2016/10/05 のログ
ティネ > 「がんばるがんばるー。
 その時はぜひ買ってくれよな!」

そう言い放ってキメ顔をしたが人差し指で撫でられればふやけた幸せそうな表情に崩れる。
こういうふうに可愛がられるのが結構好きらしい。

「いやーやわらかいしー。
 うーん、成長期もう過ぎてる気がするんだよなー。
 でも夢を見るのは自由かもねー」

上がる気配を察知すればティネも湯から身体を引き上げる。
そうして、我も拭け、とばかりに自分を指し示す。
手のかかる妖精である。

サーリット > 「はいはい、是非買わせていただきますよぉ。」

差し出された小さな体をわしわしとタオルで拭う。
偉そうな調子には少し強めに体を拭っていくかもしれない。
軽いお仕置きのようなものだ。

「…さて、近くにテント張ってるけど君も来る?
私ぁどうせ夜が明けるまではそこにいるし、黒パンくらいならあるよ。」

完全に湯船から上がり、濡れている残りの部分を拭うと
脱いでいた衣服をまた身に纏う。割と手早いのはこういう旅に慣れた所作なのかもしれない。
で、どーする?と妖精に聞いてみた。

ティネ > 「あたたた、も、もっとやさしく~」

悲鳴のような声はしかしどこか楽しげだ。
とにもかくにも拭われ終われば、ティネも自分の衣服を纏う。

「え、いいのー? 迷惑とかにならない?
 お邪魔させてもらっちゃうよ?
 えへへ、サーリィ大好き~」

願ってもいない提案に目を見開いて驚き、素直に喜ぶ様子を見せる。
再び現出した翅で飛ぶと、頬に抱きついて軽く口づけした。
感謝の気持ちらしい。

サーリット > 「別に迷惑でもないよ。じゃあ、おいで。」

頬にキスをされるとやれやれと微笑みを浮かべる。
リュックを拾い上げて肩にかけると、ランタンを翳して夜道を歩いていく。
近場に設営したテントと、温かな焚火はそれなりにゆっくりと休める場所を提供してくれるだろう。

黒パンと温かなスープを妖精に振る舞い、ちょっと想定外の賑やかな夜は過ぎていく。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からティネさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からサーリットさんが去りました。