2017/02/15 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアーバインさんが現れました。
アーバイン > 「このぐらい、か?」

 夜闇の中男の声が静かに山中に響き渡り、消えていく。
 男の足元には、複数のゴブリンが倒れ伏していて、その命の灯火もまもなく消えよう。
 請け負った依頼はゴブリン退治で、この街道に現れるようになったゴブリンの駆除。
 山賊とかも出るから、ゴブリン?という疑問もあるが、ここを使う一般の人から見れば、どちらも同じく驚異。
 面倒くさいことだが、金は欲しいので、頭の悪いゴブリンを対峙することにした。
 範囲が広いので、一人ではない、とは言え臨時のチームでしかないし、ある程度の範囲を決めてあとは別れてこなすという塩梅。
 自分の区域には、それなりにいて、大剣を使いなぎ倒していったのだが、終わったのがつい先ほど。
 魔力で作られたガラスの大剣からは、ゴブリンの血が滴り、男はそれを振り払って血を飛ばした。

アーバイン > 周囲は静かなものだ、大きな音を立てるような存在はいない様で、周囲に生えている木の葉が風に吹かれて擦れる音が聞こえる。
 もし、山賊の奇襲があれば、大きな音や声とう、某かの手段で合図をする手はずにもなっているから、問題はない。

 ……とは思いたいところではあるが、奇襲となると、合図をする前に倒されるという可能性もある。
 手練とは言え散開して、一人無いし二人の少人数のグループになっているのだから。
 そう考えれば、一応確認のためにほかの面子の様子を見に行ったほうがいいかと男は考えた。
 手伝えば早く終わるし、とっとと終わらせて娼館にしけこみたいところでもある。

「クソさみいしな。」

 今はまだ冬、夜はかなり冷えて、鎧の下に防寒具を着込んではいるが完全に冷気をシャットダウンできているわけではない。
 というか、鎧自体がクソ冷たくてキツイ。
 体温めるために酒を飲むのもいいな、と思いながら男は周囲に警戒をしながらではあるが、歩き始める。
 街道沿いに少しいったところに、一番近くの奴の割り当てられた場所があったはずだな、と。

アーバイン > 「おーう。俺のところは終わったけど、そっちはどうだ?」

 男は近くの仲間の所へと行く。
 此処には確か、ベテランと新人が組まされているはずだ、新人の初陣で、ヘマをしないようにベテランが見張るという形。
 ゴブリン退治出し問題はないだろうと思っていたし、案の定問題はなさそうだ。
 新人がまだ、ゴブリンと格闘してるが、ベテランも余裕で眺めているし危なくなったらすぐに手が出せる状態だ。
 問題はなさそうだと思い、そういえばリーダーはどこにいるのかと確認。
 もう少し先の方でやっているらしい。
 なら、報告がてらリーダーにあってくるわと、ゴブリンと格闘してる新人を横目にベテランに行って男は進む。
 リーダーもおそらく一人でやってるのだろう、もしかしたら終わった他のメンバーが報告に行っていてもおかしかないかと、考える。

 早く終わるならそれはそれでいいし、終わらなければ手伝って終わらせよう。
 誰だって楽したい、俺だって楽したい。

アーバイン > 「リーダー。
 こっちは終わったし、新人たちもそろそろ終わるぜー?」

 リーダーたちは既に終わっていた、というか、別の仲間も集まっていたようだ。
 なんだ、早く終わったなら先にこっち着ときゃよかったと思いながら報告。
 軽い返事を受けて、じゃあ、帰る用意するか、と言っていれば、新人たちも終わった模様。
 そこここに擦り傷を作ってはいるものの、問題はなさそうだ。
 最後に、全員で周囲のゴブリンに撃ち漏らしがないか、回って確認し。
 問題ないと判断したので、もどることにする。
 あとは盗賊とか、他のゴブリンとか、野生動物とか面倒なのに合わなけりゃいいな。
 そんな風に雑談しつつ、帰路に着くのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアーバインさんが去りました。