2016/10/04 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にサーリットさんが現れました。
サーリット > 「やー、探してみるもんだなー♪」

目の前にはランタンの灯りに照らされ、ゆらゆらと湯気を立てる天然の湯船。
九頭龍山脈の山奥には秘湯もあるらしいよ。
そんな情報を目当てに山登りをする事2日ほど。
やっと見つけた温泉にハーフエルフの少女は実にウキウキ笑顔を晒していた。

少女にとってはこれくらいの山中探索は苦ではなく手馴れたサバイバル、という様子だ。
膨らんだリュックの中には必需品の他、山中で手に入れたいくつかの貴重な薬草なども入っている。
王都に戻って捌けばまぁ、それなりの金額にはなるだろう。
その為、気分は上々、といった所。

湯船の外で適当に服を脱ぎ、裸身を外気に晒していく。
秘湯というのは気にしなくてもいいのがいいよね。
男性器まであるこの体、共同浴場なんか入る時間に気を使う。
にやにやとしつつ手ぬぐいを取り出し、温度を確かめながら湯船へ。

はぁ~~~~と気の抜けたため息が薄暗い山中に響いた。

サーリット > ぱしゃ、と湯を揺らしつつ縁に背を預けた姿勢。
すっかりとリラックスをした状態のまま、夜空に浮かぶ月を見上げる。

しかし、王都は今てんやわんやの状態だ。
砦が、師団が、という情報が飛び交っていた。
旅人たるもの情報には敏感でなくてはいけない。

「…そろそろ王都からは出たほうがいいのかなー?」

ぽつりと誰に言うでもなく呟く。
んー、とあまり学に向かない頭で考えるものの、答えはでない。
王都は美人が多かったんだけどなぁ、と呟く。
懇ろな仲になった女性はあまりいないけれど、それでも惜しいなー、と男性のような感想を持つ。

こういう場所で美人と入れれば…とも思いながら、いけないいけない、と軽く首を振って考えを振り払うように。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にティネさんが現れました。
ティネ > 「へぇー。本当にこんなところに温泉があるんだー」

そんな声が響く。しかしあたりに人影はない。
声のほうを向くと、湯槽の縁の岩陰からひょこりと小さななにかが這い出して姿を見せる。
蝶羽根を持った、掌に乗りそうなほどの大きさの少女だ。
可憐な容姿ではあるが、“美人”と言えるかどうかは難しい。

「ねえねえ、ボクもご一緒していいかい?」

先客たる少女と目が合うなら、そうお願いする。

サーリット > 「うわわ…!? び、びっくりしたぁ。」

ちょっと妄想に浸っていたところで急にかかった声にばしゃっと湯を揺らしてオーバーなリアクションをとる。
目を向けると、小さい何か(少なくとも人間ではない」)、が顔を出していた。

「…何君。妖精?フェアリー?」

うん、まぁ愛嬌はあるかな?
そう考えながら「ご自由に~」と言っておいた。
この少女くらいなら泳ぐくらいはあるんじゃないかな?と思えるので入る入らないは自由じゃない?と思ったからだ。

…しかしあの羽濡らして大丈夫なのだろうか?と様子を見ている。

ティネ > 「あっははごめんごめん。
 そうそう、妖精とかフェアリーとかそんな感じです。
 名前はティネ。よろしくね」

ケロリとした様子でいい加減に応える。
驚かしたり驚かれたりすることには慣れているようだ。

「ありがと。一人のところに邪魔したかな、って思って。
 まあ、女の子同士だしいいよね」

許可を出されればわぁいと喜び勇み、
目の前でんしょんしょと簡素な衣服を脱いで一糸まとわない姿になって、
ちゃぽん(本人的にはザブーン)と飛び込む。
そうしてそのままプカプカと相手のほうへと近づいていく。
都合のいいことに、いつのまにか背中の翅は消えている。

サーリット > 「ふーん。ティネ、ねー。あたしはサーリット。サーリィでいいよ。」

意外と名乗るくらいの礼儀は持ち合わせていた。
ケラケラ笑ってるけど、うん、まぁ、いいか。

「別にこの温泉誰かの持ち物ってわけでもないし、いいんじゃないかな?
その辺適当でいいと思うよ。」

そこそこ熱いと思うけれど一気に飛び込むあたり勇気あるなぁ。
と妙な感心をしながら様子を眺めている。
ぷかぷか浮いて泳いでくる辺り、何だろうこの光景、という印象だ。
羽は消えている辺り、ご都合主義だなとも思うが、妖精だしそのくらい自由でもいいのかな?とも思う。

「…君もウワサ聞いて来たクチ? 飛べるからすぐなのかな?」

ティネ > 「よろしくねー、サーリィ。そうそう、噂を聞いてね。
 飛べると言っても、正確な場所までは知らなかったからちょっとした冒険だったよ。
 行く手を阻む悪い吸血鬼とかドラゴンをこう、ちぎっては投げ……」

身振り手振りで激しい戦闘の様子を示す。
ちっぽけで弱そうな妖精がそんなことを言っても大ボラにしか聞こえないが、もちろん大ボラだ。

熱くないのか、と思いきやちゃんと熱いらしく妖精の肌はどんどん真っ赤になっていく。
ぷかぷかと浮かびながらやがてその小さな体はサーリットの胸部手前へと。

「はぁ~、のぼせちゃいそうだなァ」

とかなんとか言いながら、湯に浮かぶサーリットの胸の膨らみにとりついて、
手をかけ足をかけあわよくばよじ登ろうと試み始めた。

サーリット > 「そっかー、小さな冒険者さん頑張ってたんだねー。」

相槌は打ちながらもそれは結構適当である。
はふー、と心地良さそうにもらす吐息はリラックスしている様子。

近づいてくる様子に、んー?と見ていると胸に登ろうとしてきた。
…まぁ、いいか。そんな気分のまま縁の傍らに置いてあったリュックから皮袋を外す。

「あー、まぁ無理しないようにね。割と熱めだし…私は好みだけど。」

よく見ればすっかり真っ赤じゃないか。
まぁ熱めの湯船でばしゃばしゃしてたらそうなるかもしれない。
小さい分、すぐ温度上がりそうだし…と皮袋からぱしゃっと軽く水をかけてあげた。
すっかりぬるくなってはいるけれど、ちょうどいいだろう。

ティネ > 「……とまぁボクの伝記の輝かしい一ページがまた産まれてしまったというわけさ。
 サーリィもつらい冒険を耐えてよくぞここまで参った! 褒めてしんぜよう」

小さな胸を張るティネ。
人形を思わせる体躯だが近くでよく見ると、きちんと女の全身をしていることがわかる。

相手はなんだかあまり真面目には聞いていなさそうだが、
それでもこの妖精は満足な様子だ。

「だいじょぶだいじょぶー。
 あ、ありがとー。えへへ、気持ちいい」

水をかぶってきゃあきゃあとはしゃぐ。
そのまま胸で身体を支えたままずらし、半身浴の姿勢になる。
しばらくはおとなしくしていたが、なんだか手持ち無沙汰になったのか
サーリットの胸肉をふにふにと小枝のような腕やら脚やらでつつきはじめた。

「ずるいぞー。ボクもこれぐらいご立派な肉がほしいぞー」

その上勝手なことをのたまい出す。

サーリット > 「ははは、頑張って本にしたら商売になるかもねー。
あたしィ?ふふ、そうだねー、結構頑張ったかもねー。」

適当に返事をしつつ、人差し指の先を妖精の頭へ。
逃げられなければいい子いい子と撫でてあげよう。

「でっしょー。…こら、どこ触ってるの。」

やれやれ、という調子。
雰囲気もないし別に性的な欲求も沸かないけれど…。
嗜めるようにしつつ、やれやれ、と好きにさせている。

「ティネもおっきくなればこんなのつくかもよー?」

ざば、と縁に腰掛ける。
リュックからタオルを取り出し、足を浸けたままわしわしと体を拭き始めた。
肌も赤みを増しているし、とりあえず上がるらしい。