2021/04/30 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 武器屋通り」に八蛟さんが現れました。
八蛟 > ハイブラゼール内一角 武器や防具などの 身に着け振るうものが並ぶ場所 武器屋通り
様々な“戦う者”が訪れるこの場所は、鬼には好ましい雰囲気を漂わせている。
2mの背丈や顔に刻まれた向こう傷 荒々しい跳ね毛の金髪
毛皮羽織を背中には負った姿は たとえ角が無くても鬼を語れる。
周りも、鬼 八蛟が楽し気に周りの空気を感じるそれ ここで暴れたらどうなるだろう
互いに思うことは身構える気持ちと弾むそれだ

しかし、そう楽し気な妄想もしていられない
歩く道を蛇革のサンダルが ガランッ ゴロンッ と鳴らして道を続けば、自然と道ができる
図体がでかいと道の譲り合いも楽でいいと、暖簾掛けされた店舗へと、体格からやや屈むようにして入った八蛟
赤い瞳に縦筋の黒が浮かんだ蛇瞳は、武器防具の並ぶこの店の店主である、体を蒼く塗りつけている双角のオーガ種の男へ近づいた。

「ようオヤジ 手に入ったって? アタシに見合うもんが。」

互いに近種 八蛟が最初から丁寧な物腰になる必要もなく まるで知己のようにふるまう

「ほら、これは土産だよ」

ゴンッとカウンターに乗せたものは素焼きの大徳利瓶
墨筆で麦絵が施されたそれを渡せば、鬼同士 酒を嫌うものはいやしない。
すると武器を取りに行ったのか 奥へと消えている間にカウンターへと寄りかかる
図体がミシッと木造りをきしませ、腰に差したカマスを抜いた。

手綱型の太い煙管へ刻みを詰めると、火打ち金に乗せたホクチを叩いて散る火花。
小さな赤い粒が点いたなら、付けるだけで簡単に燃えてくれる。

「―――フゥゥゥゥゥ……。」

店内で遠慮なく煙を吐き出すと、銀色煙管片手にしばし待ち