2016/04/27 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈の一角、うっそうと茂る木々に囲まれた小さな湖の畔に少女は居た。
その手には釣竿、伸びた糸は湖の中へと続いていた。
別にこの湖へと釣りを目的として来た訳ではない。
暇潰しのついでに気晴らしに暴れたかったから、それならばここだろうとやってきたのだ。
その気晴らしの相手は見付からなかった、代わりにこの湖が見付かった。
川釣りや海釣りはした事があったが、こういった湖ではした事がない。
ならば、何が釣れるだろう?そう思い、こうしているのである。
結果は…まぁ、側に置いてある空のバケツが物語っているだろう。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にディン・タウロスさんが現れました。
■ディン・タウロス > 暇つぶしに山賊でも狩ろうと趣味と実益、食事も兼ねて山賊の
良く表れる山中へやってきたはいいものの、獲物になる山賊がおらず山の中を彷徨うことになって。
「道に迷ってる訳じゃないと思うんだがな…まさか山賊がいないとは思わなかったな。
誰かに先に狩られた後だったりしてな…と、水の匂いか。
行ってみるか、川だったらそのまま沿って歩けばいいしな。
それに、久しぶりな相手の匂いがする気がするし」
鋭敏になった感覚に水と知り合いの匂いを感じ取れば湖の方へと歩いていって。
湖に到着してそこで釣竿を垂らしている見覚えある少女を見つければ、そちらへとわざと足音を立てながら近づいていこうとする。
■タマモ > 釣れるも良し、釣れぬも良し、釣る事への拘りは釣りには必要ない。
それゆえに、こうして釣りをしている最中の少女は不調だろうと不機嫌になったりはしない。
しかし、不思議なものとは考えていた。
不調とはいえ、一匹も釣れないどころか、ずっと釣竿への反応が一切ないのだ。
少女は分かってない、この綺麗な湖には、綺麗過ぎる為に魚はいないのだ。
と、ぴくり、と耳が揺れた。
離れた場所からここへと近付いてくる足音。
まぁ、こんな綺麗な湖なのだ、寄って来る者も居るのだろう。
気にした風もなく、こちらは釣り糸の先へと意識を変えずに向けていた。
■ディン・タウロス > こちらの接近に気付いているのか、いないのか、変わらず釣り
糸を垂らしている相手へと後ろから近づいて、声を掛けながら隣へと立とうとして。
「よぉ、久しぶりだな、タマモ。
釣りしてるみたいだけど、一匹でも連れたか?
…ああ、坊主か、残念だな。たくさん釣れてたらお裾分け貰えるかって期待したんだけどな」
見知った尻尾と耳を横目で眺め、今日も綺麗な毛並みだなと、もふもふしてみたいなとそんなことを考え。
バケツの中を覗きこめば一匹も釣れていないことに気付いて坊主か、と残念そうに呟いて。
■タマモ > 相手は何をしに湖に来たのかは知らないが、その足音は明らかにこちらに向かってきていた。
それに気付けば、釣竿を一旦引いて手元へと戻す。
さて、誰が来たのやら、と後ろを振り向こうとする前に、相手の方から言葉を向けてきた。
聞き覚えは…どうやらあるようだ、振り向いてみれば、予想通りの相手が居た。
「ふむ、如何程振りじゃったか?久しいのぅ、えーっと………ディン。
ずっと居たんじゃが、どうもまったく釣れる様子が無いのじゃ。
まったく、この湖には魚一匹と居らんのかのぅ?
まぁ、ともあれ、元気なようで何よりじゃ、他の者達もな?」
知っている者だ、いつものように気軽に声をかけ、ひらりと釣竿を持ってない方の手を挨拶代わりに振る。
名前の前に少し間が空いたのは、相手の名前がぱっと浮かばなかったからだ。
多分、その様子を見ていたならば、分かるかもしれない。
バケツを覗き込み、残念そうにする様子に、はふん、と溜息をついてみせた。
「…して、このような場所に何かある訳でもないじゃろうに、どうかしたのか?」
ぽんっ、と釣竿を戻し、同時にバケツも戻しながら、問う。
この辺り、これといったものはなかったような気がしたからだ。
…というか、歩き回って何もないのは知っていたな、うん。
■ディン・タウロス > 「…若干のその間が不安になるけど、まぁ、覚えてて貰えたん
だったらいいか。
結構、前に会ってから間が空いてるよ。
結構長い事釣りしてたのか?
んー、これだけ広い湖なら釣れてもおかしくなさそうなんだけどな。
ん?ああ、俺もあいつらもみんな元気だよ、良かったら後で
見せて…もしくは味わってみてみるか?」
相手の言葉に湖を覗き込み、なんで魚がいないんだろうなと首
を傾げつつ手を湖にかざして。
触手を一本、湖の中に落として潜らせて、湖の中を探索させることにして。
「ああ、ここに趣味と暇つぶしと実益と食事を兼ねて山賊を狩りに来たんだけどな?
生憎と今日は山賊も出てこなくて…ふらふらと彷徨ってたらここに出たんだよ。
まぁ、タマモに会えたんだからラッキーだったけどな?
タマモはこの湖に釣りに来てたってところか?」
ここに来た理由を相手へと話して、相手がここに来た理由は先ほどまでしていたし、釣りをしに来たのだろうかと尋ねて。
■タマモ > 「うむ、無駄に心配事はするものではない、気にせん事じゃのぅ?
まぁ、そうじゃろうな。近々であるならば、すぐに浮かぶものじゃ。
そうじゃのぅ…かれこれ、数時間程か?
そうかそうか、別に味わおうとは思わぬが、元気ならば何よりじゃろう」
しばらく同じ体勢だったのだ、体を解すように、軽く体を捩じらせる。
言葉を返しながら、改めて結構居たのだな、とか思っていた。
ちらりと湖へと消えていく触手を眺めて。
「お、おぉ…そうか…それは大変じゃったのぅ?
まぁ、妾と会えてラッキーなのかどうかは疑問ではあるのじゃ。
………うむ、妾は釣りにきておったのじゃ、そうじゃぞ?」
うん、実に目的が同じだった。
何気なく視線を逸らしながら、こう、労うかのように呟く。
そうなると、目的は…と、そこで勘違いの言葉が耳に入る。
そう、それだ、それを目的にしよう。
考え至れば、うんうんと頷いてみせた。
明らかにおかしな言葉の間を見せて。
■ディン・タウロス > 「ああ、気にしないことにするよ。
数時間も釣りをしてて釣れないっていうのもおかしな話だよな。
よっぽどタマモの釣の腕が悪い、とかならともかく…な?
どちらかというと、俺がタマモを久しぶりにたっぷり味わいたいって思うけどな?
その時にこいつらも味わって貰えたらってな」
楽しげに言いながら身体を動かしている相手を見て、触手に湖の中を探らせていき、魚がまるでいないことを確認してから触手に泳いでていいと指示を出して。
「…道に迷って湖に出て、これ幸いと釣りをしてたって感じだな?
なんていうか、誤魔化すのが下手だな、タマモは。
それと…この湖、魚が一匹もいないぞ?
幾ら待っても釣れない訳だよ、これじゃ。
湖の水が随分と綺麗過ぎるから、それが原因か?
なんでここまで綺麗なのかが分からないけど」
視線を反らしている相手にどうやら言葉通りに釣りに来た訳ではないと感じて。
恐らく道にでも迷ったのだろうと少しずれたことを言いながら、そっと手を伸ばしてぽんぽんと相手の頭を撫で撫でしようとする。
■タマモ > 「ふふんっ、素直で良い事じゃ。
…そうじゃろう?これだけ釣れねば、おかしいものと考えるべきじゃろう。
いやいやいや、待つのじゃ、妾の腕が悪い訳がなかろう!?
これでも、川では何匹とて釣っておるんじゃ…!
なるほどのぅ、その無駄に直線的な物言い、嫌いではない。
ふふ…お主との一対一であるならば、気分的に受けてやらんでもないぞ?ん?」
どこかこう、偉そうに胸を張りながら言葉を紡ぐ。
が、釣りの腕が悪いとか、そんな例えが出されれば、全力で否定をしてみせる。
釣れないのは仕方ないが、それを腕のせいにされるのは気に入らなかったらしい。
男性の誘いの言葉、くすくすと笑いながら答える。
確か、あの触手には何かしら能力があったはずだ。
変に遠回りに事に及ぼうとしたり、何かしらされるのは、なんとなく嫌う。
だから、この真っ直ぐな誘いには、別に受けても良いだろうと考えた。
その誘った本人だけ、となる訳だが。
「………ディンや、余計な考えは巡らせぬべきじゃと思うぞ?
良いから気のせいとしておくのじゃ、悪い事は言わぬ…のぅ?
なん…じゃと…!?
ば、馬鹿な…魚一匹も居らぬ水場に何の意味がある!?
おのれ、妾を謀りおったか!?」
図星を突いたに違いない、言葉になんか脅しが入ってきた。
そして、次いで耳にする言葉に、がびーんっと大ショック。
だむだむっと地団太を踏み、びしり!と指を差す。
別に謀ってはいません、勝手に勘違いしただけです。
唸りながら湖を睨み付ける少女、撫でる以外に手を伸ばす目的がないならば、素直に撫でられるだろう。
撫でられるのは嫌いではない、気持ち良いから、少しだけ落ち着くかもしれない。
■ディン・タウロス > 「川釣りは得意ってことか…それなら今度、海に釣りに行くって
いうのも面白いかも知れないな?
川とか湖と違って凄く大きい魚もいるってことらしいし。
ふーむ、俺との一対一か…もちろん構わないぜ?
タマモとするのにこいつら抜きでって言うのは前もしたし…タマモが折角受けてくれるって言うなら、それくらいは我慢出来るしな。
それなら、少し離れた岩場の陰にいくか?
ここなら誰もいないだろうから、お日様の光を浴びながら、でも出来るしな」
釣りの腕に言及すれば否定する相手に楽しげにくすくすと笑って、釣りにはどうやら自信があるらしい相手に海に行ってみてはどうかと勧め。
一対一なら、と言われれば触手の使用を禁じられたのは残念なものの、それでも相手と肌を重ねるのは楽しいし気持ちいいので了承をして。
山賊が出る山の中で、他に通りかかるような者もいないので、外で行為をしようと誘い。
「分かったよ、気のせいってことにしておく…って、謀ったって湖が誰かを謀るとか出来ないと思うけどな。
いや、水場なんだから泳いだり飲んだりとか出来ると思うんだけどな」
異様なほどに澄んで綺麗な水、もしかしたら生物に有害な何かがあるのかも知れないものの、触手が元気に泳いでるので大丈夫だろうと考えて。
頭を優しく撫で撫ですれば少し落ち着く相手に、まだまだ撫で撫でを続けて髪の手ざわりを楽しもうとする。