2016/03/21 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 「…さて、ここはどこじゃ?」
気が付いたら、そこはどこかの街道だった。
うん、確か九頭龍山脈とやらのどこかの洞窟やら遺跡やら、漁…もとい、調べにきていたはずだ。
今回はなかなか見付からなかったから、茂みのちょうど良い広がった場所で寝転がって…そこから記憶が無い。
続く街道だけ見たってそこがどの街道かはっきりと分かる訳もない。
これは、誰か取っ捕まえて聞いた方が良いだろうか?
そんな事を考えながら、街道の外れで空を見上げていた。
■タマモ > どこかから、転移使えばいいじゃない、なんて台詞が聞こえてきそうな状況だ。
確かにそれを使えば思い描いた場所に行けるだろう。
だが、それをこの状況で使ったら、なんか負ける気がするのだ。
何の勝負だって?そんなものは知る必要もない。
ともかく、転移はどうしようもなくなった時の最終手段、それまでは…歩くのみ。
いや、今は歩いてもいないが。
とりあえず、お腹が空いた。
手に提げた風呂敷包みに手を突っ込み、ごそりごそりと何か無いか漁ってみた。
取り出したのは、サンドイッチ。
そうそう、長く出る訳ではないが、小腹が空くかもしれないと持ってきていたのだ。
…少し潰れてるけど気にしない。
■タマモ > では、せっかくなのでサンドイッチを戴こう。
適当に座るのに程よい岩に腰を下ろし、サンドイッチを食べ始めた。
何というか、こういう時に限って人通りがないみたいだ。
これでは聞くどころの問題ではないのかもしれない。
まぁ、道は必ずどこかに通じるものだ。
ならば、適当に進んで行けば見知った場所に着くかもしれない。
当然、そんな場所にさえ着けないかもしれないのだが。
サンドイッチを頬張りながら、ふむ、と一つ頷いた。
■タマモ > 「ふむ…?」
ぴくん、と耳が揺れる。
サンドイッチの最後の一口を食べ終わったところだ。
よく分からないけれど、嫌な感じだ。
それを感じる方角は分かるが、それがどこなのかが分からない。
軽く考え込み…よいせ、と立ち上がる。
ゆっくりとその姿はその場から消えていった。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道」からタマモさんが去りました。