2017/02/28 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からヴィクトールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエルティさんが現れました。
■エルティ > 九頭龍山脈山中の森の中、木々の茂る一角の大きな木の上、太い枝に腰を掛け長銃を構えるエルフの姿。
かなり離れた距離を見据えるように銃を構え、細くしたい気に揺れるように僅かに上下をする銃身を支えるように真っ直ぐに見据えて。
「もう少し見えるはず……」
肉眼では見るに難しい先を魔法により視覚を強化し、真っ直ぐに獲物を飛び出してくるのを待つ。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアッシェさんが現れました。
■アッシェ > 遠くの方より それ は奔ってくる。
森の中をドドドドド、と駆ける黒くて大きくて何というか得体の知れない何かが疾走している。
茂みから茂みへ、地面がぬかるんでいようが倒木があろうが坂道だろうが、その得体の知れない何かは奔る。
それは黒くて イノシシなのか はたまた クマなのか いや、角が抜けたシカなのか 不明な物体は
森の中を只管走って やがて 狩者の射程距離に入ろう――
■エルティ > ただ息を潜め静かにその時を待つためだけに前を見据え。
どれだけ待ったか遠くから聞こえる何かの疾走する足音。
刺激が揺れ足音が近づてくれば伸ばしていた指を軽く引き金に添え息を吐く。
あと少し…あと少しは射程に入る……そして。
揺れる茂みが射程内にと入れば、それを狙い引き金を引き絞り、静かな銃声が森にと響く。
■アッシェ > 見た目 黒っぽい獣―イノシシをモデルにしたのだが 思いのほか森の中では速かった。
速かったのだが如何せん変化中は 其の獣になりきって動いているので狙われているとは気にもせず、
茂みから身を出した瞬間を狙われていたのか 空気を切り裂く銃声が轟き 僅かな間を持って
地響きと枯れ枝や茂みにその速度を殺す事もなく ズドォォ と倒れ込み静かになった―
見た目は黒っぽいイノシシが撃たれて転がっている図。
(……誰なん……撃たれてもーた)
心の中では突っ込みをしつつ いつ変化を解こうか考えつつも、
抑々誰が撃ったのか分からないので もうちょっと死体の振りをして。
■エルティ > 「……当たった?これで毛皮をゲットできた」
銃声と硝煙が収まり先を見れば黒っぽいイノシシが転がっている。
一発で仕留めたと見れば思わずに拳を握ってしまい。
これで依頼の毛皮を手に入れることが出来たと思えば足取りも軽く木から地面へと降り立つ。
「後は血抜きをして解体……私に吊るせる…?」
遠めなのでそれほど大きくは見えないがもしかすると手に余る大きさ間も知れず。
もしそうならどうしようかと考えながら長銃を手にしたまま撃ち倒した?獲物へと近づいていく。
■アッシェ > 黒くて大きなイノシシは体長2mのえらいものだった。
図体大きくて毛は黒いが牙もしっかりある獣風にしていた。
そう 獣風に変化しているのであって 本体其の物は割と元気だった。
銃玉一発で狼狽えもしないのだ、本当の正体が龍なだけに。只今は撃たれたイノシシ(仮)。
撃たれて死体のフリをしているイノシシ(仮)は、撃った狩人の正体を見るべく動きもしない、息はしない。
(…エルフが銃持ってはるがな…弓やないんかいっ)
いつ イノシシの死体から化けるべく チャンスを図ろうと。
■エルティ > 近づいていけば自分の身長をはるかに超える大型のイノシシ。
それを目の当たりにすれば流石に仕事中は冷静にを心がけても喜んでしまう。
「随分と立派なイノシシに当たったものよね。ラッキーを通り過ぎてなんていうのかしら」
立派な牙に黒い毛皮、これだけ大きいならきっと肉も上質に違いない。
そう考えれば想定外の臨時収入を得たとばかりに年甲斐もなく飛び跳ねて喜び。
「早速血抜き……できるかしら」
吊り下げれそうにない大きさに早速絶望感を覚えるがそれでもと…。
弓と長銃を近くの木に立て掛けてロープの準備を始める。
■アッシェ > イノシシ死体の振り続行中。見た目は死体だが中身は元気です。
死体ごっこで観察をしていたが やはり撃った人はエルフらしい。
毛皮が欲しいらしいが、イノシシは内臓や肉や牙に至るまで殆ど有効活用される事が多い獣だ。
(弓と銃を外したな?…ほな、やろか)
死体の振りをしていたが正体を暴露しよう。所用で山脈を縦断していたが、
まさか撃たれるとは思ってもいなかった。獣だったから撃たれたのか、今度から違うものになろうと考え、
むくっとイノシシの死体が動き出す―よもやアンデットか、と言わんばかりに。
■エルティ > 「これだけ大きいなら防腐の魔法をかけて数日に分けて運ぶ方がよさそうね。これだけ大きいならきっと喜ばれるわ」
依頼では毛皮だけなのだがこれだけの大物なら干し肉や牙で細工など色々と使えるだろうと。
そう考えれば依頼人の喜ぶ顔が浮かび自然と頬が緩む。
ロープの先を結い輪を作り、これをイノシシの足にかけて吊り上げる準備を整えて一息吐けば背後での音。
もうオオカミがイノシシを横取りに来たのかと振り返れば……撃ち倒したイノシシが動いているのが目に入り。
「アンデット化した!?こんなに早くって」
この辺りは穢れていないはずなのにと慌て、ロープを投げすて長銃へと駆け寄ろうと身をひるがえして。
■アッシェ > バキバキバキと地面や茂みを破壊しつつ蠢くイノシシ死体(仮)。
イノシシだった黒い塊は瞬く間に得体の知れない黒づくめの闇を模した塊となりうごうごと蠢く。
最早 獣ではなく 得体の知れない未確認モンスターの様で、
声もなくその得体の知れない黒づくめの物体は、
長銃を手に取ろうとするエルフへと近づくべく するすると音もなく滑る様に動き
■エルティ > 「イノシシじゃなかったの?もしかして変な魔物だったの?」
地面や茂みを破壊する音を後ろに急いで武器を立て掛けた木へと駆け寄るように向かう。
一度振り返ればその姿はもはやイノシシではなく黒い塊。
新種の生き物の擬態だったのかと考えるも後の祭り。
こんなモンスターに対抗する手段は用意していない。
もう一撃を撃ち込んで逃げるしかないと考えて後ろの大きくなる気配に焦りながら手が届いた長銃を握り銃口を向けようとする。
■アッシェ > いや、正体そのものはヒトの形をした竜なのだが、
所用でイノシシに化けて疾走、撃たれて死体のフリ 最後は得体の知れないモンスター(仮)今ここか。
新種の生き物と言うかモンスターに認定されてしまった物体は、エルフに向って
どす黒くて粘着性のある塊を幾つも投げつけに掛る―逃さないと言わんばかりに。
もうちょっと 観察してから正体を戻そうと、
銃口が此方にこようが引きもせず塊を投げつけてっ
■エルティ > まさか謎のモンスターが実は人の形をした何かなどとは全く思い浮かばず。
こんな状態では正体を考える余裕もないままに慌てて離れようとする。
「来ないで。撃ったのは謝るから!」
これが見知った妖魔なら倒して終わりだが相手はどう見ても未知のモンスター。
情報を集めてギルドに売ろうなどと考える余裕はない。
投げつけられるものが時々に命中して粘り気に動きを阻害され。
それでも長銃を手に取ればもう一発打ち込もうと狙いを定め……。
塊を顔に直撃され盛大にひっくり返る。
■アッシェ > 『ウボワァァァァ』
謎の鳴き声まで発し始めた。
うごうご蠢きつつも 正体不明モンスター(仮)。
いや正体は晒せば何ともないタダのアサシン(仮)。変化という得体の知れない技能を持っただけです。
粘り気満載の塊をガンガン投げて阻害しまくり、
何処までエルフを足止めできるかと動いて投げつけて狙いを定められ
撃たれる前に投げつけた塊がエルフの顔に当たったらしい。
ひっくり返るエルフ、それを見てから 布を取り去る様にばさぁと黒っぽいモンスター(仮)。
モンスターの正体は 黒づくめの格好をした小柄な少女だった。
エルフよりは背丈はあったが、それでも背丈はあまり変わらないような。
「やれやれ。最後まで気づかったんやな
謝るってどう償うんや?」
何処となく訛りの強いヒト族の様な言語を喋り始めたという。
■エルティ > 「―――っ!!」
ついに鳴き声まで上げだした謎のモンスター。
これは本当に怒っていると身の危険を感じるが魔法と武器がなければただのひ弱なエルフに出来る事など限られている。
ともかく距離を取って逃げるしかないのだが投げられる塊のお陰でそれもできずに逆位距離を詰められて。
顔にべったりと張り付く塊を拭おうと四苦八苦としていれば目の前で黒っぽいモンスターが広がり……。
それが小柄な少女だと判れば動きを止めて目を丸くする。
「大きなイノシシに化けてたの?普通気が付かないわよ、あんな見事な擬態…。
そ、それは…ご飯を奢るとか?」
話すなら交渉は出来ると考えたが…危険から脱したばかりで頭が回らず。
そんな事を返してしまう。
■アッシェ > 謎っていうかレイスという布系霊モンスターがいると思うが
アレをどす黒くし、何かと闇の気配を漂わせたら謎になっただけ。
塊はトリモチに着色にイカ墨等黒いものを混ぜて色々と粘着力を増した物体を投げただけ。
色々な意味で新種のモンスターの仕組みはしょぼかった。
そんなしょぼくてもしょぼいなりにエルフを恐怖なりに追い詰めたのだ、
二度とないと思うが目の前のエルフにはもう同じ手は使えまい。
「ん、最初はイノシシで、最後はレイスっちゅう、見た目はレイスやったけどほんまは別物や。
見た目は出来たんけど、しょぼかった…予算的にギリギリやったしな。
ご飯…ナニ食わせてくれはる?あと、うちからの質問ええか?
エルフって弓やないん??」
仮に燃やされたら一発で暴露されただろう、布と魔力と技能で覆っただけの外見だった。
交渉にはあっさり応じろ様な動きをしつつも 軽く手を挙げて「質問」をしてみよう。
エルフのイメージは弓だったという、そんな質問も。
■エルティ > 慌てていてはっきりとは見ていなかったのもあるのだが
ネタを明かされてしまえばイノシシ以降の姿は死んだイノシシが動いたという恐怖と慌てによりちゃんと見ていなかった落ち度。
新種のモンスターでなかった事に安堵し、触れれば黒くなるイカスミ入りトリモチを引っぺがす。
そして次はもうかからないぞという覚悟を決めて。
「いきなりだと十分な出来だと思うわよ。
実際に私は騙された訳だから……。
依頼を受けた村に食堂があるからそこでもいいならご馳走できるわ。
弓ももちろん使うわよ。でも…銃の方が遠くに届くでしょ?」
交渉で済むなら安いものと全面降伏のように手を軽く上げ。
そもそもに最初に撃ったのは自分なのである程度までは要求を呑む覚悟。
質問にはストレートにそう答えて。
■アッシェ > 予算的に豊富だったら一層恐怖のどん底に持って行けたのだろう。
今回のしょぼさの問題は布代にあった、思いのほか魔力の載る布が高かった…。
然しそこさえどうにかすれば質的に素晴らしい新種のモンスターになれただろうと思うのだが、
次はどうしよう。
「そかそか。
次はこうご期待…。ご飯以外で何か出来ん?
銃は欠点あるぇ。雨の日は火薬っちゅうのが濡れるやろ?
仕組みはいまいち理解し切れておらんけど 濡れたら撃てないって聞いた事があるん。
あと それ高いやろ…金食い虫っちゅう 銃って。」
会話が通じそうと判断する、通じなかったら 物理的に交渉しようと考えていた。
撃たれているほうとしては何かしら要求はしたい。森の中で長会話よりは、
「河岸変えよか。」
そう声をかけて 会話のしやすい場所へと移動を図りたい―
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアッシェさんが去りました。
■エルティ > しかしよく考えれば撃った相手が無事でよかったと安堵の息を吐き。
もしこれで死んでいたら大変な騒ぎになった可能性もあったので。
それを思えば脅かされた事など些細でしかなく。
「それは重々判ってるわ。雨の時や音を出して困るときは弓を使うもの。
お金はそこそこね、赤字にならない程度には稼げてるし…。
用はあれね、撃ちまくらなければいいのよ。
…そうね、そうしましょうか」
そう相手の話にと乗り、近くの村へと案内していくことに…
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエルティさんが去りました。