2016/05/21 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアマンダさんが現れました。
アマンダ > 死屍累々の中、壁に凭れて座っている少女。
その周囲には少女が打倒した山賊の死体。

椅子や机なども無造作に転がっており、壁にも新しく出来た亀裂が無数に入っており、ここで激しい戦いがあったことを伺わせる。

「これで、依頼達成だね。 少しはこの編治安も良くなると良いんだけど。」
満身創痍の状態で力なく微笑む。 

「ん…。」
両目を閉じ、左の肩に突き刺さっている矢を抜き取る。 すぐさま回復魔法をかけると、生来の身体能力も合わさり傷はすぐに塞がる。

とはいえ、魔力はこれで尽きた。

街に戻るにしてもしばらく体を休ませ失った魔力が戻ってくるのを待つ必要がある。

アマンダ > 今の状況で怖いのはここの山賊の仲間が来ることだろうか。
事前の調査でほぼ全員が揃っている時を見計らって攻撃をしかけたが、
別の場所に居る者が戻ってくる可能性もある。

または、騒ぎをききつけて魔物などが来るかもしれない。

「その時は、その時だね。 いつつ。」
腰の剣に手を当てながら強がっていると、肩の痛みがぶり返す。
傷は塞いだとはいえまだ自由に動けるほどではない。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にカナムさんが現れました。
カナム > 山賊のアジトを見やる
元気に騒ぐ声が聞こえるはずなのに静かだなぁ...
まぁ、一応確認しなきゃ

「誰かいますかー?」

一応声をかけてみよう
死に体の山賊がいれば子供を盾にとろうとするはず
声が高めだから大人の声には多分聞こえないはず

「....誰もいないのー?」

少し不機嫌が声に出てしまう
山賊は?
目の血走った奴は?
ウロチョロウロチョロアジトを探っていく

アマンダ > 人の声がする。
恐らく少年の声。

返事をしようかと一瞬迷ったが、こんな場所をうろつく人物となると場合によっては超弩級の危険の可能性がある。

少女は剣を抜くと、足を曲げ、小さく座った状態で息を殺している。

願わくばこのままやり過ごせること。

そう祈りつつ声のする方角をじっと睨みつけている。

カナム > 「...誰か居る、よね?」

何かの気配は感じている
もちろん動物かもしれないし声も帰ってこないのだから憶測でしかない
けど...手がかりは見つける

「こっちー?」

薄らと笑い血の跡をたどる
薄くだが奥へと進んでいく血痕
死体につながってたらまぁ諦め.....られるかな?
無理かもなぁ....ここは血の臭いが強い

「お邪魔しまーす」

細剣を握り直し扉を開く
中に誰が居るのか....大当たりは山賊のボスとかがいいなぁと笑いながら

アマンダ > 物事は須らく思い通りにはいかないものである。

遠ざかることを祈っていた少年の声は次第に大きく成り、足音も近づいてくる。

己の姿を隠す最後の扉が開かれ、細剣をもった少年の姿が目に入る。

少女が居る部屋はもともと山賊のボスが居た部屋。
少女が座り込んでいる隣で首と胴が分かれた大柄の山賊の死体、その近くには2体の死体。
どれもが斧や剣を持ったまま死んでいた。

「…あなたは、ここの山賊の仲間ですか。」

剣を握ったまま少女は少年の顔を見上げてから問いかける。
固い表情は恐怖の証。

剣を持つ右手こそしっかりしているが、左手と両足はボロボロ。
だが、いよいよとなれば立ち上がって刃向う位はするだろう。

カナム > 「.....」

状況を整理....の必要もないかこれ
山賊血まみれ綺麗な女の人が武器を持ってこっちを警戒
周りにはおっさん達の死屍累々
この人は冒険者か何かかな?
まぁそんなことは置いといて

「違うよー、信じなくても良いけど斬り掛かるなら殺す気で来てねー?」

どうしようか考えつつ一応違うと言っておく
仲間どころか皆をコロコロしに来たけど....もう終わってたのは想定外
悶々としてしまう....悲しい

「所でおねーさんは冒険者さん?」

落ち着くためにも会話をしよう
変な事を言うと斬られるかもしれないけど....むしろ斬りにきて欲しいけど

アマンダ > 「そうかい? 勘違いしてごめんね。」
新手の山賊でないと聞き、肩から力が抜ける。
ほうと息を吐きだし、剣を鞘へと戻した。

「そうだよ、今日も依頼でここに来てね。 君も冒険者かい?」
武装しているが、普通の少年のように見える。
気が抜けた少女は緩い笑みを浮かべ少年の顔を見上げる。

こちらから斬りかかることはおそらくないだろう。
というより、そんな力は今はない。

カナム > 「別にいいよー、僕もそう思うだろうし」

山賊のアジトに後からやってきた不審者
自分がもしお姉さんだったら問答無用で斬りかかってるかな?とか思ったり

「違うよー、この人等に娘攫われた人の依頼。
できるだけ苦しめて殺せってさ、もう死んでるんだけど...」

思わずため息が溢れる
依頼人にどう説明しよう....お金半分返せばいけるかな?

「あ、良いこと思いついた。」

こっちをお姉さんが見てる、綺麗だなぁ....
でもそれも一旦置いといて

ボスであろう男の首、その眼に細剣を突き刺し抉った

アマンダ > 「分かってくれて良かった。」
どうやら今から襲ってくるような相手でもなさそうだ。
少女はほっとして壁に頭を預けながら少年を見上げる。

「すまないね、僕も違う人から依頼を受けたんだよ。 君も受けてたのならもっと早く会えば良かったね。」
そうすればこんな怪我もしなくて済んだのに。
左肩を抑えながら痛みで表情が引きずる。

「何をするんだい?」
先程落とした首に剣を突き刺す少年の様子をじっと見ている。
すぐには動けないのだから、見ている位しかできない。

カナム > 「物分りの良い子だからねー」

自分で言うのもどうなんだろう?
まぁ言葉の通じない馬鹿ではない自信がある

「んー.....それはどうかなぁ。」

もし共闘なんてことになってたら....
ハイの時に山賊と見分けられるかな?
と思ってお姉さんの方を見たけど多分大丈夫
こんな美人と山賊のおっさん共を間違えだしたらいよいよ自分の頭を疑わないと

「拷問の痕作ってんの。
依頼人の人も喜んでくれると思うんだ、これ内緒ね?」

舌を切って頬を少し裂いて....あ、毛も引き千切っておこう
多分これを見たら満足してくれるかな
死体の有効活用ってやつだよね、うん

アマンダ > 「ふふ、自分で言ったらダメじゃないかな。」
やっぱり突っ込んでしまう。
思わず笑ってしまい、後で傷が痛む。

「君は腕がたつみたいだし、僕一人で挑むよりはるかに心強いと思うんだ。 現に今君に何かされても僕にはどうすることも
できないよ?」
目の前の少年が戦う所は見ていないが、話しぶりから信用は出来ると判断。

「そうだね、それで依頼をした人の気が楽になるのならそれも良いことだと思うよ。
勿論、僕は口には出さないよ。 僕の受けた依頼は殲滅だけだからね。」
少年が目の前で死体を弄り始めても、気にしない。
それで気が済む人がいるのならとじっと見上げている。

カナム > 「ウジウジした子供って嫌われるしねー、これでいいぐらいだよ多分」

サバサバしすぎても可愛くないけど、ちょうどいい当たりを狙っていきたい

「お姉さんが危ないんだよね....てか、何それ誘ってるの?」

何をされても抵抗できないなんて凄いこと言う人だなぁ
もしかして一目惚れってやつ?
....多分違うかな

「おねーさんみたいな人好きだよ僕
あ、名前聞いていい?僕はカナム、傭兵見習いだよー」

死体への冒涜云々言われたら斬ってただろうなぁ
そういう偽善者超嫌い
お姉さんへの好感度が上がって警戒心が下がってきた
なのでここで自己紹介、遅い気がするけどそこは気にしないでおこう

アマンダ > 「そうだね、元気が良いのは何よりだよ。 閉じこもってても何も良いことはないからね。」
少年に興味をもったのか、小さく拍手をしたりして話を聞いている。

「違うよ。 大事にしてねってことさ。」
少し魔力が回復してきたので、左肩に手をあて再度魔法を当てている。
少年の問いかけには首を左右にふる。

「僕はアマンダ。 好きって言ってもらえるのは嬉しいな。
カナム君は見習いなのに一人で来たのかい?」
傭兵の仕事内容も一応理解はしているので、少年が何をしようと気にはしない。

好意を示されると嬉しそうに微笑む。

カナム > 「引き篭もりはやだなぁ、体鈍るしやることないのは面白くないよ。」

一生寝て暮らせるならそれもいいけどやっぱり暇なのはなぁ
適度にスリルがないと早死するって誰かが言ってた気もする

「あ、はーい。おねーさんは大事に扱うよ」

このやり取りメルヘンチックにしたら騎士と姫みたい
けど騎士とか面倒そうだしできるかなぁ?

とあさっての方向に悩んでしまう

「アマンダさんね、見習いだから一人なんだよ。
誰もお荷物抱えて戦いたくないでしょ?」

見習いは自称なのだがこう言っておくと余計なトラブルも避けられる
子供が傭兵なんざとか言って絡まれたらストレスで吐いちゃうし
あ、笑った顔もやっぱ美人だ
何でこの人冒険者なんかやってんだろ?

そんな疑問が目線となってアマンダに向く
そしてボスの頭(ボロボロ)は布でくるんでお持ち帰り準備の完了

アマンダ > 「そうだね、僕も色んな景色を見るのが好きだからよく旅に出るよ。
それが高じて冒険者をしているんだけどね。」
大変だけど見たことのない物をたくさん見れる。
好奇心旺盛の少女は少年の言葉に同意する。

「ありがとう。 今日のカナム君は僕の頼れるナイトかな?
あ、でも僕みたいなのがあまり気取ったら怒られちゃうね。」
肩の治療も終わる。
コロコロと表情を変えながら話を続け、最後は両手を口もとに合わせて笑っている。

「なら、僕も見習いになるのかな? 僕もいつも一人さ。 その方が気楽だからね。」
髪を指先で弄りながら少年の顔を見上げる。
どうみても見習いの振る舞いには見えない少年の動きだが、そこは言及しないことにした。

「どうしたんだい? 僕の顔に何かついてるかな?」
少年の視線が気になり、首を傾げる。

カナム > 「へぇ、良いねそれ。
冒険してれば嫌でもいろんなところ行くし一石二鳥だ」

正直羨ましい
自分で好きでやってるらしい...良いなぁ

「鎧もランスも無いけど任せてー
そう?アマンダさんなら姫とか似合いそうだけど」

むしろどっかの姫っぽいけど
あ、あれだ。偶に居る自己評価の低い美人さんだ
凄い...計算づくの人じゃないのは久しぶりだ

「それは分かるなぁ、一人のほうが便利なんだよねぇ」

報酬や方針もさることながら一番面倒なのは戦闘時に巻き込みかねない事
一人ならその心配も全部ないので完璧だ

「何でこんなに美人な人が冒険者なんてやってんのかなって思ってさ。
正直街で働いたほうが怪我もしないし安全だよ?」

アマンダ > 「そうだよ? その変わり、冒険者にはどうしようもない依頼とかも来るんだけどね。
この間はペットの捜索とかドブさらいとかも受けたんだから。 あの時は腰に来て大変だったよ。」
両手が自由になってやれることが出来てきた。
腰を抑える仕草をしたりとかリアクションが大きく成る。

「そんな大げさな物は必要ないさ。 カナム君の心があればそれでいい。
お姫様なんて柄じゃないよ。 僕はこうして冒険に出ている方が性に合っているのさ。」
危険もあるが、余程今の仕事が好きなのだろう。
カナム君の思考には気付かず、楽しそうに話している。

「そうそう、たまにギルドの人から誘われた時なんかは同行するけどね。 でも、たまに気を使うかな。」
誘われたら拒まない性格の少女。 風の向くまま生きている。

「こう見えて街での仕事もしているよ? でも、僕はやっぱり冒険に出る方が好きかな。
でないと、今日ここでカナム君に会うこともなかったわけだ。」
人懐こい少女は新たな知り合いが出来たことに喜んでいる。

カナム > 「うわ、俗に言うクソ依頼ってやつだ。」

なんで山賊全滅させられる人がそんな底辺依頼受けてんだろ?
駆け出しの仕事なのになぁ...

「心かぁ、騎士道精神習ったことないけど大丈夫かな多分。
冒険心豊かな姫とかもいいんじゃない?」

多分家臣や爺やが禿げると思うけど
そういうお転婆とか元気があって好きだよ

「そういうのがあるから冒険者は嫌いなんだよねぇ...」

フリーの傭兵をやってる理由の殆どはそれ
要請とか従う自信がないもの

「....お姉さん男だったら多分ジゴロとか言われてるね」

何だろう運命も混ぜて出会いを祝福された気分
これを天然でやってるなら....いやあの目は天然だ
凄い、惚れられること多そうだなぁ

アマンダ > 「クソとまでは言わないけど、報酬が低いのがちょっと困るかな。 でも、依頼者に喜ばれるのはやっぱり楽しいよ。」
眉を下げて弱った表情を浮かべる。 もう少し報酬欲しいなあ。

「騎士道も必要ないよ。 僕が言ってるのはカナム君の真心だよ。だからお洒落な作法も必要ない。
でも僕、じいやとかに追いかけられるのは御免だよ?」
両脚もすっかり元気になってきた。 話しながら足をばたつかせている。

「嫌なら断ればいいんだよ。 僕は断る理由もないから受けてるだけ。」
不思議そうに首を傾げる。 嫌いと言われる訳があまり分かっていない。

「そうなのかい? でも、カナム君と会えてうれしいのは本当だよ。 僕は色んな人と出会えるからこの仕事をしてるってのもあるんだよ。」
ジゴロと言われて恐縮する。
照れた表情を浮かべながら頬を両手で隠してしまう。