2016/11/15 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 /洞窟」にノアさんが現れました。
ノア > 薄暗い洞窟内に一人、身動きが取れずにいる女盗賊。獣や魔物に襲われ負傷したか、はたまた罠に嵌まって四肢を拘束でもされているのか ──

「 .....何これ広過ぎ、思ってたのと全然違うしっ.. てゆーかココ何処ー 」

─ 否。其のどちらでもなく、単なる迷子。いかにも難易度高そうな遺跡等に比べ、"伝説の山賊が残したお宝が眠る洞窟" 程度ならチョロいでしょ.. なんて思っていたのは数時間前。

想像以上に入り組んだ内部を考えも無しに進んだ結果、何処から来たかもわからなくなり。心身共に疲れ果てた身体は、へなりと膝から崩れるようにして小さく座り込んでしまった。

ご案内:「九頭龍山脈 /洞窟」にノアさんが現れました。
ノア > 「 全部.. 全部、同じに見える..... 」

大きな岩に背を預けへなりと座り込んだまま、幾つにも分かれた分岐を見詰める。其の岩肌も蔦の感じも、全くと言っていい程特徴がなく.. 寧ろ、全て同じに見える。

── と云うのもこの洞窟、財宝など既にトレジャーハンターに盗られている。とうに魔物の巣窟となっていて、無限に広がる内部も魔術による罠の一つ。残念な事に.. そんな事実、微塵も気付いていない女盗賊。