2015/12/26 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にレプレさんが現れました。
■レプレ > 夜に差し掛かろうと言う時分、葉に覆われた木の枝の上へと陣取り山中をじい、と見据える姿が一つ。とは言え、息を潜め、葉擦れの音すら発てずに木々の合間に隠れる体躯を見つけるのは容易い事ではないだろう。
兎角、そんな様子で周囲を見据えては今夜の獲物が通り掛からないか、とただ只管に待ち。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にイーヴィアさんが現れました。
■イーヴィア > (戦争も集結し、ようやく世の中も落ち着きを取り戻し始めている
戦時中は不足していた資源も、今になってやっと補給路が復活してきて居るが
施設や建物の修復などに優先的に回されている為
己のような鍛冶側にはなかなか回ってこないのが現状で。
無論特需により大分資金は潤ったが、今は逆に枯渇しつつある原材料備蓄を
自力で確保しなければならず。)
……ん? へぇ…この辺りにも生えるようになってきたのか。
(ふと、木々に囲まれた森中を進むその最中に、道端に咲いていた花へと視線を送れば
その珍しさに一寸瞳を瞬かせ、その場へと屈み込んだ
肩に担いでいた布袋を下せば、ガチャリと鳴り響く硬質な音
その殆どは、希少な鉱石や原石であり
見ようによっては、大事そうな荷物には見えるだろう
実際鍛冶屋には大切な荷物であるのは間違いない、が)
■レプレ > 暫しの間、そうして山中の監視をしていれば遠目に見えた人影。如何やら大人数ではないらしい。
やがて己が隠れ潜む木の近くで歩みを止めた姿を改めて確認する。下ろされた荷物の中身が擦れたのだろう、硬質な音。獲物としては十二分だ。
それに、今は何やらよそ見をしているらしい。
音もなく、小さく一人納得した様に頷いてからの行動は早かった。腰に携えたククリナイフを引き抜きながら枝を蹴って飛び降りる。
着地の目標は丁度、男が屈み込んでいるその背中。
■イーヴィア > (基本的に連れは付けない。 荷物持ちも採掘も全て1人で行う主義であり
故に周囲に人影は無い。 己を狙うその視線が、集団行動でさえなければだが。
軽く指先で触れて見たのは白い花弁、この付近どころか、見かけることも希少な植物であり
背にした鉱石よりもむしろ、珍しげな視線を向けていたが)
…………!!
(一寸、その背後の気配に気づくのが遅れたのは。
植物に気を取られていたこともある上に
恐らく気配の主の隠密スキルが高かった事もあるだろう
枝を蹴った、其の僅かな音で振り返った直後、翻る鉄色に
反射的に右腕を翳して受け止めるか
響く硬質な音、女に伝わるのは確かな手応え
けれど刃から伝わるのはきっと、肉を突き刺したのとは異なる異質な感触の筈で)
……ッは! 危ねぇ!
(僅か遅れて、襲いかかってきた其の影へと、振り上げる逆の腕
そのまま横薙ぎに、祓い飛ばそうと)
■レプレ > 上方から飛び降りた事による加重の乗った刃先。
然し、狙った背中が振り返ったのが見えた。チ、と盛大な舌打ちを逃がした矢先、鈍色が捉えた肉とは異なる感触。
刹那、横から与えられる勢い。支えの無い体躯がその場で留まれる筈もない。
「……ッ!」
小さな呻き声をひとつ。そうして勢いの儘に体躯が吹っ飛んだ。
咄嗟、羽織る短いマントを抱き込む様にして簡素な防具にしつつ転がるようにして受け身を取り。
■イーヴィア > (掌に重みはあった。 離れた人影が受け身を取るならば、その姿を視線で追い
刃の抜けた片腕を軽く振りつつに、足元に置いた、皮袋の口を強く縛り
其れから、その屈み込んだままの姿勢で、今度はしっかりと警戒を見せようか。)
クク、おっしいナァ! 偶々気付けなかったら危なかったかも知れないぜ。
……何か恨まれる様な事をした記憶もないが…大方、盗賊ってトコか?
(暗殺者の線も一瞬よぎったが、生憎命を狙われる覚えは無い。
正体についてカマをかけつつ、小さく笑って見せたなら
……相手の目の前で、再び、その植物へと視線を落とし
其れが咲いている付近の地面を、腰のスコップで掘り起こし始める、か
まるで、命を狙われたという事実なぞ気に留めぬかの様に
僅かに地面を掘れば、槌の中から見えるのは植物の球根
其れを数個掘り出しては、鉱石とはまた別の、小さな皮袋へと入れて行き)
■レプレ > 転がる体躯を丸め、空いた片手で地面を叩き突けばその儘低い姿勢へと起き上がる。
刃先を男へと向け直せば、其処へと伝う色を確認して怪訝そうに眉根を寄せた後、再度目の前の姿を捉え直す。――如何やら、頑丈な造りをしているらしい。
「その荷物置いてきなさいよ、命だけは助けてあげるから。」
反応の良さやら身体の頑健さやらを鑑みれば寧ろ自分が対するには良くないタイプだろう、相手。然し、口が紡ぐのはお決まりな常套句。
脅しをかけたものの、男は狼狽えるでも向かってくるでもなく、何やら地面を掘り始めているではないか。眉間に刻んだ皺が一層深くなり、
「……ちょっと。アンタ耳ついてんの?」
不機嫌さをありありと出した声が吼える。
■イーヴィア > (この森の中、気配を消しながら頭上からの襲撃という芸当をやってのける辺り
その身軽さは特筆すべきものがあるのだろう、少なくとも真似はできない。
奇襲さえ凌げば逃げて行くタイプかと思ったが、未だこの場に止まった儘なら
響いてきたセリフに、一寸瞳を瞬かせてから、可笑しそうにけらりと笑い)
お断りだね、折角手に入れてきた商売道具を、そう簡単に渡して堪るかっての。
(断固拒否の姿勢を示しつつに、けれど、相手を追い払うという仕草は見せない
先刻の声音からして女だろうかと気づきはしたが、あえて指摘はせずに置き
掘り出した球根のうち、一番小さな豆粒くらいの其れを指先で弄びながら
改めて向きなおる、女の方向。)
……ハハッ、ちゃんと聞いてるさ。
なぁに、ちょいと珍しい物を見つけたからなァ、確保させて貰っただけさ。
ーーそれに、お前さんにゃ、俺を殺すのは無理だね。
(先刻から拘っているその植物の正体……名を、ヴァニラフロルと言う其れ
球根に強烈な媚薬成分を含む其れは、希少植物の一つであり
寧ろこのまま持ち帰れば、布袋の鉱石よりも価値がある代物
ふと、そんな最中に、何かを思いついた様に挑発じみた言葉を女へと投げて)
■レプレ > 矢張りそう簡単には奪わせてくれないらしい男の荷物。商売道具、となればそれも当然なのだろうけれど。
男の動きから目を離さぬ儘、隙を、タイミングを窺う――隙は、あるように見える。けれど、その余裕具合がどうにも強引に攻める機を測り損ねてしまう。
如何したものか、と考えていれば再び口を開いた男。興味も無さそうに、あっそ、だなんて告げたのも束の間、続いた言葉に単純な思考が一気に熱くなる。
「……ハァ?」
明らかに怒気を含んだ声音。ナイフを握る手に力が籠った。
瞬く間、地面から手を離し、シースベルトに挟まる小振りのナイフを2本、指の間に挟み持ち、目隠し代わりに男へと投擲――儘、姿勢を低く保った儘に地面を蹴る。
正しく猪突猛進。容易く挑発に乗せられ、男が手に持つ其れが何かを確認もしないで苛立ちの儘に再び男へと襲い掛かり。
■イーヴィア > (さて、感情のコントロールは上手い方か、否か…答えは直ぐに出た。
暗闇の中、女が何かを投擲したならば、その腕の動きから軌道を目処つけて
目にだけ当たらぬ様に、大雑把に腕で守る。
飛来するその刃が、片方腕へと当たり、もう片方が腹部へと当たるならば
怯むことなく、寧ろ、痛がる素振りもなく素早く刃を引き抜いてーー)
……っと! 速いな…!
(改めて、女の姿を捉えようと視線を向けたその瞬間には
その姿はすでに己が懐まであと一歩の所まで迫って居た
瞬発力か跳躍力か、何れにしてもそのスピードに感嘆の声を零しつつ
もし、女がそのまま突っ込んでくるのなら
その体躯を真正面から受け止めて、ぐるん、と、草木生い茂る地面へ
押し倒して仕舞おうとする、か。
果たして、其れが叶うかは相手次第だが…もし其れが叶えば
間髪入れず、その口の中へ、指先に忍ばせた小さな球根を
ひょい、と放り込んで仕舞おうとする、か。
ーー本来、不妊医療の医薬品としても使われる其れは
球根から抽出した成分を大いに薄めたものを使う
が、故に、例え豆粒ほどの大きさでも、未希釈である其れを
もしもその身に取り込んで仕舞えば……果たして、女の身体は如何なるか)
■レプレ > 十分に目眩ましとなってくれたらしい、放ったナイフ。然し、矢張りと言うかそれ以上の効果は無かったらしい事は男の様子からも察する事は出来る。
だが、距離は確りと詰める事が出来た。懐に入ってしまえば、皮膚の、筋肉の、薄い所は狙いやすくなる――然し、其処まで入り込み切る前に止められてしまった身体。
視界が反転して背中へと襲い来る鈍い衝撃。
「っ、――――」
背中を打った衝撃に息を吐き出そうと開いた口。間髪入れず、喉の奥へと何かが当たる。
思わず息を詰め、生理反応が喉を動かし、放られた其れを飲み込んでしまう。
喉への違和感に、息を詰めた衝撃に喉を押さえながら幾度か小さく噎せて。
■イーヴィア > (多少、相手の速さを甘く見ていた部分はあった。
実際もしこれが普通の人間なら、そもそも投擲されたナイフを
頑丈さだけで止めるなんていう無茶すぎる手段は使えなかっただろうから
恐らく仕留めることは容易かった事だろう。)
……ふぅ、暗殺特化の奴に狙われるってのもなかなか無かったしナァ。
正直ちょいと油断したぜ、ナイフの狙いも正確だったからな。
(先刻の挑発と比較すれば、相手の今の動きを至極真っ当に評価するかの言葉
その体躯を地面へ転がすこと出来たなら、噎せて咳き込む様子を見下ろしつつ
兎角まずはその両腕を、自由に振るえぬ様手首を掴んで地面へ縫い止め
軽く手首を捻りながら、先ずはナイフを取り落とさせてしまおうか。)
俺も別に、女に手荒にするタイプじゃあないんだけどなァ。
流石に、命狙ってきた様な相手なら、少しくらいお仕置きしたくもなるさ。
……しかし、世の中分からないモンだな、お前さんみたいなイイ女が
物盗りまがいの事してるなんざ、さ
(ゆっくりと、自らの重みを女の体躯へ預けながら、その自由を奪いつつ
それ以上の事は、此方からはせずに、まるで様子を伺うかの如く。
じっと、初めて間近に己を襲った女の顔を眺めては、ふと、そんな事を呟いて)
■レプレ > 噎せている間にも下される冷静な評価。何なんだ、とばかりに眦を吊り上げ、怪訝と不機嫌の入り混じった瞳で男を睨みつける。
その内に両腕を地へと縫い止められてしまえばその色は殊更濃くなるのだろう。
ぎり、とナイフを持つ手に走る痛み。堪え、柄を握る手を離さなかったものの、十数秒もすれば痛みと無理な筋肉の動きに耐え切れなくなり、手中からナイフが零れ落ち。
「アンタがさっさと荷物置いて消えてたら命なんか狙わないわよ!」
最初の奇襲だって、即殺までは狙っていなかった。まあ、当たり所が悪ければ、の可能性は否めないが。
徐々に掛けられる重み。耐え難い程ではないが、身動きは取れない。男の下でその拘束から逃れようとじたばたと四肢を動かし、身を捩る。
暫く逃げだそうと抵抗を続けていれば疲れたのか、徐々に上がってくる体温と呼気。――否、たかがこれだけの動きで疲労を感じる様なやわな体ではない。
それに、体温と呼吸だけじゃなく、皮膚が、神経が、少しずつ妙な心地を訴える。詰めた息は吐き出す内に仄かな熱を孕み始め。
■イーヴィア > ……いや、だってナァ…大人しく置いて行く訳ないだろ?
だったら結局命狙いに来る訳で、俺にしてみれば正当防衛だからなァ。
(そも、其れを言うならば最初の襲撃に失敗した時点で逃げていればよかったのだ
女がナイフを手から取り落とせば、手首を捻りあげる力を緩めてやり
ただ、その拘束だけは解かぬままに、逃げようと暴れる女を組み敷いた儘
観察めいて様子を伺っている、か
その内に、徐々にその様子に変化が現れる
呼吸へと混じり始めるのは熱か、あれだけの曲芸じみた芸当のできる体が
疲労で息切れとも考えられないなら、きっと其れが、先刻飲ませた球根が
いわゆる、「本物」であった何よりの証拠となるのだろう
一度、其の身体へと染み渡り始めれば、後はきっと
その異変を、その変化を、女が明確に自覚できるまでは直ぐの事だろう
希釈した物すらもが不妊治療に使われるのだ、その原液を取り入れて仕舞えば、その効果は比ではない
魔すらも堕とす、と比喩されるその魔薬が、子宮へと到達したその瞬間から
女の子宮が、狂い出して行く、か)
……効いてきたみたいだな、流石はヴァニラフロル。
ま、あんなに小さくても薬に変えたらン百人分だからナァ
さて…お前さんに耐えられるかな、と。
(初めて口にした植物の名前に、果たして女は聞き覚えがあるだろうか
裏の世界では悪名高いその植物は、其れこそ麻薬染みた流通をしている、が
……不意に、女の下腹辺りへと、己が腰を押し付けてやれば
ぐり、と、その奥底に潜む女の証を、子宮を、意識させる様に圧迫してやり)
■レプレ > 「~うっさい!」
男の言は至極正論だ。だが、正論だからと言ってその通りに出来る訳ではない。
ぎゃん、と噛み付かんばかりに吼えて。
とは言え、その攻勢もそう長くは続かない。
次第に早まる鼓動や熱を帯び始めた身体。荒くなりそうになる呼吸に、奥歯を噛み締め堪えようとする事に意識が、行動が逸れる。
地面に転がった際に、小石か虫か、飲み込んでしまったかもしれないと思っていたが、如何やらそうではないらしい。耳を掠めた単語には聞き覚えがあった。男の言葉に眇めた眼が、険を孕む。
「クソッタレだな…!」
思わず口汚い悪態が出た。
流石に詳細な効能までは記憶にないが、とんでもない媚薬の原料、とだけは覚えている。
早く如何にかしてこの状況から脱さなければ、と再びもがき始めた矢先、ぐ、と圧迫される下腹部。
「ッ、ぅア…――、っ、ど、け…ッ!」
加重による苦しさとは異なる重苦しさに、思わず上擦った声が洩れる。
怒りか羞恥か、顔へと朱を昇らせては再び体躯を捩り。
■イーヴィア > そうは言ってもナァ、先に手を出してきたのはお前さんの方だし?
それに、運も大分悪かったよなぁ、狙った相手が俺だったのも
俺がコイツを見つけたタイミングだったのも、ナァ。
(恐らく、今何を言った所で女からは文句しか帰ってこないだろうと言う予測
少なくとも今現状、色々な意味で窮地に立たされているのは間違いなく女の方なのだ
其れは貞操的な意味合いもあるし、もっと酷い意味合いもある
ヴァニラフロルが齎す薬効は、ただ媚薬成分を含むと言うだけではない
その凶悪な、排卵誘発と着床率の増加こそが裏社会で流通する理由
現在進行形で、女の子宮が雄の種を孕む為に作り変えられて行くのだ)
……やめときな、逃げた所で変わりはしないぜ
こいつはまだ解毒剤が見つかってないんだ、一度飲んじまったが最後
終わらせる方法はたった一つしか無い。
……ま、それでなくても…逃がしやしないけど、な?
(くつくつと喉奥で笑っては、次第に表情すらも熱を帯びる女の姿を見下ろし
悪態に応える筈もなく、寧ろ、同じように自らの腰を女の下腹へ押し付け
ぐりぐりと押し込む動きを繰り返しながら、胎奥を揺さぶり立てる、か
もっと、もっと染め上げられて仕舞えと、狂い堕ちて仕舞えと煽り立てる為に
そして次第に、下腹へと伝わる感触が変わるのは
衣服越しに膨れ上がる雄の証、熱塊の長大なる質量のせい、か
何を意味するか、なんてきっと明白
其れが、女を孕ませるのだと言う、言葉なき強烈な主張、か)
■レプレ > 本当に運が悪い。こんな事になるなら、と後悔しても遅いのだろう。
きっと、自業自得なのだろうがそれを認めはせず、悔し気に男を睨み付けて。
少しずつ薬効が現れ始める身体。自身の変化の度合いなど、改めて探さずとも分かる。
体温の上昇や早まる鼓動、荒くなる呼吸だけでなく、先程までは違和程度でしかなかった皮膚や神経が過敏になっていく様。一番、効果が如実に表れているのは躯の内側だ。
男に押し込まれる胎奥も、触れられすらしていない秘部も、じくじくと疼いている。
「は、――…っ、ん、…ッ、こ、の、変態…!」
男に揺すられて沸き起こる妙な感覚に殺し切れなかった呼吸を飲み込む。
深く吐き出していた息は少しずつその間隔を狭め、逃げ出そうともがいていた四肢にも次第に力が入らなくなっていく。
不意、圧されていた腹越しに覚えていた感触が変わりつつあるのに気付く。
触れた事のない異性の象徴を明確に覚え、羞恥と怯みが内心で入り混じる。薄らと潤んだ瞳にその怯みを隠しきれぬ儘再び罵声を飛ばし。
■イーヴィア > 変態? いにゃ、真っ当だね。
こんなイイ女が目の前にいて、寧ろ何も感じない方が如何かしてる。
……つーか、今更だが…お前、もしかして生娘か?
(超健全であるという、素晴らしく堂々とした主張を返しながら
とてもとても、今更過ぎる質問を目の前の娘へと投げかける
口は悪いし粗暴ではあるが、酷く初々しさを感じるその反応に
一寸首を傾けては、女へとゆっくり顔を寄せて…その瞳を、覗き込もうか
盗賊なんて家業をしている女が、いや、先刻の身のこなしならば
未だに捕まったことが無い、というのもあり得る話か
何れにしても、もしそうならば、きっとこれから為す行為は相当にハードルが高いだろう故に
次第、力の抜けてきたその両腕を頭上で束ねては、片掌で戒めてやり)
まぁ、こんな事を続けてりゃ、遅かれ早かれさ。
通過儀礼とでも思っておきな…まぁ、その通過儀礼で暫く悪さも出来ないだろうけど。
(自由となった片掌が、するりと女の胸元へ落ち
その乳房を柔く撫でながら、下へ、下へと滑って行く
行き着く先は、女の下肢、その秘部を隠す布地へと指をかけたなら
ずるりと、その腰元より千切るように引き剥がしてしまい
次に、自らの衣服へと指をかけては、ゆっくりと引き降ろして行く
女の視界に、晒されるだろう、先刻までは布越しの感覚だけだった熱塊の姿
人間の雄よりも遥かに長大、其れこそ人外の強靭な体躯其の物を表す其れを
目の前に晒される事となった女の秘部へと、静かに押し当てて
……僅かに、先端を押し込んだ状態にて、一度留めよう
初めてであるなら…せめて、覚悟を決める猶予を与える為に)
……なんなら、開き直って自分からきてもイイんだぜ?
■レプレ > 「ンの…いけしゃあしゃあと…!――――~うるっさい!」
まるで当然みたいな様子で宣う様子に苛立ちが募る。矢先、重ねられた問い掛けに、ぐ、と息を詰めたかと思えば頬に乗る朱を深めて吼えた。肯定も否定も口にはしていないが、その態度が、否定を口にしない事実が、既にそうだと認めている事になるのだろうが。
両手を纏められてしまう間も、弱弱しくはあるが振り解こうと試みる抵抗だけは止めずにいたものの、あえなく留められてしまう己の両腕に小さな舌打ちが洩れる。
そうして膨らみへと伸びる男の手。睨み付ける勢いを弱める事が無ければ、合わせられる視線も逸らしはしない儘――然し、過敏になった感覚が体躯を微かに震わせ、伝い降りる手指に呼気を逃がす。
束の間、下肢を覆う布地を剥ぎ取られ、冷えた空気に晒される感覚に喉の奥で上がりかけた悲鳴。寸での所で飲み込み、
「ひ、…ッ、」
だが、晒される男の逸物に脅えを孕んだ声が零れてしまう。
自身が身を置く賊の仲間共が阿呆をやって晒すそれとは明らかに異なるそれ。先端が押し付けられれば、薬効に煽られた秘所が帯びる潤みも感じるだろうか。然し、心身の反応は異なる。
狭い入口を僅かに押し広げられれば睨む眼はその儘に、男の熱から逃れようと下肢を身動がせて。
「誰が、っいくか…っ!やだ、離れろばか…!」
■イーヴィア > ……嗚呼、やっぱりか。
ま、生娘だろうが何だろうが、お仕置きはお仕置きなんだけどなァ?
(じゃあ何で聞いた、と言われそうな予感もしたが、悪びれない
如何聞いても生娘であると自分で認めている様な態度に、やれやれと肩を竦めては
一寸、如何してものかと考え込んでは……僅かに間を置いた、直後
片腕を、女の腰元へと回して僅かに抱え込み、己が体躯を女の上へと完全に預けては
罵詈雑言を繰り返し響かせ続ける女の唇を、己が唇を重ねて塞ぎ
……口付けを、与えて。)
……残念、断る。
……おとなしく子宮差し出して…孕みな。
(不意打ちの後、舌や唇を噛まれぬ様にすぐ口付けを離したなら、響かせる宣告。
その刹那、ぐんっ…と、一気に押し付けてやる腰が、宛てがっていた熱塊を
一瞬にして膣肉へと捻じ込んで……女の、純潔であった証を、貫いてしまう、か。
僅かな抵抗感、一般的には膜と呼称されるその個所を散らしては
もう、後は押し留める術など何も無い。
ずるんっ…と、勢いのままに、薬効により溢れ出した蜜の滑りのままに
押し込まれて行く熱塊の先端が、粘膜を搔きむしり、未だ未熟どころか
清らかですらあるその場所を、容赦無く蹂躙しては
その末に、女の奥底、閉ざされた子宮の扉へと深く、深く鈴口を口付けて
押し上げる。
ぐんっ、と、衝突した衝撃が子宮を突き抜けて骨盤へと響き渡れば
…自分が今、何を失ったのかは、きっと理解出来るはず、か)。
■レプレ > 「何で聞いたし…!」
男の予感は的中である。自分が上手く誤魔化せば――誤魔化した所で、ではありそうだが――良いのだからこれも墓穴を掘っただけなのだろう。
呆れた様子の男に更に怒りと羞恥が煽られる。
荒い呼吸を逃がしながら、更に強めようとする抵抗と悪態。然し、不意に抱えられた腰と縮められた距離に一瞬怯んだ矢先、唇へと触れた相手のそれ。
双眸を大きく見開いた刹那、告げられた台詞に羞恥と怒りに染まる表情に仄かに滲む怯え。待たず、狭い器官を押し広げて入り込む質量。
「――――ッ」
侵入を拒むように在った其処を貫かれれば、びり、とした痛みが内側で響く。
喉を反らし、痛みをやり過ごそうと試みはするものの、待たず、奥へ奥へと進み行く雄に粘膜を掻き毟られて起こる熱に、内側から広げられる圧迫感に、その痛みなど一瞬で吹き飛んでしまう。
今までに体験したことのない感覚から逃れようと、無意識にもぞつかせる下肢の動きは、意図せず中へと侵入を果たした雄への刺激になるのやも。
容赦なく、開かれる秘壺。その奥を、子宮口を、探り当てた先端に穿たれた其処。
「ッ、ぅ、あ――~…っ、」
胎の奥から腰へ、内側から外へと響く様な衝撃に堪え切れずに声が上がる。
熱にか、痛みにか、衝撃にか。それとも未知の感覚にか。己の意思とは関係なしに瞳の縁から溢れ出る涙。呼吸を荒げたままに男を睨み据え、
「は、やく…、抜け、…クソ…!」
懲りない罵倒か再び。