2017/05/27 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」に黒百合さんが現れました。
■黒百合 > ここらで一休みするのもよかろう。
(山中の街道から若干森に入った林の中。 人目につきにくい木陰を見つけると、東の国のシノビと呼ばれた女は、木の幹にもたれかかると少しばかりの休息をとった。 人目を忍ぶように夜間や街道を外れたところを選び東の国から潜入したのだ。)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 「外れクジだ」
男はふてくされたように何も変わらぬ山の風景を眺めた。
山岳警備など、俺のやる仕事ではない。そう言いたかったが。
たまに回ってくる貧乏くじを引いてしまった。
もしくは上への賄賂でも足りなかったか。
「こんなところじゃ女っ気もないしな……」
ふもとの村というのがまた遠い。
サボっていても、見回りをしていても時間は過ぎるが。
獲物を担いで歩き出した。
「たまには真面目に回りますかね」
■黒百合 > 「ん?」
(半目を閉じて休息を取っていたときだった。―――街道の方から人の気配がする。 鎧・甲冑の音が聞こえるところから察すれば、どうやら国境警備の兵か何かだ。 一通りの偽造書類は用意しているものの、見つかればいろいろとやっかいだ。 音もなくジャンプして数メートル上に伸びる木の枝の上に立ち、なにやらつぶやいている男の様子を木の上からうかがう)
■グスタフ > 「んあ?」
なにか違和感を覚えて、間抜けな声をあげると。首をひねった。
なにもないはずだ。身体を震わせる。
「山の風が染みたか、昼間から飲みすぎたか……小便したくなってきた」
独りごちて、何か薬を下すと歩きながら山中へ。
その中の一本の木に真っ直ぐ近づいて、その木の前に立つと。
持っていた獲物を叩き付けた。木がゆっくりへし折れる。
「なぁんか、いたんだよなあ。出て来いよ。”視えたぞ”女」
血管が浮き出るほど血走った眼で男は怒声のごとく発した。
■黒百合 > (―――なんだ…こんな道ばたで小便か……。 どうして男はいつもこうなのだろう…。 半ばあきれたながらも警戒を怠らない。 ―――どうせ気づかずに立ち去っていくだろう……。 このままやり過ごそうとしていたときだった。 「視えたぞ…」と一声聞こえれば、幹に獲物を突き立てる男。 ゆっくりと傾く気から隣の枝へと飛び移る。)
「どうやらただの国境警備の兵とは違うようだな……」
(枝の上から軽やかに飛び降りれば、忍刀を構えなから男の前に姿を現す)
「一応書類はあるのだが、はいそうですかとは行かぬのだろうな。」
(今更書類を見せたからと言って、すんなり放してくれるはずもないだろうとばかりに、豊かな胸を覆う装束の胸元から紙片を取り出し男に渡した。)
■グスタフ > 「……怪しいやつだな。こそこそと……見せてみろ。
そのうえで、理由に納得すれば通してもいい。正式な書類と理由ならな。
その代わり、小一時間は大人しく捕まってもらうがね」
敵意剥き出しの気が晴れる。
怪しんではいたが、頭を掻きながら手を伸ばして紙片を受け取った。
そのうえで、手錠をチラつかせながら告げる。
そこまでは真面目な顔をしていたが、そこから声色を変える。
「こっそり抜けなきゃならん理由があるなら、相談にのってもいいがね」
紙片を取り出した胸元を指示し、そこに触れようとしながら
表情もいやらしく舌なめずりして見せた。
■黒百合 > 縁者に会いに行くのだが、何せ女の一人旅。いろいろと物騒なのでな……。こうやって、人目につかないように旅をしてきた。
噂によればここは山賊街道と呼ばれているのだろう?
こんな場所で男に出くわせば何をされるかわからぬ。
なるべく女とわからぬように、目立たぬようにこのような装束でいるのだが。
(シノビ装束で人目を忍ぶこと自体が怪しいのだが、相手は役人。 書類さえ揃っていればそうそう手出しもできないだろう。 好色そうな視線を胸元に向ける相手に、書類を渡しながら、場合によっては己の体を「武器」としてこの場を凌ぐ覚悟を決める)
■グスタフ > 「では、同意とみるぞ」
書類とともに、彼女をとりあえず拘束する。
武器やらなにやら取りあげるためにボディチェックを行い。
そのまま詰所へと連行していく。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からグスタフさんが去りました。
■黒百合 > 「いやとは言えぬのだろうな……」
(書類をろくすっぽ確認もせずに告げられる連行への同意確認。 皮肉な笑みを浮かべながらも、ここで騒ぎを起こすのも得策でないと思ったのかさして抵抗もせずに、ボディチェックを受けた後、後ろ手錠で拘束されおとなしく詰め所へと連行された。)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」から黒百合さんが去りました。