2018/04/14 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にカイルさんが現れました。
カイル > 「ちっ、やられたぜ。」

相手が放ってきた矢は聖なる気が込められたマジックアイテム。このレベルのマジックアイテムなら、手の拳ほどの
宝石が買えるだろう。
とはいえ、男には軽傷くらいしか与えられなかったが。肉に食い込んだ鏃からは血が一筋たれていて、矢を掴んで引き抜けば傷口を強く手で抑えた。

「迂闊だったな。ちっと楽な仕事だからって舐めちまってたぜ」

小さくため息をつけば山中の獣道を辿るようにして歩いていて。

カイル > いま考えたら最初に食らったショボい魔法のベタ打ちもこの一撃を与える為の罠だったのではと考えながら歩いておれば、景色が開ける。
そこは小さな泉で水面は波ひとつたっておらずにまるで鏡のよう。夜空の月明かりをそのまま反射させていて、まるで地面に月が張り付いているように見える。

男は泉の近くまで来るとしゃがんで水を傷へかける。顔を顰めて息を小さく吐き出せば、傷を何度となく水で洗い流して。

カイル > 「こりゃ、縫っとかねェと治りが悪そうだな。」

そうつぶやけば、清潔な布で傷口をぐるぐると巻いてその場を後にした。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からカイルさんが去りました。