2016/05/08 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にシャニスさんが現れました。
シャニス > 月明りの中に一人山中の山道を歩く人影。
このような場所に似つかわしくないドレス姿にも拘わらずに歩きにくさを微塵と感じさせず山の中腹からふともに向け軽い足取りで。

「ふぁぁ…久しぶりに起きましたが変わらない景色ですね」

眠そうにあくびを堪え、左目を閉じたまま周囲を見えているかのように見回して呟けば足を止めることなく山道を下って足を進める。

シャニス > 「ふもとに何か出来ているのね」

はっきりとした時間は判りはしないが目指す麓に見える点々とする灯り。
少なくとも眠りにつくまではそんなものはなかった。ならば新しい開拓村でもできたのかミレー族でも移り住んだのか。
特に目的もなかった夜の散歩に楽しみが出来たというように笑みが浮かぶ。

「少し驚かせるのもいいわね。多ければ餌場にしてもいい場所よね」

余り頻繁に使う事はないだろうが血が欲しい時の餌場には近い場所
そういう種族が住んでいるのかと確認する必要が出来。それが楽しみだと気分が弾めば足取りが軽くなり下山する速度も速くなる

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にドルクスさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にヘクターさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からヘクターさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にドルクスさんが現れました。
ドルクス > 「生ーえて育てて収穫日ーっと、おろ?」

適当極まりない歌を歌いながら山道を進む
獣道ばかりでまともな道もないせいか歩くだけで気分が萎えてくる
しかし前方にとても山とはミスマッチな女性が

「お嬢ーさん、こんな所でお散歩かい?」

山賊に攫われて逃げてきた....これは無い、乱暴の形跡もないしそんな様子は見られない
新手の冒険者?それもない
あんな格好で冒険なんて舐め過ぎ

となれば、こんな山で自分の意志で散歩しているやばいお嬢さんなのだろう
これは声をかけねばと体が動く

シャニス > 「美味しい種族の集落ならいいわね。そう言うのなら保護しても…あら?」

眠り続けていただけにお腹もそれなりに空いている。
どうせなら血の美味しい種族が居るといいな、などと考えていれば下っている方角から歌が聞こえ、そちらを見れば男性の姿を見つける。

「あら、こんばんわ。月が綺麗な夜だとおもいません?」

暗くてもはっきりと見える視界に映る男性の姿を見れば傭兵か冒険者なのだろうと見当をつける。
そうしてにこりと微笑めばスカートを軽くつまんで持ち上げ丁寧に頭を下げる。

ドルクス > 「こんばんわっと、確かに良い月ですねお嬢様?」

丁寧な挨拶に思わず頭を下げる
山の中で男に話しかけられてこの余裕とは...

「えーっとこんなところで散歩は危ないですよ?
この辺りには山賊共がゴロゴロしてたりしてるので、可愛らしい女の子は襲われてしまうかもよ?」

笑顔で首を傾げて見せる
おそらくこの少女にはその心配はないのかもしれないが...
それでも紳士の端くれとしては言っておかないと

シャニス > 「そうでしょう。私はこの山から見る月が大好きなの」

こんな場所で男性にあったというのに警戒も見せず、自分の言葉に同意をしてくれたとに微笑みを浮かべたまま嬉しそうにする。

「あら、そうなの?山賊がまた戻ってきたのね。眠る前に駆除しておいたのに……私を襲う物好きなんていませんわよ。でも心配してくれてありがとうございますね」

男性の言葉にも顔色を変えることなく答え。
心配してくれる男性に向けてゆっくりと近づいていき、麓までエスコートしてくださる?と図々しくもお願いをしてみる。

ドルクス > 「この山から、ねぇ...」

月を見上げる、周囲は自然の音が広がり街で見るよりも煌めいて見えるのは気のせいなか?

「あ、やっぱり心配要らない側の人か。いやそもそも人かな?
要らない心配をした身としてはそう言ってくれれば助かるよ」

近づく彼女からの申し出
女性がエスコートを求めているのだからそれに応えるのは至極当然

「もちろん。夜の独り歩きは男女問わず危険なので、おまかせを」

シャニス > 「後はなんて言ったかしら。あの街道近くの森から見るのも綺麗なのよ」

男性の視線を追うように月を見上げれば視線を戻し。
美しく煌めく月明りに蒼い髪が僅かに輝く。

「静かに眠りたかったから少しだけ頑張ったのよ。
ふふ、貴方には私はどう見えるのか気になりますわね。
レディを心配してくれる殿方は素敵ですわよ」

どう見えますと男性に近づけば無防備に目の前でくるりと回って見せ。
親切な人で優しい人なんですねと楽し気に笑う。

「ありがとうございます。知っている頃と少し変わっているのでよろしくお願いしますわ」

そしてエスコートを引き受けてくれた男性の手にそっと手を添えて

ドルクス > 「俺としては美人と一緒に見ればどこでもつきは綺麗に見えるんだけどねぇ。」

軽口を叩きながら山を下る
なぜこんな動きにくそうな服を着ているのに簡単に歩けているのかと疑問に思いつつ

「んー....最初は綺麗な格好して山を歩いてたから妖魔か何かかと思ったよ、うん。
どれだけ強そうでも女性は女性、男に生まれたからにはきちんと気遣わないとね?」

特に嘘はつかず正直に答える
子供のような笑顔は見る者全てを魅了してしまいそうで...

「ここらは偶に収穫しに来てるから安心してね、ではこちらに」

差し出された手を取り山を下る
頭の緩い山賊達に絡まれるか飢えた野生動物に出くわさないことを祈りつつ

いや、そういうのが来たら活躍していい所を見せられるかも?
と不穏なことを考えてしまうのは男の性なわけで

シャニス > 「あら、お上手ですのね。そんな事を言っても何もでませんよ?」

男性の軽口にくすくすと楽し気に笑う。
地面に触れるか触れないかという長さのスカートだというのに難なく足を進めて

「妖魔ですか?惜しいですけど残念ですよ。
私の強さなどどこにでもいるものですよ。それに男性に守られるのも貴重な経験ですね」

男性の正直な言葉にキョンとするが惜しいと指で小さな罰を作り
嘘偽りの感じられない会話を楽しそうにして

「収穫?その辺りに何か生えていましたか?」

少なくともそんな価値のある物があった記憶などなく首を傾げ。
差し出した手を取られればひんやりとした感触を感じさせて

「貴方が居れば山賊が出ても大丈夫ですわね」

男性の考えを知ってか知らずかそんな事を告げて

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からドルクスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にドルクスさんが現れました。
ドルクス > 「それは残念、期待してたのになぁ。」

笑みと共にそんな事を呟く
本心ではあるがそこまで深い意味もない、綺麗なものを綺麗と言っただけである

「惜しいならギリギリ合格って所で。
強さは関係ないよ、女の子だったら誰だって一度は騎士とか白馬の王子に憧れるでしょ?」

収穫の言葉に反応したのを見て悪い笑みを浮かべる
前を向きゆっくりと語り出す

「お金をちょっとね。
山賊って結構ため込む癖が有る奴が多いから丁度良い時に収穫するんだよ」

という事で、山賊なんて出てきても収穫が増えるだけ
活躍の場もできて一石二鳥と言える

「だから、安心してくれていいよお嬢さん……あぁところで、名前を聞いてもいいかな?
俺はドルクス、フリーの冒険者をやってるよ」

シャニス > 「そうでしたの?でも私は今は差し上げれるものは持っていませんの」

その言葉に笑みのままに冗談としてくちにする。
そのような言葉は言われ慣れていない様子を見せて。

「残念、ぎちぎち赤点ですわ。
騎士や王子さまは私を討伐にお越しになるので少し苦手ですわね」

まるでそれが普通というように本当に軽い言葉で答え。
ゆっくりと語る言葉に耳を傾ける。

「あら、それだと貴方が山賊見たいですわよ。
でも確かに収穫をすれば稼げますわね」

男性の言葉に盲点だったと目を丸くし。
私もやってみようかしらと笑う口元に八重歯のように見える犬歯に気が付くであろうか。

「山賊の収穫に慣れている殿方でしたら安心できますわ。
冒険者のドルクス様ですのね。私はシャニスと申しますわ」

ドルクス > 「そこまで欲張ったりしないよ?
美女と夜道のデート異常に欲張るなんて罰が当たるしね。」

こんな色気も何もない場所で出会えたのだからそれだけで満足
欲を言えばもう少しお近づきに慣れればなおいいのだが

「討伐?ふぅん…じゃぁ騎士や王子はだめだね、良い女性の敵は世界の敵だよ。」

山賊狩りについては…なぜか好印象
忌避されるかもと思ったがそれはない様で良かった良かった

「へぇ…あぁよろしくシャニス、吸血鬼のお嬢様?」

王族に討伐指令が出される種族であり特徴的な八重歯
ほぼ間違いなく種族が確定しているだろう…吸血鬼の令嬢と出会えるとは、これはついてる!と小さくガッツポーズ

シャニス > 「そんな事でいいなんて欲がないのね」

デートと言えるかは解らないがこんな場所で遭遇しそうやって歩いているのをデートと言えばデートなのだろうと納得する。
最初こそ内心は警戒していたがどうやら本当にイイ人だと感じ取り警戒を解く

「私は何もしないで眠ってる事が多かったのに大勢で攻めてきたのよ。
お陰でお城も全部無くしたわけですわ」

思わずにそんな事を口にしてしまい。
慌てて忘れてと顔を赤らめてお願いする。
山賊狩りは自分も食事に困ったときにしていただけに悪いとは思ってはおらず。

「……あら?今度は大正解ですわ。でもお嬢様ではありませんわよ」

正体を言い当てられ驚きのあまりに足を止めてしまう。
もしかして討伐するの?とばかりに男性を見上げて

ドルクス > 「襲い掛かってガツガツしてる方がよかった?」

強姦魔になる気はないのでそんな事はしないのだが
それに手を出した相手が猫ぐらいならともかく虎であれば食い殺されるのはこっちだ

「お、城…?え、ちょい待って。シャニスってお姫様?」

良い所のお嬢様というのは予想していたがさすがに城は想定外
姫、誘拐、死の文字が脳裏に浮かび思わず顔が引きつる

「お、やったね♪
……ふっ、心配しなくたって吸血鬼とか俺には関係ないよ。
人でも魔族でも何でも、差別する気はないしね」

だから罠にかけたりしないよ?と振り返る

シャニス > 「そんな方でしたら今頃全力で引き裂いていますわね
貴方からはそんな匂いがしませんでしたから信じていましたよ」

くすくすと小さく笑いを零しては冗談ですわと続けるが
口にした一瞬、閉じた左目から赤い光が見え。

「忘れるほど昔の事ですわ。今は家名の忘れたただのシャニスですわ」

何かを考えたのか顔が引きつる男性に心配ないですと安心させようとして

「あら珍しい。吸血鬼を狩れば大金を貰えるのは今もでしょう?
ドルクス様みたいな方は初めて見ましたわ」

まさかの予想外の言葉に振り返った男性を驚きの目で見て
そんなのにかけませんと頬を膨らませてしまう

ドルクス > 「そ、それはやだなぁ…匂いかぁ、流石だね。」

一度だけ瞳から光が消えたのは見えた
それ程の事が過去にあったのか…それとも…

「そう、なら君はただのシャニスだ。
永い眠りから覚めた可愛い女の子、それだけで十分さ」

そう、それだけで十分
王家の陰謀とか権力争いとか人魔闘争とか…ハッキリ言って面倒くさい
難しすぎて頭が痛くなるのだから無駄に気にする必要はない

「女の子の首持ってオヤジ共の機嫌とるなんて吐き気がするね。
それに、君の首を持って行こうなんて思ったらいくつ命がいるのやら…不毛だよそんなの」

シャニス > 「非力な私でも自衛ぐらいはできますのよ。
ドルクス様はいい人だって匂いがしますわ」

思わずに開きそうになった左目を閉じ、少しだけ誤魔化す様に笑い
なんでもないですわ、と繋いでいない手を小さく揺らす。

「そうして見て頂ける方が私も気が楽ですわね。
可愛いだなんて照れますわよ。ただのお寝坊なんですから」

元の家名を思い出させて利用するなどではなく私個人として見てくれる。
その事が嬉しく知らずに繋いだ手を強く握ってしまい。

「そういうのが大好きという方も多いのではないですか?
目を覚まして最初に出会えたのが貴方で私が運がよかったのですね」

もしそんな事を考えるなら全力で抵抗しただろうがそうはならずによかったと。

ドルクス > 「非力ねぇ…それはまだ分からないかな?」

何かを隠す仕草…女性がよくやる仕草だ
こういう時に無駄にしつこくするのはまさに悪手
だからもうこの話は聞かない…

「知ってるかい?寝坊っては可愛い女の子がやると美点になるんだ。」

強く握られる手、好ましくは思われているようだ…やったぜ!
とは言いつつ、この楽しいデートももう少しで終わりになってしまう

「オヤジ趣味はないよ。それに今すぐ死にそうなほどお金が無いってわけでもないし」

段々と木が少なくなっていく
山を抜けるのはもうすぐ…時間の問題だろう

シャニス > 「そこは嘘でもそうと言ってくれた方が嬉しいものよ?」

あまり深くは聞いてこない事に安心し
どうせならもっと楽しい話がしたいというように目を向けて

「そんな事を言われたのは初めてかしら。
いつも寝坊助って怒られてたのよ」

男性の言葉に美点と言われて頬を少し赤く染め
楽しく話している間に気が付けばもうすぐ麓と言う所にと

「趣味はそれぞれと言いますわよ。でも今日収穫できなくて大変になるのではないですか?」

この楽しい時間も終わりに近づくにつれ残念という気配を滲ませて

ドルクス > 「嘘は良くないでしょ?
それに過小評価してるとか思われたら嫌だし?」

そんな事で喧嘩別れはご免被る
折角仲良くなれたのだからこの縁は逃がしたくない

「寝る子は育つってね。頭を柔らかく柔軟に起きてかないと、睡眠削るとか死ねって言ってるのと同じだよ?」

顔を赤くするなんて可愛いなぁと内心で呟く
思ったより初心な反応が多いが…男と話し慣れてなかったり?

「別に?少し欲しかったってだけで絶対に要る訳ではないよ、また明日にでも来ればいいし。」

だから今日の収穫は十分だよ、そう言って頭を撫でようと…

シャニス > 「本当に素直なのね。
それにちゃんと見ているのね」

この男性と敵対して会わなかったと心から安心し
こうやって仲良くなれた事に信じていない神様に感謝を少しだけする

「少し育ち過ぎた気もするの。起きてすぐは重心に苦労したのよ。
そうよね、睡眠時間は大事よね」

微笑んだり赤くなったりとコロコロと表情を変えて楽し気に話し
本当に久しぶりに危険のない状態で話す異性に照れも混じり

「それはそうなる前にという事ですわね。では私は明日の収穫が良いものであるように祈りますわ。ふわ?」

明日はもっといい収穫がありますようにと祈ろうとすれば頭に手が乗り驚いた声をあげ
撫でられれば気持ちよさそうに目を閉じる

ドルクス > 「当然、嘘つき男は男女問わず嫌われるしね?」

それにきちんとした目を持っていなければここまで生きてこられなかった
口には出さないがそれがまぎれもない真実

「ふむ、確かに……育ってるねぇ…」

じっとシャニスを見つめる
ドレス越しに見ても…これは抜群のプロポーション
今日一番真面目な顔をしながらそう目測する

「いや、二日続けて美女と山で遭遇とかそれはそれで怖いよ?
ハハ、可愛い反応するね?」

驚いてはいるが拒絶はされなかったので一安心
手触りの良い髪を撫で、最後に手を取り手の甲に口づけを

「それじゃぁシャニス、ようこそこの時代へ…願わくば君に幸多き事を。
ピンチに呼んでくれれば微力ながらお手伝いするよ」

シャニス > 「正直な人は損をするともいいますわ
でもドルクス様なら大丈夫ですわね」

嘘は言わずに見る目も持っている。本当に珍しい人と思わず関心してしまう。

「その目線がなければ完璧でしたわよ」

じっと見る視線がどこを見ているか解れば思わずに身体を庇うように身を揺らし胸が揺れる。
真面目な顔と言っている事の違いに少しだけ目つきが鋭くなるが直ぐに元に戻り

「判りませんよ。この山は遺跡が多いですから。だ、だっていきなりでしたから…」

突然に撫でられた事に抗議をするように慌てて釈明し
手を取られ甲にキスをされると真っ赤になる。

「ありがとうございます、ドルクス様。
私もあなたに何かありましたら出来るだけの事は致しますわ。
あ、もうつきましたわね」

男性の言葉に慌てて身を繕えばにこやかな微笑みと共に返し
麓へとつけばそっと手を離す

ドルクス > 「正直者と馬鹿正直の間で立ってると結構得するもんだよ。」

キリッと言い切ったがジトッと睨まれてしまった
やはり目線が向いてしまう…これは仕方ない!仕方ないんだ!

「遺跡から出てくるのが可愛い女の子だけだと良いけどね…」

謎の虫とか兵器とか出てきたら怖い
オッサンが出てきたら逃げる自信がある
遺跡に転がる棺の中には美少女、これだけは確定していてもらいたいものだ

「あぁ…それじゃぁまたどこかで、折角眠りが終わったんだから存分に楽しんでね。」

多くはないがゴルドの入った袋を渡しまた山へ向かう。
とにかく先立つものは必要だろう
宿を取っている訳ではないので今日は野宿…今日の思い出を胸に頑張ろう