2016/05/28 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 罠だらけの山道」にレイアードさんが現れました。
レイアード > 険しく、曲がりくねった険しい山々を、馬を連れて進んでいくボロボロの衣服をまとった青年。さび付いた装飾品などを見れば、どこか貴族的とも感じられるが、如何せんボロボロなので羽振りの良さは感じられない。

あちこちに張り巡らされた罠。こんな山中で山賊に包囲されれば、いくら相手が雑魚でも分が悪い。

「……ここまで追い剥ぎ根性に溢れると清々するな。……まさか引っかかる間抜けはいないと思うが」

あまり公にされないが、騎士ですら彼ら賊に嵌められる者もいるのだとか。魔族に押され続けている王都の兵士のことだ、さぞや山賊にとって格好の餌となるやつも居てはおかしくないのだろうと歪んだ期待を浮かべ、迂回路を目視で探る。

レイアード > 視認しづらいが、剥げた地面のすれすれを伝うちらちらと光る糸や、密集して仕掛けられた金属らしき何か。ベタではあるがトラバサミ等だろうか。挟まれればものによっては足の骨は余裕で砕けるという。

ふと、ブルル と愛馬が小さく啼くのを耳にすれば振り返り、来た道を少し戻ったところで道が分かれているのを目の当たりにする。

「…何か見つけたか?……ここに来るまでの罠はほとんどは見つけた筈だが、油断せず引き返すか…」

愛馬は何かに気付いたのだろうか。少し落ち着きなく騎手とともにゆっくりと来た道を戻る。

すでに穴が開いた落とし穴や、断ち切られてたるんだ細い糸がちらちらと光る道をしばらく進む。