2017/02/03 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
タマモ > 九頭龍山脈、何本も立ち並ぶ木々、その中でも高い一本の上に少女は佇んでいた。
額に手を水平に添え、遠くを眺めている。

まぁ、一番の理由はいい加減に同じ木々ばかりの景色に飽きた。
後はこうしてちょくちょくと高い位置に立ち、場所の確認である。

「ふむ…この感じじゃと、まだまだ歩く事になるかのぅ…?」

普通に見れば夜空と木々くらいしか見えない。
だが、少女にはその更に遠方にある景色を見る事が出来る。俗に云う千里眼だ。
その力を使って大体の位置を掴むも…はふん、軽く溜息。
面倒なら転移でもしろよ、と言われそうだが…一度歩くと決めたからには歩いて到着してみせる。
無駄な拘りであった。

タマモ > ちなみに、実際にはここまで来るのに本当に木々ばかりではなかったりする。
その途中に山賊らしい者達の使ってる廃墟で食事をうb…もとい、食事をご馳走になった。
ミレー族の隠れ里らしき場所に着き、思う存分料理を平らげた。
…小食だが。
途中で出会った冒険者らしい者達に軽く悪戯をしてきた。ついでに食料を少々拝借した。
…内容?そんな野暮な事は聞いてはいけない。
まぁ、あんまり他人に言うような内容でもないので、何もなかったで良いのだ。

それはさて置き…このまま真っ直ぐにいけば、いずれは王都である。
途中にまた色々とありそうだが…それが何かは、今のところは分からない。
こういう事は、行き当たりばったりが一番楽しいものである。
なので、それはそれで良しとしておこう。

大体の距離を確認を終え、ふわりと少女の身が舞う。
結構な高さ、そこから一気に地面へと落ちていき…音もなく、地面へと着地をした。

タマモ > 「考えてもみれば、こんな場所に居る者なんてものはそう多くはないか…ふむ…」

能力で見たのは王都の位置の確認だけ、付近なんてものは見ていなかった。
見たところで楽しみが減るのだから、それで良い。
とはいえ…ぽつりと呟くその言葉と、軽く考える仕草をしながら歩き出す。
まだしばらくは、歩いている限りこの景色が続くだろうか?
それとも、また何か起こるだろうか?
そういった事も、また楽しみの一つ。

こうして、少女はまたも木々の中へと消えていく。
次までには、せめて街道かどこかに出たいものである。

ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。