2016/05/31 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈の奥深く、少女は広げた扇子を両手に、男達と対峙していた。
半数はすでに転がっているが、死んでいるという訳ではない。
少女は挑発するように、右手の扇子で扇いでみせる。
「いやはや、もう少し骨のある賊達かと思うたんじゃがのぅ…?
この付近では、もはやこの程度しか居らぬようになってしまったか?ん?」
くすくすと笑い、獲物を構える男達を見遣る。
最近、どうも運動不足な気がしたから、軽い運動のつもりで山賊を求めてやってきた。
いつものように、あてずっぽうで来た訳ではない。
今回はちゃんと居るのを調べてやってきたのだ。
どうやって調べたのか?…単に酒場でそんな話を聞いただけである。
その程度が調べたとか言えるのか?という事は、この際聞かないで欲しい。聞かないで下さい。
ここが広々とした何もない空間であるならば、周りを囲って一斉にとくるかもしれない。
だが、残念ながら邪魔をする樹木や茂みがわんさかある。
どうしても、数人単位で襲うしかないのだ。
もちろん、そんな少人数で襲われてどうこうなる少女ではない。
…という訳で、今回は能力を一切抜きというハンデを与えてやっていた。
でもこの結果である。
■タマモ > 「ふふ…温い、温いのぅ…?」
襲い掛かってきた者達は、獲物を振るい、せめて一撃をと少女へと攻撃を仕掛ける。
しかし、その軌道はひたりと当てられた扇子によって流され、空振りに終わっていく。
正面は当然として、横からの攻撃をも、フェイントを加えてさえも少女は受け流していく。
「…ほれ、一人追加じゃ」
ぱしん、と空けている左手の扇子を閉じると、すぱんっ!とちょうど今空振りをした者の首筋を打つ。
転がる人数が1人増えた。
そのまま、舞うような動きで再び距離を取る。
さて、残りは4人か。ちらりと残った面子を眺める。
頭っぽいごっつい男と、倒した連中とそう変わらなさそうな連中だ。
うん、もうさっさと終えてしまおうか。
そんな事を考え始めてさえいた。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にリィンさんが現れました。
■リィン > 九頭竜山脈の山中をリィンは進んでいた。
救世姫としての使命を遂行するには旅を続けるだけの資金が必要だった。
そのために冒険者として依頼などを受けているのだが――今回は仲間とはぐれた。
数人のメンバーで組んで、近隣を荒らす山賊の退治ということだったのだが、途中でリィンは魔物を押し付けられて、仲間はその内に逃げてしまった。
最も、リィン当人はそうは思っておらず、逃げたものの無事を祈ることさえしていた。
魔物には勝てず、衣服などもボロボロにしながら遭難中である。
そんな時に、何やら剣戟のような音と、人の声が聞こえた。思わずそちらの方に向かい、リィンは茂みから姿を現す。
いつか見た少女と、男たちが戦っていた。
「……あ、あなた、は……また! きゃ、っ……!!」
目の前の少女には二度ほど会ったことがある。どちらもいい思い出ではなかったが……今の印象は、前回の時ほどの冷たさは感じない。
あの時のような強烈な殺意めいたものも感じない。
それでも、驚いてしまい、持っていた杖を振る。神聖魔術が行使されて男の一人を見舞った。
■タマモ > ぴくり、耳が揺れた。
新しい足音…だけど、たった一つ。
なんだろう、新手の割りに人数が少ない…あれか?俗に言う雇われた先生みたいな?
そんな事を考えながらも、一応はそちらへも意識を向けておいた。
すぐにその近付いてきていた人物が、茂みから現れる。
見覚えは…うん、あった、確かリィンとか呼んでた本名が違う女子?
じりじりと間合いを詰める男から完全に視線を外し、少女を見遣る、視線が合った。
そして…
「あ………」
少女が驚き放った魔術は、どうやらごっつい男を直撃し、どさりと大きな音を立て男は倒れた。
その音を聞き、何事?と残った連中がそちらを向けば、倒れている頭。
こちらを見て、少女を見て…目にも留まらぬ動きで逃げていった。
自分はというと、その光景をただ眺めていた。
あれ?なんかメインディッシュを奪われた気分?みたいな感じで。
■リィン > 「え、あっ……あ、あの、す、すみませ……」
特徴からすると、依頼にあった賊の集団であったらしい。
それと意識したわけではなかったのだが、見事一人を打ち倒してしまった。
強烈な光が男の意識を刈り取った。
巨体は倒れて、他の男たちもそれを見て慌てて逃げ去っていった。
目の前の少女の仲間と思われたのだろうか。リィン自身も呆然とした表情で逃げる男たちを見た。
そして、特徴的な耳や尻尾を持つ少女のほうを再び振り向いた。
「私、その、迷っちゃったから、それで……」
一歩、二歩と後ずさる。何やら、いいところを奪ってしまったような形になったようだ。
今にも扇子をふろうとしていたようなのだから。リィンにも微妙な気まずさがあった。
■タマモ > なんとも拍子抜けな結果で終わってしまった。
軽い運動と気晴らしのつもりが、なんか鬱憤が少し溜まった気がする。
なんか謝ってくる少女へと一瞥し、足元に転がっている連中を一瞥し、去っていった男達の方を眺める。
首を傾げ、少しだけ考えているような様子。
顔を上げれば、その視線は少女へと再び向けられた。
「そうかそうか、道に迷ったら、リィンは妾の暇潰しの相手を倒してしまうのか?
…こういう場合、どうしたら良いと思う?」
手にした扇子をぱたりと閉じ、もぞもぞと袖へとしまった。
はふん、溜息をつきながら、後ずさる少女へとこちらは歩み寄る。問いかけながら。
■リィン > 「……べ、別にそんなことをするつもり、じゃ……!
そ、それに、もし前のようなことをしようとしてたら、止めるつもり、で……!」
戦いが暇つぶしというのもなんとも言いがたかったが、
相手のいいところを奪ってしまったのは事実であったようだ。
前の、というのは目の前の少女が男たちに動物などをけしかけていたときのことだ。
「……わ、私、で……鬱憤を……?」
びくっと見を震わせながら近づいてくる相手から逃げようと後ずさる。
話の流れからはそうなってしまいそうだ。だが、戦いの相手などもできるはずもない。
自分が原因ではあるが、逃げようとする。しかし、背は木にぶつかってしまい、逃げられなくなった。
■タマモ > 「前のような………あぁ、そういえば、前の連中は動物と戯れさせておったのぅ?
それを止めてどうするつもりじゃ?お主が代わりにすべてを受け入れるか?」
どんなつもりであろうと、暇潰しの邪魔をしたには変わらない。
ふと、少女の前のような、の言葉に思い出すような仕草。
…ぽんっ、と手を叩いて言いはするも、少女がやろうとした行為に対し、どうするつもりなのか問う。
「ふふ…そのつもりで、邪魔したんじゃろう?
それとも…」
また、前のようにしてやろうか?それとも、それ以上か?
言葉にしては出さず、そう口を動かしてみせる。
声に出さずとも、この少女ならば分かるだろうと考えて。
後ずさる少女の退路が断たれれば、目の前まで近付いた。
その様子に楽しげに、ゆらゆらと耳や尻尾は揺れている。
■リィン > 「……なっ! あ、あんなことはもう……!!」
余計な事を口走ったと、リィンは口を手で抑える。
以前のことを思い出して身を震わせる。
相手の様子は、二度目に会った時とは印象が違っていた。
だが、どちらにせよ相手の目的はこちらに向いてしまったらしい。
「そ、そのつもりって……!! ち、ちが、違います!!
私はあんなことを、されたくなんて……!!」
相手の言葉を完全に理解する。
まるで、またそうされたいから、それ以上の事をされたいから、相手の興を削いだのだいうことを。
リィンは、ボロボロになった服から見える素肌を手で隠しつつ、うつむいて首を横に振る。
内に潜む被虐性を否定したいばかりに。
あの時以降から、いろんな存在から凌辱を受けては、体に穢を貯めこんできた。
彼女の言葉にさえ、顔を赤く染めて、逃げ場もないのに逃げようと、そんな態度を見せた。
■タマモ > 「ほほぅ、あんな事とは、どんな事じゃろう?」
言葉を遮るように口を手で抑えた少女。
顔を寄せ、少女の表情を見るように覗き込む。
更に顔は近付いていく…鼻先が触れるぎりぎりくらい、その距離で、次の問い。
「はてさて、理由はどうあれそんな格好で、あんな事をしては説得力に欠けるよのぅ?
本当に違うというならば、本当にされたくないというならば、本気で抵抗をしてみるが良い。
出来なければ…妾の好きにしてしまおう」
真っ直ぐに瞳を見詰めたまま、言葉を紡ぐ。
瞳は逸らさない、逸らさせない、右手を少女の頬に添えて顔をこちらに向けたままにするからで。
左手はゆっくりと少女の体に触れていくだろう。
言葉の通り、抵抗を見せないならば…抵抗があっても弱いならば、ぼろぼろとなっている服を剥いでいってしまおう。
■リィン > 「それ、それ、は……貴女に……」
顔を赤く染め、びくびくと何度も身を震わせる。
顔を覗きこまれて、彼女の目から離せなかった。
自分の全てを覗きこまれているような、救世姫として世界の奴隷のように犯され続ける中で芽生えたもの。
自ら認める訳にはいかない、被虐と恥辱の快楽。
それさえも見透かされていくようだった。
「これ、これ、はっ、魔物に襲われた、から、で……!!
だ、め、っ……! 好きになんて……わ、私は、そんな女、じゃ……!
ひゃ、いや、いやあっ……!!」
右手で顔を固定され、左手が体に触れていく。
一応の抵抗は見せるものの、ごく弱々しいものだ。相手の手を掴んで離そうとする。
リィンは、自らが犯されるような、そんな状況に逆らうことができないためだ。
ボロボロだった服が剥がれていき、白い肌が露わになる。
下着は少女はつけるようなものではなく、扇情的な、薄いものだ。
救世姫として、無意識にそうしてはいるのだが、それを知らなければ、期待していたようにも思われるだろう。
■タマモ > 「おや、全部妾のせいにするつもりか?
あの時、あんなに快楽に蕩け、自らを変態だと言っておったのはお主自身じゃろう?
それに…お主が妾に対して出来る事、忘れた訳でもなかろうに」
少女の様子を楽しげに見詰め続ける。
額と額を重ねるようにすれば、そこから力を流した。
自分と少女との間にあった事を、鮮明に記憶の片隅から引きずりだす。
「違うな、お主はそんな女子じゃ。
世界を救うなんぞ大層な事を言っておきながら、快楽に屈し、その淫らな体を差し出す変態じゃ。
ふふ…抵抗を見せて、普通の人間気取りか?
お主の正体なんぞ、すぐに晒されるじゃろうて、のぅ?」
少女の言葉をあっさりと一蹴し、掴む手が大した抵抗にならぬなら、その服を引き剥がした。
その下に見える下着が目に入れば、これも証拠の一つだと、見耳とで囁くように伝える。
下着だけの姿にしたところで、少女に与えていた力へと、再び仕掛けをしていく。
感度を増して快楽を得易くしておきながら、絶頂を封じてしまう。
そうしたところで、ゆらりと揺れる尻尾が少女へと伸びていき、体中に絡まりくすぐるように刺激をし始めた。
■リィン > 「あ……だ、だめ、だめ、ですっ! 思い出させない、でっ……!!」
相手から以前のことを言われて首を横に振る。
あそこまで快楽に乱れて、相手の言葉で縛られて、自らが宣言したことを。
額と額が重なりあい、そんな記憶が無理張り引きずり出されていく。
思い出さないようにとしていた自らの痴態が目の前で繰り広げられていく。
「ちが、違い、ますっ! 私は、私は救世姫として、ただ、そのために……!!
さ、差し出してなんて……う、ぅぅ、違います、淫らなんかじゃ、ない、ですっ……。
み、みないで、くだ、さいっ……あ、ぅ。これは、熱く、て……」
こちらの言い訳などはすぐに一蹴されて、服も簡単に引き剥がされる。
下着のことを指摘されれば、初めてそれを認識したかのように真っ赤になる。
自分では無意識の内にそうしていたのだが、これでは確かに、わざわざ狙われようとするかのようだ。
苦しげな言い訳も滑稽なほどである。
「ひ、うっ!? からだが、ま、たっ……!!」
また仕掛けが施されたらしい。身体の奥が熱くなり、非常に敏感になっていく。
それでいて、また絶頂を封じられてしまったのだ。
それを理解しているリィンは逃げようともがく。或いは、無意識に仕置や、更に激しいものを求めているのか。
リィンの幼い四肢に尻尾が辛み、リィンの甲高い声が上がる。
ただくすぐられているだけなのに、声が抑えられない。
以前に彼女によって与えられた言葉が効果を成す。
『リィンは妾に応え紡ぐ言葉を、快楽を二度と忘れる事はないじゃろう。
妾を前にする限り、否応無くそれは頭の中で浮かび続ける』
彼女を目の前にする度あの時の事が思い出され、快楽を得てしまい、逃げられなくなっていく。
■タマモ > 「もう遅い、しっかりと全部を思い出したじゃろう?
ほれ、言うてみよ。
妾の言った事は、全部真実じゃとな?」
あの時の記憶はこれで全部引きずりだしただろう。
そう認識すれば額を離すも、瞳は見詰め合う形のままだ。
目を細めながら、少女へと、その時の事を自分から言うように仕向ける。
これには力は働いていない、だが、前の記憶があるならば、どうせ言ってしまうのだという思い込みで隠さず伝えるかもしれないか。
「言うだけならば、どれだけでも言える、便利なものじゃのぅ?
これからのお主の真実の姿が、本当に、その救世姫とやららしいものなのか…聞いてみるか?
おや、そんな格好にされて見ないでも何もないじゃろう?」
無駄な抵抗を続ける少女に、にまにまと楽しむような笑みを浮かべる。
言葉の途中に、不意に、木々に囲まれた周りの風景が、ぐらりと揺らいだ。
その揺らぎが収まれば、少女が目にするものはそのままの風景だった。
ただし、いつから居たのか、その木々の間を縫うようにして、何人もの男の視線が囲まれているかのように向けられていた。
「ほれ、周りの連中から聞かされたいか?
それとも、自分で名乗りをあげるか?
…好きな方を選ばせてやろう」
尻尾が全身を弄る中、そんな言葉を少女にかける。
ただ、それは決して下着に覆われた胸や股間、お尻には触れない。
性感帯としてそこまで強いものではない場所を攻め立て、それだけでも少女が達する程の快楽を受けるのを味合わせて。
更にその姿を見せ付けるかのように、少女の体は尻尾によって大きく体を開かされる事だろう。