2017/08/19 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にヴィーラさんが現れました。
ヴィーラ > 月明りに照らされる山道に張り出した枝の上に座る小柄な影。
脚をぶらぶらと揺らしながら明るい月を眺めるように空を見上げる。

いつもながら大なり小なりと何かが起きている山脈だけに退屈することはない。
しかし騒ぎがなくなれば山の静けさだけが残り。

獣すら眠る時間でありながら何か起きないかなと期待するように山道や空へと視線を何度も映して。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にウィルバーさんが現れました。
ウィルバー > 山道を目的もなしにふらりふらりと歩いていた。
家に居ても職場に居ても面白くない時は外での活動に限る。

普段と違うことをすることで新たな発見や出会いがあるものだから。

などど思っていると、樹上に腰掛けている少女の姿を目にする。

「こんばんは。 お一人ですか?」
僕は樹の下までたどり着くと、そこで足を止め見上げる状態で声をかけた。

月明かりに照らされ、とても可愛い少女だ。
ここにやってきたのは正解と言えるだろう。

ヴィーラ > つい先日はこの辺りで見ない竜が変な一団を焼いていたり、
山の中で決死の追いかけっこをしていたのが見れたが今日はそう言うものもなく。
ただ眠れないから巣穴から抜け出したわけだが退屈しのぎになるものは見つからない。

気は向かないが少し遠出をして面白い事を探しに行くかと考えていればかけられる声。
視線を下ろして見れば何時から居たのか男の姿。

「ん、こんばんわ。アタシの傍に誰かいるように見えるか?」

一人だよ、というように眉間に皺を寄せて見下ろして。
こんな時間に歩く人影は見ない事はないが…男から感じる人とは違う気配に瞳を細めて。

ウィルバー > 「こんな所を女の子一人で歩くなんてなかなか勇気があるなと思ってね。」
樹上の少女は、どうやらこちらを警戒しているようだ。
表情まではこちらからははっきりと見えないが声色から印象を受けた。

「そんなに警戒しなくても取って喰ったりはしないよ。
尤も、君がお望みならそういうことをしてもいいけどね。」
隣に立つことも出来るが、これ以上警戒させたくもないので樹の下から見上げる体勢を維持する。
金色の瞳でまじまじと見つめていると、彼女からも人ならざる者の気配を感じ取れた。

ヴィーラ > 「そう?この辺りは時間を気を付ければ静かだよ」

旅人に見えない姿にその気配に警戒心を持つのは仕方がなく。
月明りを背負う様に男を見下ろしたままで。

「そんな恰好でこの辺りを歩いてるのを警戒するなってのが無理な話だよ。
そんなそぶりを見せたら焼き殺すだけだよ」

もし何かの手段で距離を詰めてくれば直ぐにでもブレスで炙ってやると息を吸い込み。
見上げる男の金色の瞳を真っ赤な瞳で見下ろして。