴァレリアに
精をごちそうする。お腹いっぱいになるように、何度も、中に叩きつけて。
■ヴァレリア >
「ふあうッ──♡♡」
胎のナカへ、たっぷりと熱を注がれる快楽に何度も身体をビクビクと震わせる
「ぁは、は、ぁ…♡ ふぁ……♡ きもち、よかった…♪」
互いにぎゅうっと抱きしめあってのえっちなんていつぶりだろう、なんてことを考えながらしばしの時、その余韻へと浸っていた
──ようやくお互いの余韻が収まると、まるでお礼とだと言うようにそっとブレイドの頬へとキスを落とす
「──会えるよ。こんなに深く繋がったんだもの」
ぬるっ、と自身の秘部から少し硬さの収まったであろう、ブレイドのペニスを抜くと少女はすっと立ち上がる
腰が立たないかとも思ったが、まぁ一回くらいなら案外ちゃんと立てるもので
「血の匂いがする場所でセックスなんて、思わず昂ぶっちゃった…。
…ふふ、おかげでお腹もいっぱぁい……溢れちゃうくらい」
太腿を伝い漏れ出た精液を指で掬い、舐め取る
ちゅぴっと音を立てて唇から指先を離せば、もう一度少年を見据えて…
「今度会ったら質問の答えと…うーん、キミなら眷属にしてあげてもいいかな…」
グールになっちゃったらごめんねだけど、と小悪魔のような笑みを浮かべる
乱れていた着衣は、小さな蝙蝠がはためくようにして元のドレスの着こなしに戻ってゆく
術か魔法、そんななにかの類だろう
■ブレイド > 「あ、あは…あぁ…ナカで…その、よかったん…だよな?」
抱きしめたまま、余韻に浸る彼女の背を撫でる。
ごちそうと言ってたから、思わずナカに出してしまったが…
満足げな彼女の様子に少し安心した。
落ち着いた彼女からキスを受けると、少し頬を赤らめて
「…じゃーどこにいるかくらいは教えろよ。
その…あんま気になること、残しときたくねーんだ」
素直にまた会いたいと言えないあたり、少年っぽさを感じさせるかもしれない。
立ち上がるヴァレリアとの間、白濁の糸がひいてはすぐに解ける。
「そういや、忘れてた…つか、なんつーところでしてたんだろな…
ったく、血を見たあとってのは…こうなるもんなのかな」
着衣を整えつつ彼女を見上げ、続く言葉に微笑んで
「そっか。期待してるぜ?眷属…眷属?それも含めてな」
生きぎたないから、そう簡単にはグールなんかにはなんないだろう。たぶん。
眷属とかはよくわからないけれど。
ドレスを整えた彼女はまるで情事のあとなど感じさせないようで。
「気をつけろよ?山賊にも、人間にも。会う前にやられんなよ?」
■ヴァレリア >
「? ああ…ふふ、いいよ~。
不死者だもの、生命を育んだりなんかできないんだから」
そっかぁ気にするよね、と笑って
「んー…マリーって名前でダイラスにお屋敷を持ってるの。
馬車でたまに商談しに王都のほうにも行くかなー…キミは冒険者だし、王都の周辺にいるよね?」
会える会える、と楽観的に返す様子は、
交わっていた時よりも大分子供じみている
「…ふふ、眷属まわりのお話も含めて…また、だね…♡」
流すような視線でブレイドを見て、そのまま背を向ける
マントがふわりとあるはずのない風になびき、まるで翼のような形に広がって
「そ、そーゆートコ。気をつけたほうがいいよ?
知らない間に、女の子をきゅんきゅんさせちゃってたりしそー♡
それじゃまたね~♪」
返事はまたず、広がっていたマントはそのまま闇を凝縮したような蝙蝠の翼へと姿を変えて
一瞬のはためきの後、少女は大空へと舞い上がっていった───
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からヴァレリアさんが去りました。
■ブレイド > 「きゅんきゅん……?」
彼女の残した言葉に首を傾げつつ、大きく伸びをして立ち上がる。
彼女の言葉ではダイラスに屋敷があるとのことだが…
それこそ、えんがあればあえるだろう、おそらく。
彼女がされば残ったのはしたいと自分のみ。
一気に華がなくなって、殺伐とした光景。
「帰る、か…」
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からブレイドさんが去りました。