2016/08/07 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にマクシミリアンさんが現れました。
マクシミリアン > 九頭龍山脈の山中、街道を見下ろせる大木の上で獲物を見下ろす男。
珍しく部下を連れる事もなく単独で獲物を探して。

大規模な商隊は実入りはいいが少々やり過ぎたのか護衛を雇うものが多くなり実入りとリスクがわりに合わないものが増え規模を下げた獲物を探し。
妖魔の部下は腕と死ぬことを恐れない意味では使えるが獲物探しには使えず、逆にミレー族などは別な意味で不審がられる事も多く自ら出向くしかなく。

ただ静かに丁度いい規模の獲物が通り掛かるのを待つ

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアシュレイさんが現れました。
アシュレイ > 山賊街道を共も連れずに一人歩いているミレー族の娘。
頭の上の耳を忙しく動かしながら周囲を見渡している。

「この辺りよね。 山賊の類がよく出てくるエリアってのは。」
娘は人気のない街道の真ん中を堂々と歩きながら一人で喋っている。
己の商会が直接被害にあったことはないが、同業者や取引先からの目撃情報を聴き、ちょうど手の空いていた娘が状況確認にやってきたと言うわけだ。

己の商会の脅威になりそうであれば排除する必要があるし、そうでなければいつものようにスカウト、または協定を結んでもいいかもしれない。

どちらにせよ、刺激的な経験になりそうと考えて。

マクシミリアン > 何やら物々しい大規模な馬車の列を残念そうに見送り次の獲物を待てば先から一人で歩いてくる人影を見つける。
傭兵などか旅人なのか見極める様に近づくのを待つ。
識別の出来る距離にまでくれば見た目は旅人の様に見えるミレー族の女。
部下を呼ぶまでもないと見れば女が通り過ぎるのを見計らい木から飛び降り。

「一人で歩くとは命知らずだな」

奪えるものはあるかと上から下まで眺め様子を伺う。

アシュレイ > 娘は手に武器も持たず、服装も只のスーツ。
見た目だけならそこらの一般人となんら変わらないだろう。
当然、換価性の高いものなど何も身に着けておらず。
ただ、素養がある者が見れば娘の体内を走る大量の魔力に気付くだろう。

「あら、そこに降りてきたのは山賊かしら?」
己の背後数メートル先で、人の飛び降りる音を猫耳が捉える。
娘は足を止めると、振り返ることなく尋ねる。
口元には笑みが浮かんでいた。

マクシミリアン > 商人というには荷物はなく、旅人というには軽装過ぎる。
だが大量の魔力を感じさせる女にもう一つの選択、山賊狩りに来た賞金稼ぎかと判断し柄に手を添える。

「場所を知ってきているなら判るだろう。
山賊の出る場所に一人で来るだけはあるな、度胸が据わっているようだ」

振り返らずに尋ねる女に皮肉を交えて返し、もし魔法を使う仕草、魔力の動きを感じれば即座に斬ると僅かに構えを取る

アシュレイ > 娘は感情が表に出ているのを堪えきれなかった。
つまり、口角をが上がり笑みを浮かべているのである。

「貴方こそ、わざわざ一人で来るなんて随分と余裕があるようね。
私がトチ狂って襲い掛かってきても平気なのかしら?」
娘はゆっくりと振り返り、褐色の肌をした山賊に声をかける。
話しぶりからして幹部クラスなのだろうと娘は判断。

「構えるのはいいけど、そんなに離れていては私は斬れないわよ?」
錆びついた剣を構える山賊の様をまじまじと眺めつつ、微笑を浮かべる。

マクシミリアン > 「ミレー族一人を始末する程度は問題ないな。
モノの数の騎士どもよりは面倒ではあるが」

振り返れば吊り上がった笑みを見せる女にこいつは普段から狩る商隊の護衛や騎士よりも面倒な相手だと即座に感じ取る。
ミレー族である女には聞こえるであろうが小さく口笛を吹き、近場に居るはずの手下を呼び寄せて。

「そう思うなら試すか?代金は命だぞ」

微笑を浮かべ長髪のように口にする姿に肉食獣のような笑みを見せて僅かに鯉口を切り

アシュレイ > 「そうね、私は只のミレー族。 ダークエルフからしてみれば簡単かもしれないわね。」
己の身体に流れるもう一つの血について相手は気付いていない。
娘は笑みを抑えつつ、しおらしい口調で答える。

「随分と手勢が居るのね。 貴方がボスかしら?」
猫耳が僅かに口笛の音を捉えると、すぐさま遠くから近づいてくる足音。 ほどなくして娘の周囲を取り囲むように山賊と思わしき恰好をした男たちが姿を見せる。

「あら、私の命は簡単には取れないわよ?」
首領と思わしき男が臨戦態勢に入った瞬間、娘は両手をパンと叩いた。
同時に、娘の体内にある魔力が周囲へと飛び交っていく。
娘が使ったのは催眠作用のある魔法。
魔力にある程度耐性のある者なら抵抗できるかもしれないが、そうでない者には普段己が従っているダークエルフの首領が己を捉えに来た官憲、そして娘こそがつき従うべきボスに見えるだろう。

マクシミリアン > 「ただのミレーは自分からはそうは言わん。
何かとのハーフと言って言う様なものだぞ」

塩らしい口調での言葉に人か他の種族かは判らないが魔力の量にろくでもなさそうなハーフだと感じ警戒を強める。

「この国はな、こういう奴らが集まりやすい。重宝させてもらってるよ」

ボスかという問いかけには答えずに集まってきた部下、主に人が大半の者たちに一度だけ視線を向ける。

「取れないなら追い払うで十分だ。
無駄に危ない橋を渡る馬鹿は早死にするだけだ…っ」

女が手を叩いたと思えば魔力が広がり、一部の部下が自分に武器を構えるのを見て取れば、一言催眠にかかっていない部下に向け 殺せ と告げる。

「身内にもミレー族や魔族はいる。その手は有効ではないぞ
お前は相手にすると部下が無駄になるな」

催眠にかからなかった部下がかかった部下を命令道理に始末するのを何でもない様に女から視線を外さずに上がる悲鳴と血の匂いで始末が進むのを感じ。
人の部下などどうでもいいがそれ以外は補充がききにくい。
余り減らしたくはないという考剣から手を離して

アシュレイ > 「ふふ、それもそうね。 貴方、ただの山賊じゃなさそうね。」
警戒を強める山賊に対し、娘は肩を震わせて笑う。
どうやらこの山賊は頭が切れるようだ。

「成程、皆やることは同じってわけね。 この国の状況を上手く使っておいしい思いをしたいわけね。」
彼の話す内容から、彼こそがこの一団のリーダーであると判断する。
確かに現状では金に困った命知らずが幾らでも集まるだろう。
彼のように強そうな者が率いているなら尚のことである。

「そう邪見にしないでよ。 まるで私がやっかい者みたいじゃない。」
娘は唇を尖らせると、わざとらしく腰に手を当ててみせる。

「そうかしら? 貴方の部下を減らす程度には有効かもしれないわよ? まあ、それはそれとして。」
娘と彼の周囲は阿鼻叫喚の地獄絵図へと化していた。
その中を首領である彼の元へとゆったりとした足取りで近づく娘。
「ビジネスの話をしましょう? 貴方達の目的を教えてくれないかしら。」剣の先が届く僅か手前で足を止めると、娘は朗らかな表情を浮かべ、右手を差し出す。

マクシミリアン > 「この山に巣食ってる奴らと変わらないぞ。
少し利口にやっているだけだ」

この女もただ力があるだけではなく何か目的を持ってきたのかと見て。
力を振いたいだけの馬鹿でなく、商人などでもないのならば無駄に敵対する必要はないと。

「そんな所だな。ただな…俺の所を他と同じに思うなよ?」

金ではなく別な目的で仲間を集めはするがそれを告げるつもりはなく。
金だけが目的の連中はむしろ連れてこれないというように肩を竦める。

「お前みたいなのは厄介者だ。考えが読めないだけにな」

腰を手を当てる姿に十分厄介者だと目を細めて見て

「今間引いた馬鹿はテスト中の馬鹿だ。使えれば使い道があったんだがな」

悲鳴が小さくなり静かになれば周囲には生きた部下と死んだ元部下となり。
生きたものは手慣れた動きで死体から武器などをはぎ取り死体を道の脇から投げ捨てている。
近づく女に警戒をする部下に動くなと手で制し、剣先の間合いで足を止める姿に関心をする。

「目的?なぜをそれを聞きたがる?山賊の目的など判るだろう」

差し出された右手を軽く握るようにして皮肉に笑い

アシュレイ > 「は~、こんな山に他にも居るのね。 困ったものだわ。」
芝居じみた様子で肩を竦める娘。
実際、どれほどの山賊集団がいるのか娘には見当もつかない。

「ふ~ん。 でも皆そういうこと言わない? 
あ、私は只お金が欲しいだけよ? 貴方が言う他の連中と同じ。」
彼の目的など娘には知る由もない。
なので、首を傾げなら彼に尋ねる。 金でなければ政権の転覆か、あるいは単純に復讐か。 娘の頭に何個かの候補が浮かぶ。

「まあ、失礼しちゃうわね。
 こんなに可愛い娘になんてこと言うのよ。」
頬を膨らませるが、事実厄介者も良い所なので別段怒っているわけでもなく。

「あらら。 可哀そうなことをしたわね。 私の所に来たらもっと長く生きられたのに。」
物言わぬ死体となった山賊たちに視線を向け、溜息をつく。
とはいえ、己の命を狙ってきたのだ。 口ほど感情は動かず。

「言いたくなけばそれでいいわ。 要は今後私の商売の邪魔にならなければいいのよ。 それか、私の所の仕事を受ける気はないかしら?」
握り返してきた手を軽く掴んでから手を離す。

マクシミリアン > 「始末しただけで4つはある。数えればキリはないぞ」

街道で商隊を狙う以外にも同類との縄張り争いがある事を口にしていくつもの山賊集団がいる事を暗に告げて

「山賊をやっている奴は金、殺し、女だろうな。
どいつも似た様な事をいうか」

復讐の為に人を集め、そしてその副産物で金が集まる自分には金の勝ちなどあまり考えた事もないと首を振り

「見た目はな。それ以上に危険だと判る。
手を出すにはリスクに合わん」

もしただの旅の獲物なら金品のついでに犯すだろうが確実にリスクに合わないであろう女には手を出す様子はなく。

「こういう輩は何処でも早死にする。邪魔になってな」

正直持て余していた連中なだけに食わせた飯の分以外に損はないかとその存在すらも忘れて

「商売の縄張りがかみ合わない限りは邪魔にはならないだろ。
襲われるのが嫌なら目印と通行用を出せ、そうすればこの街道の安全は保障してやる。
仕事?山賊に仕事とはどこの誰を襲わせるつもりだ?」

アシュレイ > 「そんなにあるの。 ほんと、危ない国ねえ。」
統制がまるで取れていないこの国の現状を再認識し、溜息をつく。

「最近はそれ以外に最もらしいことを口にする人が居るわ。
革命だの、復讐だのって。 貴方はこっちの方かしら?」
首を傾げて問いかける娘。 ダークエルフで山賊をしているのは珍しい為、なにかしらの理由があるのだろうと。

「そうね、つまり私の商会には手を出したらダメってこともわかるわね?」
今度は胸をはってみせる娘。 心なしか鼻も伸びたような。

「そんなことないわよ。 私は心が広いからちゃんと雇ってあげるわ。
貴方も再就職先を探すなら私の所にいらっしゃい。
…そう、話の分かる山賊さんで助かるわ。 見返りは何が必要かしら?」
とりあえずの協定が結べそうで、娘は満足そう。
自然と声が弾む。

「今は居ないけど、そのうち出てくるわね。 私、有名人だから命を狙う人多いのよ。 あ、貴方にも名乗っておくわね。
私はアシュレイ。 シンビジュームって言う商会の総帥をしているわ。」

マクシミリアン > 「無能共が権力を振りかざした犠牲者が溢れてんだ。減っても増える。
自らまいた種だ」

それゆえに身代わりになる山賊は多いと皮肉気に笑い。

「口に出すのは二流だ。騎士団に嗅ぎ付けられれば積みだ。
俺たちは革命には興味はないな」

復讐はあえて否定はせず、食い詰めたや恩義で所属している以外はそういう目的での人やミレー、ただ欲望を満足させられるという妖魔の部下を頭の隅に浮かべて

「あんたに手を出すならベッドだけにしておくべきか。俺でないなら手を出されるぞ」

胸を張る姿に意外と子供っぽいかと見かたを変え。

「山賊を雇うとは物好きを越えるな。
この仕事に行き詰まれば代案はあるが…最悪はそうさせてもらおうか。
見返りは王都での騎士どもや貴族の動きでいい。それとも相手もしてくれるのか?」
最後に冗談を付け加え、金銭ではなく情報を見返りにと求め。

「必要なら手は送る。有名人は大変だな。
アシュレイか、俺はマクシミリアン。……商売敵でもあったのか。
俺に用がある時は王都のバラック商会に行け。そこから話が付く」

総帥と聞けば流石に驚きを見せ、まさか商売敵だった事に思わず息を吐き連絡の付ける方法も口にする

アシュレイ > 「どうかしら。 案外今の状況を喜んでいるのかもしれないわよ。」
彼の言葉を聴きながら、出てきた結論は別の考え。
娘のように、今の状況をおいしく思っているのは山ほどいるはずで。

「まあ、止めた方が良いわね。 貴方、どう考えても政治家って感じじゃないもの。」
彼の顔を見上げ、不敵な笑みを浮かべる。

「あら、こんな身体でも相手してくれるの? 随分と口が上手いじゃない。」
彼の発言がどこまで本当かは不明だが、娘が気を良くするには十分であった。

「そうなの、私の頭の中ってちょっと狂ってるのよね。
だから使えそうなら誰でも何でも使うわよ?
…その程度で良ければ定期的に流しておくわ。 そうね、貴方がその気ならまた今度相手してあげるわよ。」
彼の要求は娘の中では許容範囲内。 故に、娘は2、3度首を縦に振る。

「ありがとう。 貴方も結構な有名人だったのね。 何度も指名手配されてるじゃない。 バラック商会ね、覚えておくわ。」
目の前の彼が手配書に何度も載っている有名人であったことで、今度は娘が驚いた。 だが、強力な味方が出来たことで今日の目的は達成できた。
「そろそろ帰るわ。 また会いましょう、マクシミリアンさん。」
手を離し、軽くウインクをしてから娘は転移の魔法を使う。
次の瞬間、娘の姿は消えていて。。。。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアシュレイさんが去りました。
マクシミリアン > 「それならそれでそういう馬鹿はいい囮になる。
俺たちの目をそらせる意味でもな」
今の状態を喜びでもしなければこんな場所で賊はするまいと納得して

「俺にはこの程度の集団が限界は判ってる。ああいう奴らになるつもりはない」
自覚はあるとさほど気にせずに返して

「見た目は十分にイイ女だ。長生きをすれば口は上手くなる」
本当に面白いやつだと警戒心を今では持たずに笑ってしまい。

「一つ言っておく。そういう考えの奴が成功する。
狂っているいないは見方だ。俺からすればお前は切れ者だ。
その程度が長く生きるコツだ。その言葉、後悔するな?」
要求を受けた女を見れば口元を笑みに歪ませ。

「気が付けばな。あの程度の手配から逃げるのは大したことじゃない。
あぁ、用があるならばそこに行け。
またな、アシュレイ」

転移魔術で消える女を見れな部下に声をかけ、共に山中へと消えていく

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からマクシミリアンさんが去りました。